指と上半身で手綱さばき サリドマイド禍の独選手

(2000.10.28 共同通信ニュース速報)

 159センチのきゃしゃな体で、りんりんと馬を操り演技する。
馬術(等級3)に出場したドイツの女性騎手ビアンカ・フォーゲル選手(39)。サ
リドマイド薬禍で両腕がなく、馬との会話は、両肩に残る指と上半身が頼りだ。障害
を乗り越え勝負に挑む姿に、観客は惜しみない拍手を送った。
 人一倍長い手綱。くらの前に取り付けた輪からたぐり寄せ、手綱を指に巻く。「体
を前後に倒すことで綱の長さを変え、馬に伝えるの。わたしの言うこと聞いてくれる
馬がなかなかいないのが難点ね」と話す。
 ドイツのボンで、両肩に左右四本ずつの指の姿で生まれた。十歳の時に「動物が好
き。面白そうに見えた」と乗馬を始めた。
 「楽しみで乗っていたけど、ある日、友達から『障害者も健常者も関係なく戦える
よ』と誘われた」。馬術に転じ、初めて出場したのは健常者の競技大会だった。昨年
の世界選手権(デンマーク)で優勝し、競技を通じて「障害者もどんどん競技大会に」
とのメッセージを送る。
 27日の個人自由演技では<ミュージカル「オペラ座の怪人」などの音楽に乗り、
鹿毛(かげ)の「ホットショット」号を走らせた。10位に終わったが「乗馬はわた
しの人生。次は世界選手権よ」と言い切った。(共同=名波正晴)


和太鼓の連打で入場 馬術、きりりと自由演技 パラ五輪

(2000.10.27 共同通信ニュース速報)

 和太鼓の連打、もののけ姫のテーマ―。馬術の個人自由演技で、日本の三選手はそ
れぞれの思いを込めて競技に使う音楽を選び、きりりとした演技で初のパラリンピッ
クを終えた。
 「舞台は海外。日本ならではの音楽を使いたい」。菊地富蔵選手(64)=山形県
=は、和太鼓の連打で馬場に入場。「お江戸日本橋」とともに、馬に大きな円を描か
せ始め、最後は「さくらさくら」で締めくくった。等級3で19位。「音楽は良かっ
たんだが…」と悔しそう。
 同18位の吉田福司選手(56)=青森県=は映画「もののけ姫」のテーマ曲を取
り入れた。「何本か用意したが、日本らしさと馬のテンポに合わせた」という。
 「オーストラリアにちなんだ」という渡辺広人選手(52)=東京都=は、同国の
第二の国歌ともいわれる「ワルティング・マチルダ」を選び、観客席から大きな拍手
を受けた。「曲が曲だけに変な演技はできなかった」。等級2で14位だったが、自
己ベストを大幅に上回り満足げだった。(共同)


近代五種女子 初代女王に英国のクック

(2000.10.1 朝日新聞ニュース速報)

 シドニー五輪の近代五種は1日、今大会から始まった女子の競技を実施。1日で射撃、
フェンシング、水泳、馬術、ランニングの全種目を行い、ステファニー・クック(英国)
が5318点で金メダルを獲得した。日本選手は出場していない。
(1)ステファニー・クック(英国)5318点
(射撃1072点、フェンシング760点、水泳1138点、馬術1040点、クロスカントリー1308)
(2)デリエル(米国)5310
(3)アレンビー(英国)5273

 五輪初代女王に輝いたクックはゴールすると、英国国旗をはおって喜びを表した。
 4種目目の馬術を終わった時点では198点差の8位。最後のランニングはトップから
49秒差でスタートしたが、得意種目で逆転に成功した。クックは「友人や家族の支えが
なければ、金メダルは取れなかった」と周囲に感謝し「この感激は当分、消えそうもない」
と話した。(共同)


障害飛越・個人 オランダが金・銀

(2000.10.1 五輪公式サイトほか)

午前中のセミファイナルを25位以内で通過した25人馬による決勝・ファイナルラウ
ンドは、ブラジル若き王者、ロドリゴ・ペソアが優勝候補の筆頭にあげられるた。アト
ランタの銅メダリストでヨーロッパチャンピオン、アレクサンドラ・レダーマンが愛馬
ロシェM号の破行のため棄権。ほか3人馬が棄権・取消した。

