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エジプト1日目

とっても空いている飛行機でエジプト到着。
ビザは着いたときに、と言われて
どきどきしながら係りの人を探すがまわりはツアー客ばかりで
よくわからなかった。
ようやく探してもらってビザのお金を払い、少々不安になりながらも、
ガイドのオスマンさんに引き合わされる。
空港からホテルまでは、夜中なのにとても混んでいて、
一番驚いたのはビザの係りの人が高速道路の真ん中で
「ここで降りる」と言って道の真ん中で降りて帰っていったことだ。
大丈夫なのだろうか?
下を見ると、確かに駅があった。
駅の周りには、昼間かと思うほどの人ごみ。
この国の人は寝ないのだろうか?


エジプト2日目


前日は、夜中にホテルに着き 暗い中をようやく部屋までたどり着き、2日目は早朝から晩まで耳から出そうなほどピラミッドを見て歩いた。

なんといっても No1はクフ王のピラミッド! 車が近づいただけでグォーッとエネルギーがやってきて、石棺の近くでは「こんなパワーは生まれて初めて!」な体験だった。 ペットボトルの水を石棺の縁と中に置き比べてみると、石棺の中の水のほうがどう持っても密度も重さも勝っている! イヤー凄かった。 次女はそのエネルギーに無口に。。。 長女と私は超ハイテンション! 時差ボケも一気に吹き飛ぶパワー&体中の細胞が活性化して、翌朝のお肌の調子は最高でした! 「我が家にもピラミッドをつけようかしら。。。」と真剣に考える親子。。

(しかし、すべてのピラミッドのエネルギーが素敵なわけではなく、「アカン」といってすぐさま穴をよじ登った所もありましたが、、、)
私たちには「赤ピラミッド」はどうも合わず、早々に抜け出した。

下の写真は、夜に行われるギザのピラミッドの「光と音のショー」左の写真では、クフ王のピラミッドの中央に巨大なオーブがあるのがわかるかしら?(日本で絶好調だったデジカメが壊れたので、急遽エジプトで購入した「フジ」のデジカメで撮影。使い方が良くわかっていないので きれいに見えるかなー?)次女はピラミッドのパワーにやられてしまって、
一人でホテルで寝ていた。。。

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エジプト3日目その1

車でアレキサンドリアへ。

何しろカイロの街は物凄く渋滞している。 しかし、ここを抜けると砂漠が広がり車は一気に加速する。 最近は警察の探知機が付いていてスピード違反を摘発されることが多くなってきたようで運転手のアハマドさん(エジプトはアハマドさんとムハマドさんがやたらと多い)は何度かスピードを緩めていた。

カイロの街を少し離れたあたりで、近代的なガラス張りの建物群が次々に見えてくる。 エジプトのシリコンバレーと言うらしい。 建物と言う建物にはどこかにピラミッドが施されていて、それが砂漠と太陽の光に映し出されてとても綺麗だった。 マイクロソフトのあの人もやってきたらしい。 これを見て、またまた「家にもピラミッドを。。。」と強く願う。

アレキサンドリアは、地中海に面し、とても美しく「どこかに似ている。」せいなのか、とても懐かしく感じた。

元アメリカ大使館の建物をそのまま使った国立博物館は、とてもこじんまりした博物館ながら、展示の仕方がとても洗練されていて美しく、ギャラリーのようだ。 しかし、どんなに洒落た博物館でも、トイレはエジプト風?アラブ風?で水洗コックだと思って、お尻を洗うホースをひねってはいけない! 誰かさんのように頭からびしょぬれになります。。。
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クレオパトラが過ごした場所に建つオベリスクが一本だけ残っている。 ここは街中にある小高い山のようになっているが、現在、周りの地域は貧しく何だか寂しくなってくる。
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アレキサンドリア大図書館へ。 ここの図書館は予定になかったが アブミナ観光をせずにまわってもらった。(後から考えるとアブミナも行けばよかった。。次回は必ず!) 地中海から吹き上げてくる風がとにかく素晴らしく 現在はとてもモダンな建物になっているが、その地にあるエネルギーは深く、時が刻まれている。 貴重な資料は残っていないにしろ、先人たちが遠方からこの地を訪れ、学んでいったその足音が聞こえてくるようで、立ち去ることが困難だった。

