秋風引・・・ 劉 禹錫

何処秋風至
蕭蕭送雁群
朝来入庭樹
孤客最先聞

「書き下し文」
何れの処よりか秋風至り
蕭蕭(しょうしょう)として雁の群れを送る
朝来、庭樹に入り
孤客、最も先に聞く

「通解」
秋風はどこから吹いて来るのか。蕭蕭と、ものさびしい音をたてて
雁の群れを吹き送っている。朝方、その秋風が庭の木々の間に入って
きたが、孤独な旅人の私がその音を真っ先に聞きつけた。

「作者」
劉 禹錫(772〜842)・・唐代の詩人、字は夢得(ぼうとく)、 中山(河北省定県)の人、一説に彭城(江蘇省銅山県)の人ともいう。
貞元9年(793)の進士。王叔文の党に属して政治改革に参画したが、王が失脚したことにより朗州(湖南省常徳県)の司馬に左遷。その後、連州、和州等の刺史を経て検校礼部尚書・太子賓客となる。白居易と親交があった。

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