ところが、ロドリゴ・ペソアが3反抗でまさかの失権。優勝争いは減点4で並んだオラ
ンダのドゥベルダムとヴォーン、サウジのアリの3人によるジャンプオフに持ち込まれ
た。結果、ダベルマンが減点0で優勝、ヴォーンとアリが1落下でタイムにより2、3
位を分けた。障害個人はオランダ勢が金・銀のワン・ツー、サウジアラビアが馬術で初
のメダルを獲得した。4位には減点8の同率で5人馬が並んだ。
チーム競技で調子が良かったアトランタの銀メダリスト、ウィリー・メリガーとカルバ
ロVは減点12で10位タイだった。

障害飛越・個人 決勝
  騎乗者       馬名       国名      R-1 R-2 Total
1 J・ドゥベルダム  シジェム     オランダ    0  4  4
2 A・ヴォーン    ランド      オランダ    4  0  4
3 K・アリ      カシム・アラン  サウジアラビア 0  4  4
4 A・ヨハンぺーター カルエリ     ブラジル    4  4  8
4 L・ニエベルグ   エスプリ・フロ  ドイツ     8  0  8
4 L・フィリッパート オテロンゴ    ベルギー    4  4  8
4 M・エーニング   フォープレジャー ドイツ     4  4  8
4 O・ベッカー    セント      ドイツ     4  4  8
9 B・マエンドリ   ポジタノ     スイス     9  0  9
10 W・メリガー    カルバノV    スイス     4  8 12
10 M・ゴールドステン ペリン      アメリカ    4  8 12
10 T・ベリン     カヌート     デンマーク   0  8 12

25 杉谷 泰造     マニアジョリー  日 本    12 12.50 24.50
1〜3位はジャンプオフ
日本の白井岳、林忠義はセミファイナルで37位と44位に終わり、最終ラウンドに進めず。


馬場馬術・個人 アンキーが念願の金メダル

(2000.9.30 五輪公式サイトほか)

 馬場馬術個人は最終日のグランプリ・フリースタイルを行い、昨日のグランプリスペシ
ャル(GPS)でトップに立ったオランダのアンキー・ファン・グランシュフェンとボン
ファイア号が、ドイツのイザベル・ベルトとジゴロ号に4.99ポイントの差を付けて優
勝。ドイツの同種目5連覇を阻み、念願のオリンピック馬場馬術個人の金メダルを獲得。


イザベル(左)とアンキー(右)
シドニー五輪公式パンフより


  騎乗者            国名      馬名   GP   GPS  GPF TOTAL
1 A・ファン・グランシュフェン オランダ    ボンファイア  75.00 78.13 86.05 239.18
2 I・ベルト          ドイツ     ジゴロ     76.32 75.67 82.20 234.19
3 U・サルツゲーバー      ドイツ     ラスティ    73.16 76.74 80.67 230.57
4 N・カペルマン        ドイツ     ファルベンフロ 74.68 76.60 74.60 225.88
5 C・ファン・ヴァレン     オランダ    フェレロ    74.92 71.34 75.10 221.36
6 E・ボンジェ         オランダ    シルバノ    71.44 72.60 73.55 217.59
7 L・ヨルゲンセン       デンマーク   ケネディ    71.84 74.69 70.37 216.90
8 S・ブリンクス        アメリカ    フリムフラム  69.00 71.20 74.45 214.65
9 K・オトレイニスト     オーストラリア ウォルストリート 68.16 70.23 72.40 210.79
10 B・フェレアサラト      スペイン    ベアウバライス 68.40 70.51 71.42 210.33


「ジョーバ」で丈夫に 松下電工が健康器具

(2000.9.29 毎日新聞ニュース速報)

 松下電工は乗馬を擬似的に体験することで腹筋、背筋を中心に鍛える健康器具「ジョ
ーバ」を10月1日発売する。乗馬の揺れは姿勢を改善させ、腹筋や背筋を鍛えるため、
腰痛を防止する効果があるという。高齢者向けの健康器具で揺れのスピードには5段階。
1日15分程度乗れば効果があるという。使わないときはイスとしても利用できる。
価格は27万円。


障害飛越・団体 白井も決勝進出

(2000.9.29 時事通信ニュース)

 28日行われた障害飛越個人予選で48位に終わった白井岳(白井牧場不二ファーム
ク)が1日の決勝に出場できることになった。日本馬術連盟によると、白井は上位45
人に入れず当初は落選となった。しかし、決勝に進める人数は各国3人というルールが
考慮されていなかったため、4人以上いた国の分が減って白井の順位が繰り上がった。