図書に入れる時間は、なぜだか午後3時からだが、大勢の子どもや学生が1時過ぎから入り口付近でドアが開くのを並んで待っていた。

右の写真は、図書館の道路側の塀(?)様々な国や時代の言葉が刻まれている。 日本語もあった。 ちょっと要塞のような感じだったがカーヴがとてもきれい。
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エジプト3日目 その2



アレキサンドリアの街を移動している途中に、赤い軽トラックが横の道からフラフラと出てくるの
が見えた。 運転手のおじさんは横を見ているにもかかわらずそのまま車を進め、案の定、私
たちの乗っているバンにぶつかった。 どう見たって、赤い軽トラック(どうやら消防車らしい)が
悪いが、運転手は、車から降りて 我が運転手アハマドさんに文句を言っている。 偶然にもそ
こは警察署のまん前で、次から次へおまわりさんが出てくる。 見てないくせに証言をしている
人まで出てくる。 ガイドのオスマンさんに「大丈夫ですか?」と聞くと「そうとう良くないです。。」
といって、扉を開け放したまま車を降りていった。(「閉めていってよー。」と車内の声) 事故の
当事者の証言に飽きた警察官や見物人は(全部男性)今度は、私たちの乗っているバンに注
目を始めた。 乗っているのはアジアの3人の女性!(一人は結構年だが、、、)なので、次か
ら次へとやってきては声をかけていく。 エジプト3日目にして、「とりあえず女性には声をかけ
ておく。」というこの国の男性の方向性には慣れていたので、「無視,無視。」とお互いに声をか
けあい車の中で、待つこと数十分。 暗い顔で二人は帰ってきた。 それからのアハマドさん
は、車を止めるたびにその場に居合わせる人に、自分の不幸を頭を抱えて語り、最初は「アハ
マドさんて友達がおおいのね。。」と思っていたが、どうも初対面の人にまで語っている。その
数、十数人。。 そのうちに私たちは「アハマドさん また語っているねー。。」と遠い目でその様
子を見守る。 それからの車内は携帯電話の嵐! そのたびにエジプトポップスのタンタタンタ
タラッラ~がなるので、今でのその音が耳に残っている。 あとから聞いた話によると、アハマド
さんは契約によって自分でその車の修理をしなければいけないそうで、その落ち込みようも納
得がいった。 

アレキサンドリアまでは、飛行機を使うよりも車の方が効率的ということで片道3時間という長
時間、行きはオスマンさんのいつ止むとも知れぬ、冗談とも説明とも付かぬおしゃべりに仕舞
には相槌も打たなくなり寝たふりをする3人であったが、帰りは、あまりに落ち込む二人に声も
かけられぬ3人であった。(といってもバク睡していたが、、、)

カイロも近づいたあたりで、オスマンさんはふとガイドとしての役目に気づいたようで、急に饒舌
になり、「どこか行きたいとこないですクァ?」(かの発音がクァになる)と気遣ってくれるので、
「では、貴金属を見に行きたい!」とのリクエストを出し、連れて行ってもらった。店内にはザー
ッと貴金属が並び、今までは受身体制だった私が戦闘体制に入った。 最初は付き合ってい
た二人の娘も仕舞には「オスマンさん寝ちゃっているよ。」「店じまいの準備しているよ。」と私
の交渉にあきれ始めた。 仕舞にはクラクラするほど素敵なオーナーが出てきて、交渉が始ま
ったが、値段が決まったときオーナーは笑顔の一つも見せてはくれず去っていった。。。

