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ここでは、鼻の病気のお話をします
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鼻の構造 |
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鼻づまり(2004年9月キッズジャーナル紙掲載) 鼻づまりは、乳幼児から大人まで、1年に数回は起きる症状です。鼻は呼吸する空気の出入り口です。入り口の鼻毛はホコリが入らないようフィルターの役目をなし、粘膜は加湿、加温の作用で肺に入る空気の状態を調節しています。 鼻づまりはその粘膜が腫れたり、粘膜からの分泌物の増加(アレルギー性鼻炎)、また副鼻腔からの炎症性分泌物の増加(急性副鼻腔炎)、新生物(鼻茸)、鼻中隔湾曲症などによって引き起こされます。大半はウィルス性のいわゆる鼻風邪といえます。 鼻のかめない乳幼児や、上手にかめない小児の場合は困ります。まず乳幼児では母乳やミルクの飲みが遅くなり休み休みで時間がかかります。そのうち疲れ果てて寝てしまう事もあります。鼻がつまっていると特に飲み物は辛いようです。 小児で大人顔負けのいびきをかく子がいます。また昼間から口を開けている。この場合は鼻が原因だけではなくて、鼻の奥にある扁桃腺の一種であるアデノイドの増殖が原因のこともあります。乳幼児の場合の処置として、家庭では市販のスポイト状の物で吸うのも一つの方法です。また耳鼻科で吸引されるのも良いでしょう。昔は母親が自分の口で吸い出したという話も、聞いたことがありますが…。 鼻をかめない小児はしばしば鼻をすする事になります。その場合、耳管からばい菌が耳に入って中耳炎を引き起こすことがあります。また両方の鼻を強くいっぺんにかむと同様に耳に影響がありますから注意して下さい。耳が痛くなったり、気が付かない内に難聴になっていることもあります(耳管狭窄症や滲出性中耳炎)。 学校で鼻をかむのはみっともない、恥ずかしいという話はほんとうでしようか? けっして恥ずかしいことではありませんよ。鼻を良くかむこと。それが治療の第一歩です。 鼻づまりも長く続くと色々な症状を引き起こします。口呼吸による咽頭炎、嗅覚障害、頭重感。また分泌物がのどに回って痰となり咳が誘発されることがあります。 単なる鼻風邪か、アレルギー性鼻炎か副鼻腔炎か…その判断は専門医に任せましょう。治療は分泌物の吸引と消炎酵素剤や抗アレルギー剤の投与が主になります。 点鼻薬は乳幼児にはあまり使われません。小児以上の場合も、注意しなければならないのは単に鼻づまりを解消するためのものか、アレルギー症状改善のための物かと言うことです。 前者は症状がひどい時や夜寝る前に、小児では1日2回位。後者は症状とは無関係に定められた回数を点鼻します。どちらが処方されているのか主治医または薬剤師にお尋ね下さい。 |
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花粉症(アレルギー性鼻炎) |
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■3月になると憂鬱になる人がいます。毎年花粉症で悩んでいる方たちです。 花粉症とは、耳鼻科のアレルギー性鼻炎や眼科のアレルギー性結膜炎や皮膚症状が花粉によって引き起こされる病気の総称ですから、科によって診断名は異なります。春先の杉花粉によるものが1番有名ですが、それ以外にも花粉症を引き起こす樹木や雑草は多く見られます。 ■春はヒノキ、マツなどの樹木とカモガヤ、ハルガヤ、オオアマガエリなどのイネ科植物。タンポポもアレルギーの原因となります。 夏から秋にかけてはブタクサ、アキノキリンソウ、ヨモギなどの雑草の花粉が原因となります。 ■花粉以外にアレルギー性鼻炎の原因となるものに、ダニ、ハウスダスト(室内塵=じん)がよく知られていますが、これらによるものは比較的小児に多くみられ、喘息(ぜんそく)を合併することが多く、また目の症状は少ないようです。 杉の花粉の大きさは約35ミクロン(1ミクロン=1.000分の1ミリ)の球形で、これが風に乗って飛散し鼻の中の粘膜や目の結膜に付着して症状を引き起こします。この杉の雄花が育つのが前年の7〜8月で、このころの気温が翌年の杉花粉の量に影響を与えます。 この季節には花粉症以外でもくしゃみや鼻水が出ることがあります。ウイルス感染による上気道炎(いわゆる風邪症候群)で花粉症と間違えられます。逆に風邪だと思っていた人が花粉症だったということもあります。両者の鑑別は、鼻の中の粘膜の色調、鼻水の中の好酸球の数、血液検査でのアレルゲン(アレルギーの原因物質)の確定などによります。いずれも簡単な検査なので迷われている方は監査をお勧めします。 ■毎年悩むこの花粉症ですが何か対策はないものでしょうか。まず花粉と接触しないことが肝心です。外出を控える、マスクをする、外出から帰ったら衣服の花粉を落としてから家に入る、洗濯物を外に干さない、などに注意してください。 薬には内服薬と点鼻薬がありますが、お医者さんとよく相談して決められた通りに服用してください。 内服薬は花粉が飛び出す前からの服用が効果的です。 ■春の花粉症の場合は1月になってからお薬を飲み始めるのが効果的です |
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花粉症が一発で治るという注射について |
■数年前から、耳鼻咽喉科以外の所で、これ一本で花粉症が治るという注射をしてくれるという話を聞きます。 これは、持続性ステロイド(副腎皮質ホルモン)の注射のことだと思います。この注射を花粉症に用いることは、耳鼻咽喉科学会やアレルギー学会では認めていません。 それでも、うちたいという場合は、各自の自己責任と、注射の内容と、後から起きるかも知れない副作用を十分理解して行って下さい。 |
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