障害飛越・団体 ドイツ優勝

(2000.9.29 五輪公式サイトほか)

団体戦の第2ラウンドの結果、ドイツが優勝を決めた。日本は午前の第1ラウンドで10位
に入り午後の第2ラウンドに進んだが、11位だった。第2ラウンドの成績は、林-8、杉谷
-16、白井-20、広田-40。成績の良い3人馬でのチーム合計ポイントは-68。

R1 R2 Total Time
1 ドイツ      8.00 7.00 15.00 282.50
2 スイス      8.00 8.00 16.00 284.19
3 ブラジル    12.00 12.00 24.00 277.18
4 フランス     8.00 16.00 24.00 283.66
5 オランダ    16.00 16.00 32.00 287.57
6 アメリカ    12.00 24.00 36.00 270.55
7 スウェーデン  16.75 20.00 36.75 268.37
8 イギリス    20.50 20.00 40.50 282.42
9 カナダ     24.00 31.00 55.00 301.71
10 オーストラリア 20.00 36.00 56.00 279.37
11 日 本     24.00 44.00 68.00 276.85
12 メキシコ    28.00 - -
13 ブルガリア   32.00 - -
14 スペイン    42.00 - -

3,4位は第2ラウンドでのタイム差による

個人成績の上位は、ブラジルのロドリゴ・ペソアが-5でトップ、2位にはフランスの女性ラ
イダーでアトランタ銅メダリストのアレクサンドラ・レダーマンの-6、3位にはサウジアラ
ビアのカハレド・アリ。日本勢は林忠義選手と杉谷泰造選手が上位45以内に入り、1日のセ
ミファイナル戦進出。杉谷選手は45位でギリギリ滑り込んだ。


馬場馬術・団体

(2000.9.27 五輪公式サイトほか)

1 ドイツ     5632
2 オランダ    5579
3 アメリカ    5166
4 デンマーク   5149
5 スペイン    5011
6 オーストラリア 4925

2日目はチーム参加各国の2人馬と個人参加の残りの人馬の演技が行われた。結果はドイツと
オランダの激しい首位争いの結果、53ポイント差でドイツが旧西ドイツ時代を含めて5連覇。

個人の成績もこの2ヶ国が上位独占。馬場馬術競技には日本の人馬は出場していない。

1 I・ベルト    ドイツ   ジゴロ 1908 76.32%
2 A・ファン・グランシュフェン オランダ  ボンファイア    1875 75.00
3 C・ファン・バレンオランダ  フェレーロ     1873 74.92
4 N・カベルマン  ドイツ   ファーベンフロ   1867 74.68
5 S・デ・リデラ  ドイツ   シャコモ1857 74.28
6 A・テウィッセン オランダ  ゴリアス1831 73.24
7 U・サルツゲーバードイツ   ラスティ1829 73.16
8 L・ヨルゲンセン デンマーク ケネディ1796 71.84
9 E・ボンテイエ  オランダ  シルバノ1786 71.44
10 C・トラウリグ  アメリカ  エティエン     1746 69.84


シドニー五輪・障害飛越個人一次予選

(2000.9.25 共同通信ニュース速報ほか)

 障害飛越個人の一次予選は、日本勢は林忠義(北総乗馬クが5・75点(減点法)で18
位となったのが最高だった。このほか、杉谷泰造(シーダーバレー)は25位、白井岳(白
井牧場不二ファーム乗馬ク)が27位、広田竜馬(那須トレーニングファーム)は71位だ
った。(共同)
総合馬術・個人 上位成績

  選手名馬 名国 名総減点
1 J・ドウベルダム シジェム     オランダ     0.50
1 B・グッデン   レナロニュージーランド 0.50
3 R・ビアバウム  ゴールドフィーバー3 ドイツ    1.25
4 M・ドバゾ    カルワロ     アルゼンチン   2.25
5 J・コーマン   カズーオーストラリア  4.25

18 林 忠義     スワンキー    日 本5.75
25 杉谷 泰造    マニアジョリー  日 本8.75
27 白井 岳     ビコンテドメニル 日 本9.00
71 広田 龍馬    マンオブゴールド 日 本33.75