これは博物館に展示されている宝飾品の数々。とても素敵!
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コピー ~ エジプト 028.jpgエジプト 025.jpg



夕食は、ギザのピラミッドがきれいに見えるレストランでの食事。
とてもロマンティックだった。



エジプト4日目その1

4日目はアブシンベル・アスワンへ飛ぶ。 モーニングコールは何と午前1時半! 4時半出発
の飛行機に乗るのだ。 いくら早起きの私でも。。。  しかし、空港に着くと人が沢山いて盛り
上がっていた。 空港内にアメリカ系コーヒーの店があったので購入したが どこかが違う。。

飛行機は、まずアブシンベルへ向かう。 カイロよりかなり南に位置するため 早朝でも暑い!
 とにかく暑い! しかも早朝なのに凄い人! ゾロゾロと音を立ててバスから降りてアブシン
ベル神殿に向かう。
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ラムセス2世と3つの神にささげられた神殿。真ん中の四角い枠の中にある小さい像は「ラー
ホルアクティ神」(太陽神ラーとオシリスの息子ホルスの2神が集合したもの) 何だかパワー
のあるものはすべてつぎ込む力!力!という感じ。

内部には、毎年2月22日と10月22日に朝日が差し込み、照らし出される4つの像(左からプ
タハ神、アメン・ラー神、ラムセス2世、ラーホルアクティ神)がある至聖所がある。

右端にいる人の大きさと比べるとこの大きさが伝わるかしら?



とにかく想像を絶する光景に圧倒されるが、睡眠不足の体にこの暑さは辛い。   

この神殿は、アスワンダムが作られるとき、水没する恐れがあったため、現在の場所に移築さ
れた。 この大きな神殿を約1000個の断片に解体して組みなおしたという。 空港でその作
業をするDVDを流していたが、それはそれは大変な作業。 しかし、今の時代に、こうした偉
大な建造物を目に出来る幸せは これを作り上げたり、移築に携わった多くの人々の努力と
底力から来るものだと頭を下げずにはいられない。(しかも、季節的にももっと暑い時期の方
が多かっただろうから。。。) しかし、あまりの壮大さに感動し、このDVDを買って帰ったのだ
が、写らない。。。 何だかわからないけれども、PCでもデッキでも写らない。「このディスクで
は再生できません」と出てくる。。 とても、悲しかった。 空港のおじさんは善意の人だと信じた
い。。(しかし、次回は買わないぞ!)



隣には、ラムセスの王妃ネフェルタリのために建てられたハトホル神殿があります。 大神殿
に比べると小規模だが、下のほうに写っている人と比べると、それでもまだ大きい。 ハトホル
神が宇宙人の顔みたいに見えるのは私だけだろうか? オスマンさんに言ったら、「そうですク
ァ? 牛に見えますね」と言っていた。。
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エジプト4日目その2



暑くて、混みこみのアブシンベルから飛行機でアスワンへ。 何とこの飛行機の時間がAM10
時15分発 物凄くテキパキとしたスケジュール! たった45分の飛行時間だけれども機内で
は爆睡。 アスワンはやはり暑かったが、人は少なく。 少しスッキリとする。 アスワンでの運
転手さんはヌピアの人。 この土地は、ヌピアの人が多い。 エジプトの人にとってとってもご自
慢らしい、アスワンハイダムへ。 しかし、私たち3人の興味は惹かず、「オスマンさん ここは
サラッと通り過ぎましょう。」と素通り状態でイシス神殿に向かう。

小さな船着場からボートに乗ってアギルキア島に向かう(もともとフィエラ島にあったが、ナイル
川の推量が増加して島全体が水没したため、移された)

オスマンさんによると、これが水没した島。

ほんとにこんなに水没するのー??
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船がイシス神殿に近づいていくと、白く美しい神殿が青いナイル川に浮かぶのが見える。何と
も女性的で美しい姿は、これまでに見てきたエジプトの建造物と対照的だ。
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別にここにイシスがいたわけでもないだろうけれども、この神殿に漂う「イシス女神信仰 総本
山」とも呼べるエネルギーに涙がこぼれる。

