私を育ててくれたのは、空手の大会だ、ということをよく話します。
それは、大会という目標を持ち、常にチャレンジしてきたからです。
もし、最初のチャレンジでチャンピオンになっていたら、今の自分はなかったでしょう。
何度も失敗し、再挑戦してきたからこそ、努力し続ける生き方が身についたのです。
小さな目標でいいから、少しづつチャレンジしていく。
1回失敗したからといって、決して諦めてはいけません。
私は、中学生のときから、自分がこう進みたい、という目標がわかっていたので
それは幸運だったと思います。
しかし、今の子供達は夢がもてないのではないでしょうか。
とてもかわいそうなことです。
子供達に、夢を持てる環境を作ってやることが、私達の役割だと考えています。
現在、日本全国における生徒の半数がジュニアです。
これは、武道教育が求められている時代だからではないですか。
円心会館の方向性と時代要求が合い、円心会館の思想も理解され、
浸透してきたのだと思います。
強くなりたいと思って入門してきてもいい。
しかし、強さだけではなく、武道の基礎を学んで欲しい。
それは、靴を揃えたり、上下関係を理解したり、という簡単なところから始まるものです。
空手の練習を積み重ねることによって、自分に自信がついてきて、自覚が出てきます。
魅力あるすばらしい指導者を見て学びながら、私が空手家になったように、
次の世代にも受け継いでいてもらいたい。
これが私の願いです。
国際空手道円心会館 館長 二宮城光
武道教育をめざして