シドニー五輪・総合馬術競技 個人3日目

(2000.9.22 シドニー五輪公式サイトより)

 3日目の余力審査(障害飛越)が行われた総合馬術・個人は、アメリカのデビッド・オコ
ナー選手が1落下減点5ながら、初日からのリードを保ち優勝。2位は耐久・余力を減点ゼ
ロで初日5位から浮上した、地元オーストラリアのアンドリュー・ホーイ選手。3位にニュ
ージーランドのマーク・トッド選手。完走は38人馬中、23人馬だった。
総合馬術・個人 上位成績

  選手名馬 名国 名総減点
1 D・オコナー   カスタムメイド  アメリカ     34.00
2 A・ホーイ    スゥイズルイン  オーストラリア  39.80
3 M・トッド    アイスパイII   ニュージーランド 42.00
4 R・シエラ    バンビドブリエレ フランス     46.40
5 F・マグニ    クーリンブリージ イタリア     49.00
6 H・アンカデッツ ミハエルマス   ギリシャ     50.40


シドニー五輪・総合馬術競技 個人2日目

(2000.9.21 共同通信ニュース速報ほか)

 総合馬術個人は2種目目の野外騎乗(耐久)を行い、馬場馬術で16位だった加藤大助(乗
馬ククレイン)は途中棄権で失権(失格)となり、最終種目の障害飛越への出場資格を失った。
2種目目を終えて、デービッド・オコーナー(米国)が首位。22日の障害飛越で優勝者が決まる。


総合馬術・個人 2日目の上位成績

1 D・オコナー     アメリカ     カスタムメイド 29.00
2 H・アンカデッツ   ギリシャ     ミハエルマス  37.40
3 M・トッドニュージーランド アイスパイII 39.00
4 A・ホーイオーストラリア  スゥイズルイン 39.80
5 R・シエレフランス    バンビドブリエレ 41.40


シドニー五輪・総合馬術競技 個人1日目

(2000.9.20 シドニー五輪公式サイトより)

 20日からは個人競技がスタート。初日の調教審査(馬場馬術)が行われ、アメリカのデビ
ッド・オコナー選手とカスタムメイド号が減点29でトップ、2位はドイツの女性ライダー、
マリナ・コエンケ選手とロングチャンプ号の34.80、3位もギリシャの若き女性ライダー、
ヘイディ・アンティカデッツ選手(23歳)とミハエルマス号の37.40。以下4位にニュ
ージーランドのマーク・トッド、5位にオーストラリアのアンドリュー・ホーイ、同率の5位
にスウェーデンのこれまた女性ライダー、ソフィア・アンドレア。

日本の加藤大助選手とアクワバ号は48.00で38人馬中の16位。

総合馬術・個人 1日目の上位成績

1 D・オコナー     アメリカ     カスタムメイド 29.00
2 M・コエンケ     ドイツロングチャンプ 34.80
3 H・アンカデッツ   ギリシャ     ミハエルマス  37.40
4 M・トッドニュージーランド アイスパイII 39.00
5 A・ホーイオーストラリア  スゥイズルイン 39.80
5 S・アンドレア    スウェーデン   アマレット   39.80

16 加藤 大助日 本アクワバ    48.00


シドニー五輪・総合馬術競技 団体3日目

(2000.9.19 共同通信ニュース速報ほか)

 総合馬術団体の障害飛越を行い、オーストラリアが146.80点(減点法)で3覇を果
たした。日本は、18日の野外騎乗(耐久)で3人以上が完走できなかったため団体不成立
となり、最終日は出場せず順位なしに終わった。

総合馬術・団体の最終成績

1 オーストラリア  146.80
2 イギリス     161.00
3 アメリカ     175.80
4 ドイツ241.80
5 アイルランド   270.00
6 ブラジル     333.00

加藤が総合馬術個人に繰り上がり出場

(2000.9.19 共同通信ニュース速報)

 【シドニー19日共同】20日から始まる馬術の総合馬術個人に当初は出場資格のなかっ
た加藤大助(乗馬ククレイン)が繰り上がりで出場できることになった。19日決まった。

 同種目は出場権を持つランキング上位の選手が次々と出場を取りやめた。しかも、繰り上
がり出場の連絡を受けた代替選手も、馬が検疫を済ませていなければ出られず、予備の馬ま
で検疫を済ませていた加藤に出場機会が回ってきた。