ものすごーく暑いんだけれども その静かさと ぽっかりとナイル川に浮かぶ形態 そこに流れ
るエネルギーにより 外から肌に感じる暑さとは違う温度感がある。





エジプト4日目その3


太陽が高くなり、物凄い気温になってくる。 日陰にいないとジリジリと音を立てて肌から水分が
蒸発されていくような気がする。 しかし、イシス神殿の中は別世界のようにしっとりとした空気
に満たされている。
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エジプトのハスの花のレリーフ。 日本のハスよりもサッパリとしている。 

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原初、太陽には自分で空に浮かぶ力はなく、
太陽を支えていたのは、原初の水から生えたロータス(蓮)の花だという。そのためロータス
は、太陽神・再生・豊饒の象徴とされていた。蓮の花は上エジプト(ナイル川上流地域)を、パ
ピルスは下エジプト(ナイル川下流地域)をあらわしています。 そのほかにも、上エジプト王の
白冠(ミトラ なだらかな流線型) 下エジプト王の赤冠(デシェレト とんがり帽みたい)でもあら
わします。 レリーフの中にも、赤冠と白冠のそれぞれをかぶった者や、上下エジプトを統一し
た証としてかぶる二重王冠 プスケントがある。 
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一つずつのレリーフを見ていると、色々な背景が見えてきて、冠や花に注目するだけでも面白
い。

まだ誰も、写真を縦に表示する方法を教えてくれないので、こんな状態。 娘の身長は170C
Mあるが、それを基準に見ても壮大なレリーフ。 ここでは、綺麗に残っているけれども、中に
は、後から権力を持ったものが気に入らない人物が削り取られているものも様々なところで数
多く目にした。コピー ~ エジプト 129.jpg





一番奥の祭壇に手を置きエネルギーを感じていたら、左のおじさんがニコニコやってきて な
にやら作法が違うと言い出した。
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←こうやるんだと よくわからない作法を教えてくれる。 このままズーット両手を上の方にあ
げていく。ちなみに娘たちはカメラのこちら側から爆笑している。

最後に、バクシーシ(チップ)をおねだりされ、「そんなもんだね」と思いながら、何だか楽しくな
った。





エジプト4日目その4

イシス神殿の後は、未完成のオベリスク観光を断りホテルへと向かってもらう。 昨年は、未完
成のオベリスクに行った欧米人の女性がが60度の気温の中倒れたと言う。。。35度でもぐっ
たりするんだから。。

アスワンで泊まるホテルは、ナイル川をはさんで向かい側にあるため、ファルーカという風だけ
で動く帆船でほんの少しの向こう岸に渡るのだけれど、風を利用するだけだから なかなか着
かない。 右に行って「あー岸に近づいた!」と思うとまた戻り、「近づいたー。」と思うとまた戻
り、を繰り返し40分近く船に乗っていた。 横ではモーター付きのボートがブンブン岸と岸を往
復している。 そろそろ飽きてきたなー。 と思う頃に、船を操っていたヌピアの男の子が、お家
で作ったというビーズのアクセサリーを「どれでも2ドル」と言って広げてきた。 物凄く密な空間
の中で彼の謙虚な態度に断ることも出来ず、いくつか買い求める。 直ぐにパクシーシをおね
だりされるこういう所では強い態度に出られるよりも、少し控えめな感じにグッときてしまうもの
だ。。。 

