Sir James Barrington Q.C.(Q.Cは、Queen's Counsel=勅選弁護士の略)役Edward Petherbridgeが素晴らしい。法廷というのはそれ自体芝居がかった身振りを要求される場所だ(Wigまで被っとる)が、Petherbridgeは、この老練の弁護士を、時にいかめしく、時に愛らしく、決してわざとらしくなく、かつ芝居っ気たっぷりに演じてくれた。作者のArcherも前半こそ黙って被告席に立っているだけだが、後半Anthony Kerley Q.C.(Michael Feast)と激しい応酬を見せるなど、役者としても立派なもの。演出はVal May。|
追記: これから六ヵ月後の2001年7月19日、アーチャーは偽証罪で有罪が確定し、四年の実刑判決を受けて収監された。出所後、刑務所での日々を克明に記したA Prison Diary (『獄中記』の題で角川文庫より邦訳あり)を出版している。 |