選手輸送でハプニング=渋滞で試合開始が大幅遅れ

(2000.9.18 読売新聞ニュース速報)

 【シドニー18日=川島健司】シドニー五輪の一部の会場へ向かう道路が渋滞し、18日
午前に予定されていたソフトボール競技などで、選手が競技場に向かうバスが渋滞に巻き込
まれ、試合開始が遅れる事態が起きた。今五輪では、交通事情の悪さが指摘されていたが、
競技に影響が出たのは、開幕してから初めてのこと。ソフトボールでは、午前10時30分
(日本時間同8時30分)から日本と対戦予定だった中国チームの到着が約1時間30分遅
れたため、競技開始を45分遅らせる措置が取られた。
 シドニー五輪組織委員会(SOCOG)の説明によると、渋滞が起きたのは、シドニーの
中心部から西側へ向かう幹線の高速道路。渋滞は午前8時過ぎに始まり、馬術会場近くでは
、車を道路わきにとめて歩いて会場へ向かう人たちもあった。
 この日は、開幕してから初めての平日であることに加え、人気のある馬術のクロスカント
リーのほか、ボート、ソフトボール、射撃など、主会場であるオリンピックパークとは離れ
た市の西側の会場で行われる競技が多く、これを観戦しようという合計約9万人の観客によ
って、渋滞が引き起こされたものとみている。
 今回の五輪では、主会場周辺の道路には、五輪関係車両優先の専用レーンが設けられてい
るが、この高速道路には優先レーンがなかった。


シドニー五輪・総合馬術競技 団体2日目

(2000.9.18 共同通信ニュース速報ほか)

 4選手構成のチームで争う総合馬術団体は2種目目の野外騎乗(耐久)を行ったが、日本
は2人が途中で棄権。3人以上が完走できなかったためにルール上、失権となった。

 前日までの馬場馬術と野外騎乗の通算成績(減点法)で首位は114・20点のオースト
ラリア。日本は失権の減点1000点が加わり、1251・60点で9位。19日は3種目
目の障害飛越を行って最終順位を決めるが、日本は出場を取りやめた。日本のほか、ブラジ
ル・フランス・スペイン・ベルギー・イタリアがチーム競技を失権した。

2日目のクロスカントリーを終えてのチーム成績は次の通り。

1 オーストラリア  114.20
2 イギリス     127.00
3 ニュージーランド 151.20
4 アメリカ     160.80
5 ドイツ220.80
6 アイルランド   239.40


シドニー五輪・総合馬術競技 団体1日目

(2000.9.17 シドニー五輪公式サイトより)

シドニー五輪の総合馬術競技(団体)は、16日調教審査が行われ、地元オーストラリアが
総減点112.6で1位、以下イギリス、アメリカと続き、日本は171.6で12チーム
中9位。

 1 オーストラリア  112.60
 2 イギリス     115.20
 3 アメリカ     125.40
 4 フランス     140.20
 5 ニュージーランド 143.60
 6 ドイツ150.40
 7 ベルギー     160.40
 8 イタリア     170.40
 9 日本 171.60
10 アイルランド   175.80
11 スペイン     119.60
12 ブラジル     215.00

「競技中です、お静かに」(シドニー五輪公式サイト五輪ニュースより)

競技場のスコアボードに上記のようなお願いが表示されたそうです。

「オージーオージーオージー!、オイ、オイ、オイ!」愛国心に燃える地元オーストラ
リア人観客の大声を張り上げての熱狂的な応援に、驚いたり怖がる馬が続出。前回のア
トランタでは個人で1、2位に輝いた総合馬術王国・ニュージーランドのブリス・テイ
ト、マーク・トッドも、この状況では本来の力を発揮できず、チームも5位どまり。
しかし、地元オーストラリアのアンドリュー・ホーイは人さし指を口に「お静かに」の
ポーズで熱狂する観客に静粛をアピール。その甲斐あってか、最も少ない減点でオース
トラリアチームの初日1位に大きく貢献。

詳細成績


<シドニー五輪>精神修養に一服の茶

(2000.9.13 共同通信ニュース)

 馬術の障害飛越の日本代表が13日、シドニー郊外のブラックタウン市庁舎でお茶
会に出席し、一服のお茶で本番前の緊張をほぐした。

 茶道裏千家家元の千宗室氏がアジア馬術連盟の名誉会長を務めている縁で、裏千家
シドニー支部が馬術関係者を招いて催した。英語の解説付きでお茶を入れるデモンスト
レーションが行われ、参加者にお茶が振る舞われた。

