英語を学ぶ人の動機は大きく分けて3つあります、
- 進学・就職・昇進などからくる動機
- 海外旅行や英語での映画鑑賞などの娯楽的動機
- 英語話者の人たちとのコミュニケーションを取りたいという動機
もちろんその全てが当てはまると言う人もいるでしょうがメインとなる動機はそれぞれ決まっていると思われます。
最も切実なのがやはり1番だと思いますが、切実が故に効率を求めてしまう傾向があります。出来るだけ長い期間をかけられるように余裕を持って学習計画を立てるのが良いと思います。
2番や3番は必要にせまられていると言う訳では無いので、比較的気楽に時間をかけて英語を学ぶ事ができます。しかし目標の設定次第では達成はあまりにも簡単でしかも長続きしません。せっかく時間をかけられるのですから高い目標を設定して毎日少しづづコツコツとやると良いと思います。
読んで字のままです、英語を学んでいると必ずと言っていいほど学習効率を謳う参考書などの教材やWEBサイトに出会います。英会話スクールなどのCMや広告などもいかに学習効率が高いかを伝える事をメインにしています。
しかしそういった参考書・WEBサイト・英会話スクールなどでの学習はあくまで補助的な効果しかありません。英語力を最終的に向上させるにはあくまでも英語に触れている量的な問題が肝心です。
ここで量より質が大事だ、と言うのが効率を求める人の言い分ですが参考書数冊、WEBサイト数ページ、英会話スクールに週に数時間ではお話になりません。参考書ならば数十冊・WEBサイトならば数十サイト、英会話スクールならば毎日通って初めて質を主張できます。ちなみにこの程度では量は主張できません。
別にこれらの効能を否定する訳ではありませんが、あくまでも補助的な役割しか無いと理解した上で利用しないといつまでたっても英語力は向上しません。ある程度の英語力がついて来たら、洋書や英字新聞の多読や英語でのブラウジングなどのinputと、英作文や実際の会話などのoutputの時間を作るようにして本当の英語力を養うようにしましょう。
ネイティブ=英語を母語とする人々という定義で話を進めます。英語を学習する人には未だにネイティブの発音に拘る人がいます。それもアメリカかイギリスのネイティブ限定と言う人が未だに大勢おられます。別にその事自体は個人の自由ですが私はそれらの人は損をしていると思っています。
そもそも日本の地方の人々に訛りがある様にアメリカやイギリスにも地域などにより訛りがあります。こちらのInternational Dialects of English Archiveに世界中の英語の発音の違いが音声付で掲載されています。ハリウッド映画などの影響で訛っていないと思い込んでいますが、ハリウッド俳優の人たちは訛りを矯正しているだけなのです。ちょうど日本の俳優の人たちが訛りを矯正しているのと同じです。
それでも国ごとの発音は大きく違うのでアメリカやイギリスの発音に拘る気持ちは理解できますが、聴き取るならば全ての地域の発音を聴き取れた方が良いですし、本当に綺麗な発音で話したいと思ったらネイティブの人たちでさえ専門のトレーニングが必要です。
国連の会議のニュース映像などを見ていると、英語圏でない国の代表の人たちは多少訛りがあっても堂々と英語を話しておられます。LとRの発音の違いなどはネイティブ以前の問題ですのでカタカナ発音をしない様にすべきですが、それ以上ネイティブの発音に拘る必要は無いと考えます。
私自身は中学・高校などで学ぶ英語の授業は有用であると考えています。唯一の問題点は授業である以上、テストを行い評価をしなければならないと言う点です。学ぶ生徒の側から言えばテストのための勉強で精一杯になってしまうのが問題なのです。
もしあなたが既に大人になって英語を学ぼうと思った時には、教科書は非常に良い英語教材となります。昔の教科書を保存している方は今一度読み返してもらえれば私の言う事が理解できると思います。時間的な制限がある中で、教科書の内容を完璧に覚えなければならないと言うプレッシャーから離れるだけでどれだけ同じ本が有効になる事でしょう。
そもそも会話(コミュニケーション)と言うのは100%の完璧な意志の疎通を目的する事はほとんどありません。しかしながら生徒にとっては100点満点のテストの点をいかに上げるかに注力しなければならず、大人になってTOEICなどを受験される方も含めてこれでは「英語力がついた」と言う自信に繋がる訳が無いのです。
自信は努力と実践によってのみ養われます、努力の方は十分にしているはずですので後は自分で使ってみれば良いのです。「日本人は英語が苦手」というのはある意味事実ですが、個人レベルで言えば幻想です。自分の意識をほんの少し変えるだけで学校で習った英語が役に立つ素養となるでしょう。