山居雑詩 ・・・元好問
樹合秋声満
村荒暮景閑
虹収仍白雨
雲動忽青山
「書き下し文」
樹合(あつま)って秋声満ち
村荒(さび)れて暮景(ぼけい)閑(しず)かなり
虹(にじ)収まって仍(な)を白雨
雲動けば忽(たちま)ち青山
「通解」
木々は重なり合って秋の声が満ち
村はさびれているが夕暮れの景色はのどかだ
虹は消えてしまったがまだ白い雨が残り
雲が動くとすぐに青い山が現れる
「作者」
元好問(1190~1257)、字は裕之(ゆうし)、号は遺山。太原容秀(山西省忻県)の人、鮮卑族。金の時代の一級の詩人で、内郷・南陽などの県令を歴任し、尚書省指左司都事に至るが、金の滅亡により野に下り、元に仕えることはなかった。もっぱら、金代の史料編纂に従事するかたわら、「中州集」、「唐詩鼓吹」などの詞花集を編纂、「元遺山集」今にのこしている。
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