 広田龍馬(那須トレーニングファーム)は「特に僕は集中力がないので、きょうは
心を静めることができました」。


故郷で走れ、ゴールド号 五輪が最後のレースに

(2000.9.12 共同通信ニュース速報)

 「まさかオリンピックで再会できるとは。金メダルを期待しています」。シドニー五
輪・馬術で広田竜馬選手(24)=栃木県黒磯市=が乗るマン・オブ・ゴールド号(2
0歳)はオーストラリア生まれの元競走馬で、故郷での五輪が最後のレースとなる。1
3年前に手放したオーストラリアの男性はゴールド号の活躍を心待ちにしている。
 かつての持ち主は、同国馬術チームのコーチも務めた元選手アート・ユーテンダール
さん(69)。4歳で競馬を引退したこの馬を買い取り、馬術競技用に調教した。
 日本に渡ったのは7歳の時。気性が激しく、長い間、買い手がつかずに三重県内にい
たのを、広田選手の知人が「すごい馬がいる」と見いだした。
 「めちゃくちゃに走っては障害の前で突然止まって人を振り落とす。当時は人間不信
に陥って、荒れていたんです」と広田選手。気持ちをなだめることに半年を費やした。
「信頼関係ができたら、急にすごい障害を飛び始めた」
 ベルギーに本拠地を置き、欧州で活躍する広田選手の姿を、アートさんは2年前、偶
然テレビで目にした。馬の名前も、全身にきれいな白い斑点(はんてん)があるのも同
じだった。すぐに手紙を書き、文通が始まった。
 「あんな難しい馬をよく乗りこなしている。五輪出場が決まった時は本当にうれしか
った」と話す。
 12―15歳が中心の障害飛越の世界で、ゴールド号は人間なら60歳以上。「オー
ストラリア入りしてから、やはり故郷だと分かるのでしょう。とても調子がいい」と広
田選手。「故郷での引退をいい成績で飾ってあげたい。この馬のおかげでここまで来ら
れたのだから」(シドニー共同=飯田裕美子)

マン・オブ・ゴールド号で五輪・馬術に出場する広田竜馬選手=10日、国際馬術センター(共同)


<IOC>個人的なネット掲載は容認へ

(2000.9.12 共同通信ニュース)

【シドニー12日共同】国際オリンピック委員会(IOC)総会第2日は12日、当地
で行われ、パウンド・マーケティング委員長が五輪参加選手がインターネット上に手記
や日記などを掲載する件について商業的な利用でない場合は認めるとの見解を示した。
 五輪憲章では五輪に参加する選手、役員らがジャーナリストとして行動することを禁
じている。このため、急速に発展しているインターネットを通じての選手側からの情報
発信が問題となっていた。
 IOC副会長でもあるパウンド委員長は「報酬を受けるなどのケースでなく、個人の
楽しみの範囲内であれば容認されるものと考える」としている。


馬術選手がコカイン使用 カナダ代表のエリック・ラマーズ

(2000.9.8 共同通信社)

 馬術のシドニー五輪カナダ代表、エリック・ラマーズがドーピング(薬物使用)検査
でコカインに陽性反応を示し、五輪代表から外された。同国スポーツ倫理センターが6
日、ラマーズのドーピング違反を明らかにした。
 ラマーズは1996年にもコカイン使用で資格停止処分を受けている。カナダでは、
筋肉増強剤に陽性反応を示した陸上女子ハンマー投げのロビン・ライオンズが、5日に
五輪代表から外されたばかり。(トロントAP=共同)


第30回全日本総合馬術大会最終日

(2000.9.4 時事通信社)

選手権競技総合成績(減点法) 
(1)山田浩二(珍昇、JRA馬事公苑)65.0
(2)三崎(マリンガニー、東武乗馬ク&クレイン)66.0
(3)平井(ティリーショグ・求A服部緑地乗馬センター)77.6


五輪開会式に馬120頭、地元紙すっぱ抜く

(2000.9.4 読売新聞ニュース速報)

