エパレクニュース No.3

  1. 続報・熟練患者の学習会
    〜エキスパートペイシャントへの道〜
  2. みなとタバコルール
    〜キャンペーンU JR品川駅編〜
  3. まめ知識
    〜花粉症〜
  4. 高校生に禁煙教室
    講師・望月友美子/後援・エパレク
  5. モニター報告(アレルクリン)

続報・熟練患者の学習会

〜エキスパートペイシャントへの道〜

初心者・非ぜん息患者の参加も歓迎

 前号に引き続き、エパレクの中心的な活動のひとつである熟練患者の学習会の様子を報告します。
  毎月第2土曜日の午後12時30分から2時間にわたって勉強会を開くこととなりました。2月は19名・3月には21名のぜん息患者が参加し、車座になって次のような学習が進められました。

  1. スタッフが用意したQ&A(注1)を題材として、ぜん息・その症状などをやさしく解説。
  2. 「えりりんさんのテキスト」(注2)をベースとした読み合わせ。
  3. 薬についてスタッフの一人が、本や資料から作成した図解入りの手作りテキストによる学習。
  4. 復習するための小テスト形式の宿題。

  この間も薬についての情報交換があり、お互いの知識不足を補完しあったり、長いぜん息歴のひとから昔の治療法を聞いたりすることにより今のぜん息治療法の意義をあらためて認識することもでき、あっという間に2時間が経過しました。

 自発的に学習するという行為は楽しいものですが、患者だけで病気や治療法について学習するのは想像以上に大変です。しかし年齢や職業もさまざまな人たちが、唯一「ぜん息」という共通項で集まり、病気と向き合い、さらに社会へのアプローチを開始したのです。ある人は各地で開かれる専門医の講演会に足を運ぶことによって、またある人は闘病の体験を見つめ直し、何かを生み出そうと一歩を踏み出したことの意味は決して小さくありません。学習会の目的は初心者の患者さんへ「ぜん息治療や自己管理の大切さを説明・アドバイスできる」熟練患者を育成していくことにあります。ですから自分の病気を正しく知り、その治療法や薬の効能、吸入器の扱い方を学習することが主な内容となります。その一方、初心者の方が参加されてもたいへん有益な情報を得られる場でもあります。ぜひご参加ください。

注1:エパレクの顧問医師にお願いし、ぜん息をやさしく理解できるようにQ&A形式のテキストを作成しました。
注2:えりりんさんが運営するホームページの内容をご本人の許可を得て当エパレクの熟練患者育成用の学習テキストに編集し直したものです。

(テキスト・伊藤敦)

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みなとタバコルール

〜キャンペーンU JR品川駅編〜

 港区では昨年春、罰則を伴わないマナーとルールを重視した『みなとタバコルール』を実施し、社会的話題を呼び、その具体的効果が大いに注目されています。私たちエパレクもこの趣旨に賛同、昨年8月には約1週間にわたる新橋駅前でのキャンペーンに参加して大きな評価を得ました。
  健康増進法が昨年4月に施行されてから、とりわけ受動喫煙の防止には社会的関心が高まっています。
  港区では新橋駅前でのキャンペーンに引き続き、新しいビジネス街としてクローズアップされている品川駅港南口で、『みなとタバコルール』を2月2日から3日間にわたり実施しました。当会も再びこのキャンペーンに参加し、厳しい寒風のなか連日の街頭運動を行い、その反響と効果を実感しました。
  『タバコ問題』は今後ますますクローアップするでしょうが、民意の大義に基づくものとして、今後も大いなる努力を惜しまぬつもりです。

(テキスト・岡田龍一)