夕食には少し早めの時間にホテルに到着した私たちとオスマンさんは数時間後にロビーで待
ち合わせをしてそれぞれの部屋に戻った。 7時にロビーに下りていってもオスマンさんの姿は
なく、部屋に電話しても、ドアをいくら叩いても出てこない。 ドアに耳をつけて音を聞いている
と、携帯の「タンタラタンタラター」というエジプトポップスが鳴り響いている。あんまり反応がない
ので、「倒れているんじゃない?」と心配になった私たちは、ホテルの人に「倒れているかもしれ
ないから、見てみて!」とお願いした。 何だかホテルの人も、慌ててもいないし。。 するとドア
の向こうからオスマンさんが 何とパジャマを着て寝ぼけ眼で歩いてきた。 「ドウシタンデスク
ァ?」 「待ち合わせ時間になっても起きてこないから倒れていると思って心配になりました。」と
言っても 何だかホテルの人もオスマンさんも鈍い反応だし。。私たち3人は持って行きようの
ない感情に「昼寝でパジャマきるか?」「このまま寝てたら夕食はどうなっていたか?」等等語り
ながら、魚のタジンを味わった。 オスマンさんにとって、寝過ごすことよりも「タジン」の発音の
方が重要なようで、私たちが「タジン」と言うと、「イイエ違います!タギン!」とイチイチ直してく
れる。

翌日は、ナイル川のほとりにあるレストランで気持ちの良い風を受けながらの朝食はどこで食
べた朝食よりゆったりと満たされ美味しかった。(ちなみにすべての朝食はエジプト料理ではな
くビュッフェだった。)




エジプト5日目その1

飛行機でアスワンからルクソールへ。
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王家の谷へ。 物凄い暑さでクラクラする。 暑いせいかほんの少しの距離でもカートに乗って
移動する。 一面、ベージュの世界が広がる。 どうしてこんなところにお墓を作ったのかしら?
 墓を作る人は早死にしなかったのかしら? 吉村先生は何だかんだ言って、こんなところで
発掘をしているのだから やはり凄い!(エジプトで吉村先生は有名人だった) 早稲田の発掘
隊は大変だろうなー。。(あんなにお嬢様風の人が多かったけど。。) 砂に音が吸収され、自
分の息の音しか聞こえてこないような空間でそんなことを考えながら1歩1歩進んだ。 ツタンカ
ーメンのお墓は、他の墓に比べても考えられないくらい狭い!日本の住宅サイズだ。(数日後
に考古学博物館に行って驚くことになる) 今でもその狭いお墓の中にはツタンカーメンのミイ
ラが横たわっている。 小学生の頃に「ツタンカーメン王の秘密」を読んで以来、私の中で大き
く大きく膨らんできたエジプトへの憧れはツタンカーメン王のお墓に入り、棺を前にしたとき40
年近くかけて実を結んだかと思うと、感慨深い。 

しかし、暑い! 何しろお墓に入る以外日差しを逃れられる場所がない。 王は盗掘を逃れる
ために人里はなれたクルン山をピラミッドに見立ててその麓の谷間に墓を作ったらしい。クリス
チャンジャックの「光の石」は墓作りをする職人たちの話だったけれども、改めてこのきびしい
環境での作業は大変なものだったろうなー と思う。(ちなみにオスマンさんにクリスチャンジャ
ックの話とかすると、欧米人が言っている事は当てになりません! と切って捨てられる。)

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上は、トトメス3世の墓の入り口に行くまではるか上まで登る階段。 この墓の中は、とっても綺
麗に壁画の色が残っている。 こんな所にお墓を作ったことも凄いけど、盗掘した人も根性が
ある。

エジプトへ行ってこのお墓まで辿りつきたいのであれば、体力強化してからがイイと思う。
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エジプト5日目その2


その後、ハトシェプスト女王葬祭殿へ、。 数年前には日本人の観光客がテロにあった場所だ
がここで襲われたら、逃げる場所がない。 周りには岩山が囲んでいるが、それ以来、下から
は見えない位置に警護官が見張っていると言う。 ちょっと物々しくて、暑いけど寒々しい感じ
がする。
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内部には、綺麗なレリーフが今も残っている。