 【シドニー4日=松本浩行】五輪開会式1分前の午後6時59分にカウントダウンが
始まり、映画「クロコダイル・ダンディー」に主演したポール・ホーガンらが乗った1
20頭の馬がスタジアムになだれ込む――。地元の「ジ・オーストラリアン」紙は4日
、シドニー五輪開会式のセレモニー内容を報じた。
 それによると、開会式は少女と先住民アボリジニのダンサーたちが、豪州の歴史や自
然をたどる夢の旅行をする、という演出で貫かれている。
 午後7時に馬の群れがスタジアムに入り、翻る五輪旗の形に並ぶ。その後、乗馬して
いた人たちが散らばってフェンスに登り、カウボーイ帽を観衆に投げて、「グッダイ(
グッド・デイ)」と叫ぶという。
 続いて国家元首代理のウィリアム・ディーン連邦総督とサマランチ国際オリンピック
委員会会長が登場。同7時5分に豪州国歌が演奏され、歌手のジュリー・アンソニーが
国家を歌う。
 その後、少女が深海の夢を見るドラマのような展開となり、アボリジニーのダンサー
たちが燃え盛るユーカリの葉を囲みながら踊り、伝説上の精霊を呼び覚ます演出となる
。大道芸人の火を吹く男たちも登場、式典を盛り上げる。
 そして同8時、各国の1950人からなるマーチングバンドとともに、選手たちの入
場行進が始まる。同9時38分に、ディーン連邦総督が開会を宣言、同10時過ぎには
最終聖火ランナーから往年の豪州五輪選手に聖火が渡され、聖火台点火となる。点火者
は、1956年のメルボルン五輪で陸上短距離3冠に輝いたベティ・カスバートさんら
が有力だという。


第11回全日本高校馬術選手権大会

(2000.8.25 時事通信社)

○第11回全日本高校馬術選手権大会最終日(25日、東京・馬事公苑)
 ▽複合(馬場馬術、障害飛越=減点法)
(1)江島鉄弥(宮崎・宮崎日大)119点
(2)古川(滋賀・栗東)137
(3)三浦(北海道・浦河)138


<シドニー五輪>日本の馬術選手団、早くもシドニーで調整

(2000.8.25 読売新聞ニュース速報)

 【シドニー25日=新妻千秋】日本選手団では第一陣となる馬術競技の選手たちがシ
ドニーに入り、早くも本番に向けての調整に励んでいる。
 遠征先のヨーロッパからシドニー入りしたのは、五輪で3大会連続の入賞を目指す総
合馬術団体の4人。競技会場の国際馬術公園には競技馬も入厩、時差ボケと疲れをとり
ながら、連日1、2時間程度のトレーニングを行っている。
 25日には4人全員がそろって初練習。軽いジョギングにあたるフラットワークをこ
なしながら、馬場の感触などをじっくりと確かめていた。フランスで海外修行を積み、
今回が五輪初出場となる加藤大助は「馬を慣れさせるため、早めに来た。まだ時差ボケ
があるので、軽い調整程度だが、徐々に仕上げていきたい」と言い、今後は様子を見な
がら練習の密度を上げていく方針。


<シドニー五輪>馬術競技用の馬 豪州への入国始まる

(2000.8.22 毎日新聞ニュース速報)

 シドニー五輪馬術競技の競技用馬の、空路による豪州への入国と検疫が21日夜から
始まった。1956年のメルボルン五輪では厳格な動物検疫制度が原因で、馬術競技の
みがストックホルム(スウェーデン)で実施されており、豪州で馬術の五輪競技が行わ
れるのは初めてになる。競技馬の輸送はすべてシドニー五輪組織委員会(SOCOG)
のチャーター機で5回にわたって行われ、今週中に競技参加予定の全237頭が入国す
る予定。

 21日に入国した馬は45頭で、その中には日本チームの愛馬9頭や、今五輪日本代
表でもある土屋毅明が3年前に練習馬として騎乗し、名付け親となった「トウキョウ・
ジョー」号も含まれている。SOCOGの獣医関係担当のナイジェル・ニコルス氏は「
どの馬も元気で、特別な治療が必要な馬はいない」と語った。

 入国した競技用馬は約2週間、シドニー国際乗馬センター内の検疫所に入り、病気な
どの発症がないかチェックを受けた後、選手とともに来月16日からの五輪本番にそな
える。 【シドニー・熊田明裕】

〔五輪・馬術〕世界最大の馬の移動 

(2000.8.18 シドニー五輪公式サイトより)