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まめ知識

〜花粉症〜

 花粉症のつらい症状は、害になる異物から身体を守る「免疫」という防御作用が、無害なものにまで過剰に働いてしまう時に起こります。例えば身体が「スギ花粉」を攻撃すべき異物と捉えている場合、花粉を吸い込むと、くしゃみや鼻水で追い出したり、鼻の粘膜を腫らしてそれ以上奥まで花粉が入り込まないようにしようとします。一度この仕組みができると花粉の季節が過ぎて治ったと思っても、次の年にもまた同じような症状を起こしやすくなります。
  このようなアレルギー反応をくり返さないためには、日頃から規則正しい生活をして疲れを残さない、栄養などに気を配るなどつねに体調を整えて健康な身体作りをしておくことが大切です。またアレルギー反応を静める効果のあるものを早めに飲み初めて、身体の準備をしておくと比較的軽い症状で済むようです。しかし、花粉が身体に入らなければ、反応のスイッチは入りませんから極力さけて生活する事も重要です。そのための具体的な方法は花粉が多く飛ぶ日には外出を避けたりマスクをする、外から帰ったらすぐ衣類を着替えてうがいをする、洗濯物やふとんを外に干さないなどですので、合わせて実行してみましょう。
  でも、つらい時にはがまんしないで、気軽に耳鼻咽喉科医などに相談をして自分のライフスタイルに合う治療法を見つけて快適に過しましょう。

※内容については当会活動を応援して下さっている、みたか耳鼻咽喉科院長・内藤雪先生に取材協力をしていただきました。

(テキスト・矢内純子)

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高校生に禁煙教室

講師・望月友美子/後援・エパレク

 3月16日に都立蔵前工業高校の生徒を前にした、望月友美子先生の講演が行われました。『禁煙と高校生』というテーマで、当校の生徒約470名が講演を聴きました。
  若年層の喫煙増加傾向に危惧感を抱かれた同校の先生が、昨年11月にのオープンセミナー『タバコ、あなたは許せますか』(エパレク主催)を知り、当会へ禁煙の講演を依頼されたことからこの講演会が実現する運びとなりました。
  講演者の望月友美子先生は国立保健医療科学院研究情報センターの情報デザイン室長で、禁煙問題に意欲と情熱をもたれていることでも著名な先生です。
  アメリカで放映されている禁煙CMを、プロジェクターから上映して聴衆の興味を引きだし、生徒諸君も関心をもって講演に聴きいってくれました。
  昨年施行した健康増進法の認識度がまだ十分といえないなかで、若い人を対象とした講演会などは、喫煙諸問題を改善するうえで大きな効果が期待されると思われます。

(テキスト・岡田龍一)

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モニター報告(アレルクリン)

 2003年7月13日にエパレク会員総会にて、当会員にお願いした『アレルクリン:花王株式会社』のモニター結果を報告します。
  アレルギー対策として、ふとんやカーペットの掃除機がけが有効とされています。
  エパレクでは、細かいダニやハウスダストを固めてさらに除去しやすくするお掃除助剤のモニター調査を行いました。
  方法は、ふとんやカーペットの特定箇所(ふとんなら肩のあたる周囲)に目印をつけ、ダニの検出キット『ダニスキャン:アサヒフーズ&ヘルスケア梶xでダニなどを採取するものです。「ふとん」などを屋外(または屋内)に干す際にアレルクリンを噴きつけ、取り込んだ後に掃除機をかけます。2週間後に再度同じ方法でダニを採取し、ダニ検出キットで測定したアレルクリン使用前後のサンプルを回収しました。
  結果としてカーペットなどのダニが減少していることを確認できましたが、残念ながらふとんでは改善が見られませんでした。理由として天候が不順で、ふとん干しの機会が少なかったためなどと考えられます。
  私たちも初のモニタリングということで未熟さがあったかもしれません。今後これら反省点を改善して、ぜん息対策に有効な商品モニターにも積極的に取り組んでいきたいと思います。

< 製品情報 >

●アレルクリン
http://www.kao.co.jp/products/allerclean/
●ダニスキャン
http://www.asahi-fh.com/hc/products/pdt04-01.html

(調査・鎌田知 / テキスト・伊藤敦)

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