ハトシェプストは古代エジプトの時代、自らファラオとなり、男性と称して王位についた最初の女
王。約20年平和交易外交を行ったが、死後、トトメス3世によって彼女の肖像や名前は抹消さ
れた。 美しいレリーフが残る反面、彼女のレリーフや名前は無残に削り取られている。 もっ
たいない。。。 もうちょっと大人になりなよ。。 と言う人はいなかったのだろうか?
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エジプトの遺跡の天井を見上げると、そこにはいつも美しい星空が広がっている。 あの時代
はこんなに沢山の星が瞬いていたのだろうか? とか、果てしない星空の向こうに何を見てい
たのだろうか? とか、 考えていると この星空に吸い込まれていきそうになる。
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エジプト5日目その3

暑さで、フーフー言いながら車に戻り、次なる場所に向かう。 メムノンの巨像では「通り過ぎ
て」もらった。 (車からそれを見るとなんだか「道の駅」見たいな趣があった。)

テーベの街はにぎわっていて、それでもどこか昔ながらの香りがする。 まず、カルナック神殿
へ。 入り口にはバスが連なり、日本の遊園地のような混み具合。 中に入っても物凄い人で
とても単独で写真に写ることは出来ない。。

それでも、空に向けてレンスを向けると 青空とベージュのコントラストが何とも美しい。
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凄い人ごみなので、なぜだか上に向けての撮影が多くなってしまった。。。
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そろそろこのあたりで遺跡が耳から出そうになってくる。。

その後、カルナック神殿へ。。 同じ神殿とは言えこちらは閑散としている。規模自体が違うが
あまりにうら寂しい感じがした。 心なしか、私たちの歩調はノロノロになり、オスマンさんの説
明は早口になった。 気のせいだろうか。。。
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上はレリーフの上に書かれた宗教画。
何とも、人間の我が感じられる一枚。

早々に引き上げて、ホテルに向かう。 ホテルはナイル川沿いにあり、ここのナイル川はどこよ
りも美しかった。

夕食後に市場に出かけて、香辛料を購入する。特にサフランが沢山あった。 インド産とエジ
プト産では色が少し違う。 インドのものは赤く、エジプトのものはオレンジだった。 日本だとと
ても高価だが、ここでは手ごろな値段で手に入る。

ホテルではコテージに泊まった。 コテージは本当に川のほとりにあり、窓からは美しい景色が
眺められる。
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エジプト6日目その1


ルクソールのナイル川沿いのホテルでの早朝。 窓の外を見るとオレンジ色の月がゆっくりと
ナイル川に沈んでいくところだった。 日が沈むのを見る経験はあったが こんなにもインパク
トのある月も それが沈む様子を見るもの初めてだった。 ハッと気づいてデジカメで撮って見
たが設定を変える間もなかったので こんな写真しか撮れずに残念。。
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月が沈むとあっという間に明るくなり、空には青空が広がる。 数分前までの神秘的な世界か
らは違うところにきてしまったような 清涼感のある美しさが広がる。 青空の色を写し 悠々と
流れるナイル川は本当に美しく、大いなる女神がその身を横たえているような錯覚を覚える。
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日本から持ってきた御神水を川に注いだ後とか、祈りをささげた後とかにも グットタイミングで
やってくる白鷺。
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エジプト6日目その2

ルクソールのホテル沿いにあるナイル川で過ごした時間は、このエジプト旅行の中で一番ゆっ
たりとしたものになった。 ナイル川自体 それぞれの場所で それぞれの顔があり、この土地
や川自体が放つ雄大なエネルギーは2000年近くファラオたちが繁栄を祈り、神殿やオベリスク
などを奉納した、偉大な神殿が二つもある所以だろうか。
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この日は、カイロに戻り市場散策とモスクへ。 ハンハリーリ・バザールは色々なみやげ物屋が
路地にひしめいている。 勿論、値引き交渉をしなければいけないが、日本人とわかるとあまり
値引きしてくれない。 しかし、中国人と思われると金銭価格に「勝てない」と思うらしく、大幅な
値引きも可能らしい。 エジプトではなぜだか「ヤマモトサン」と言う名前と日本人が結びつくらし
く。(山本山の影響か? 本当のところはわからずじまい) ついつい「ヤマモトサン」の問いか
けに振り向いてしまう私たちは、中国人とは思ってもらえず交渉が難航した。 日本の「エジプト
展」でよく見かける 『ツタンカーメン筆箱』と『ツタンカーメンボールペン』もあらゆるお店に置い
てある。 しかし、ビミョウに印刷がずれてたり、蓋が合わなかったり、ペン先が出てこなかった
りするから、大量に買うときにもチェックは必要だ。 どこの国でも同じと思うが、 メインの通り
からちょっと入った横道にあるお店が親切だし、お得感もある。

午後は、モスクに行く予定だったが オスマンさんに「お願いだからピラミッドに行って!!」と
頼み込み、別料金を払ってクフ王のピラミッドへ。 既に中に入れる時間ではなかったが、チッ
プを弾むと「特別なところに連れて行ってあげましょう。」とピラミッドの裏の方にある 『ピラミッ
ドの設計者の墓』に連れて行ってくれた。 こじんまりした墓でありながら、繊細なレリーフや彼
をたたえたヒエログリフは、綺麗なまま残っている。 観光客があまり入ってこないせいだろう
か?
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次女は、ここでもエネルギーにやられて鼻血を出していた。

ラクダの糞をよけながら、クフ王のピラミッドの回りにあるお后のお墓などを探索していると、エ
ジプトの子どもたちが遠足に来ていて、彼らはカメラに一緒に写るのが大好きで、いつの間に
か画面に入ってきて嬉しそうに微笑んでいる。 子どもたちの目は宝石のように美しく、先生か
ら集合の合図がかかっても物珍しそうに私たちについて歩いていた。 とても可愛いし、ベール
の色使いがとてもオシャレだった。




夕方になると、ピラミッド群とスフィンクスの昼の部が終わる。(夜は光のショー)出口に向かっ
て歩いていると、本当に幼稚園lくらいから3年生くらいまでの小さい男の子たちが絵葉書とかし
おりとかを売っている。 彼らの目当ては、観光バスに吸い込まれて行く一団で 私たちのよう
な少人数で歩くものには目もくれず彼らの元に走っていくのだが、小さい子はついていけず、チ
ラと目が合うので、「じゃあ5枚」と言うと嬉しそう。 その後ろにもっと小さい子どもがしおりを握
り締めて立っているので、「じゃ5枚づつ買おう。」と言って後ろの子からも買った。 車の方に
歩いていく途中、とんとん背中を叩かれたので振り向くと、さっきの2人目の小さな子が立って
いて「ショックラン(ありがとう)」と言っている。朝からずっとここにいて 初めて売れたのかもし
れないなー。 と思うと胸が痛くなった。 本当に綺麗な目だったから。。。

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エジプト6日目その3


夕食は、ベリーダンスを楽しみながらのクルーズだった。 ナイル川に沢山のネオンがついた
同じような船が沢山浮かび、両方の岸にある建物のライトアップと重なり合って、これはこれで
綺麗。 

ベリーダンスの余興として、出し物小屋風の余興があった。 その後、おもちのような肌をした
女性が登場し、ベリーダンスを踊る。 私「たちのほうに廻ってきては、お腹を触れと言う。「い
いです!」と言っても 手を取って触らせる。 そのさわり心地のいい事! たっぷりとした脂肪
の上だからこそありえる皮膚! 脂肪は付いていても段バラになっていないのは素晴らしい!
 日本のベリーダンサーは痩せている人が多く、それはそれで「アノお腹 羨ましい!」と思って
いたが、これを見たらベリーダンスの背景にある底力を感じずにはいられない。 きっと日本人
のベリーダンスって 外人が演歌歌っているみたいなんだなー。

この喧騒とか空気を見ていると、ふと寺山修二の舞台を思い出した。 魑魅魍魎の中にあるち
ょっとした美 みたいな。見世物小屋の世界に入ったような。。。 昔の匂いがした。

最後のホテルは待ちのど真ん中にあった。 この人たちはどこから来てどこへ帰るの? と言
うくらい、ホテルの中は込み合っている。 ホテルの前には、ショッピングセンターがあり、夜中
にもかかわらず、皆、ピザとか食べて盛り上がっていた。 物凄く元気な人たちだ。 目の前に
流れるナイル川は 昨日と同じ川とは思えないほど商業っぽくて 趣もない。 水も臭ってきそ
う。。。 最近読んだマクモニールさんの本の中で、マクモニールさんが以前した透視で「ギザ
の大ピラミッドがどのように建てられたか。」という行があったが、それから考えると ここはもし
かすると湖の底だったのかもしれないなー。 そう思うと、積み上げられた歴史が甦ってきそう
で心地よい





エジプト7日目 その1


いよいよ最終日。 

エジプト考古学博物館へ。 物凄い人、人、人。

でも、こういうハトホル神とかが事も無げにそこここに展示されている。 まだ、門を入ってすぐ
なのに。。。

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物凄い人にのまれながら、館内に 館内も右を向いても左を向いても息をのむようなものばか
りで、時間がいくらあっても足りない。 一階にはピラミッドのキャップストーンなども展示されて
いる。他にも、「教科書で見た!」像などが盛りだくさん。 ここは一日で見に来るところではな
い。 2階には、ツタンカーメンの財宝がビッシリ。 あんなに狭い空間によくぞここまで! と思
う。 特に黄金の厨子(二枚扉の箱)は素晴らしかった。 厨子(ちゅうし)と呼ばれる二枚扉の
黄金の箱の中には、王の内臓を入れた上記のカノピス容器がおさめられている。
厨子の4つの側面には、それぞれひとりずつ女神が立っている。ネフティスは死者の「肺」を守
り、ネイトは「胃」を、イシスは「肝臓」を、セルケトは「腸」を守っている。 心臓だけは、死者の体
内に残さなければならないとされていたため、取り出されていなかった。

厨子の高さは2m、幅は125cm、奥行きは153cm。息をのむ美しさである。今現在でも消して色
あせることなく、輝きを放っている







エジプト旅行7日目 その2

ツタンカーメン以外にも、素晴らしい展示が盛りだくさんでもうどうしていいかわからない。。 規
模が違う! ここは数日かけてジックリと再来したい。 館内と館外に売店があるのだが、館外
(門の外)の方が随分 安価に手に入れられる。 種類も多い。

昼食後、時間が余ったのでオスマンさんが地元の若者が行くショッピングセンターに連れて行
ってくれた。 そこは「ここがエジプトなの?」と思うほど欧米化されていてるショッピングセンタ
ーで、なぜだか客がほとんどいない。。 価格は欧米並み。 物価から考えてここで買い物をす
るのは相当の金持ちかもしれない。 第2のハンハーリ市場と呼ばれる一角があり、市場で売
られているのと同じようなみやげ物屋が点在している。 しかし値切る楽しみもなく、活気もな
く、客もなく。 これからやっていけるのだろうか。。。

旅の締めくくりに、素敵なものを見ることが出来た。

青いハスだ。 壁画には描かれているけれども実際に咲いているのを見ることが出来たの
は、最終日だった。 日本のハスとは違った趣のある姿だ。 本当に壁画に描かれている形を
しているんだ と感動した。
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帰りの車の中でオスマンさんは「では、次はまた来週来るでしょう?」とエジプトガイドのジョーク
を飛ばし、いい味を出していた。 こんなにも長い間、見ず知らずのエジプトの人と、娘と4人で
密な空間を味わったのも面白い経験だった。 空港で食べたシナボンとコーヒーは本当に美味
しかった! 

ちょうど、日が落ちる時間に飛行機が飛び立つ。

とても綺麗な夕日だった。

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