8月21日から25日にかけて、世界最大規模の馬の移動が行われる。237頭の名馬が、
シドニー五輪に向け万全の体制で(騎乗者と共に)オーストラリアへやって来る。1日当た
り45頭の割合になる。

これらすべての馬のオーストラリアへの輸送のためのフライトは、シドニー五輪組織委員会
(SOCOG)がチャーターし、その費用は国際オリンピック委員会(IOC)との開催地に関する協定
により、SOCOGが負担する。

SOCOGはオーストラリア検疫検査機構(AQIS)、税関、入国管理局、シドニー空港、荷役協会、
世界中からやって来る馬のオーナー・騎乗者などと密接に連携しながら、馬たちのオースト
ラリアへの安全な到着を保証するために努力している。

馬の健康と衛生管理は、シドニー五輪のために馬をオーストラリアに持ち込むための最重要
課題である。

フライトスケジュール
航空会社出発地到着日着時刻
LufthansaFrankfurt 21 August19354931
LufthansaFrankfurt 22 August19354532
FedEx NewYork/LAX 23 August19303030
LufthansaStanstead, UK24 August19355232
LufthansaFrankfurt 25 August19355030
それぞれのフライトには、少なくとも2組の獣医が同乗する。どのような馬の治療も飛行中
に可能だ。

ヨーロッパからのフライトは、途中ドバイとシンガポールでの2回の給油を含み36時間を
要する。アメリカからのフライトはホノルルで給油、27時間。

すべての馬は、オーストラリア行きの飛行機に乗る前に、2週間の検疫を受けている。

飛行機には、SOCOGのパートナーである馬輸送の専門知識を有する荷役会社のスタッフが同
乗している。

シドニー空港での対応
航空機上のスタッフとその荷物は、飛行機がゲートに到着後直ちに税関によって検査が行
われる。

SOCOGは検疫証明と厩舎通行証をその場で発行する。
SOCOGは荷下ろし場所に隔離用の柵を用意する。
SOCOGは馬を安全にトラックに積み込むためのゴムマットを用意する。

馬は飛行機から降ろされ、輸送用馬房から出されて、トラックで直接シドニー国際馬術セ
ンター(SIEC)へおよそ1時間で輸送される。トラックは迅速に出発し、飛行機の到着から
2時間以内でSIECへの輸送が完了する。

空港では獣医による検査が行われ、馬に必要な処置が迅速に取られる。

重い病気やケガをした馬はSIEC内の馬診療所またはイースタン・クリーク検疫機構へ直ち
に輸送される。必要であれば、輸送中でも注射の処置が取られる。

シドニー国際馬術センター(SIEC)での対応

オーストラリア検疫検査機構(AQIS)はSIECでの馬に関する出来事に対処する。AQIS、税関、
保安は、SIEC内の装置や設備の問題を担当する。

馬の臨床医の専門家は、アメリカ・カリフォルニア大学のジャック・スナイダー博士が中
心とした4名となっている。同博士はソウル、バルセロナ、アトランタ五輪及びローマ世
界選手権でも同様の任務を担当している。

専門医は24時間体制で診療にあたり、どのような病気・ケガにも対応する。

設備の整った馬の診療所は、厩舎に隣接している。レントゲン装置、ビデオ内視鏡、サー
モグラフィーなどの画像診療設備を有する。

この診療所は、専門の獣医による病理研究施設を完備しており、24時間いつでも利用す
ることができる。

2名の卒業間近の獣医学生が24時間体制ですべての馬の監視を行う。

グルームスタッフの荷物は馬具と共にSIECに輸送され、宿舎の税関で検査を受ける。

グルームスタッフ用の宿舎は、厩舎に隣接しており、340のベッドを持つ。
(訳責:さかした)


〔五輪・馬術〕ハイテクで馬を管理=メルボルンの失敗糧に万全の態勢

(2000.8.17 時事通信ニュース速報)

 シドニー五輪の馬術競技用に海外からオーストラリアに移入する馬に対し、厳重な管
理態勢が導入される。同五輪組織委員会(SOCOG)は17日、馬の輸送と管理法を
発表、チャーター便を用意し「21日から世界最大級の馬の移動を行う」としている。
 21日にまず45頭が空路シドニー入り。24日には最多の53頭が渡豪し、25日
までに計23カ国から237頭が入る予定。また、通常は1コンテナに3頭を入れて輸
送するところを2頭にして馬の負担を軽減する。入国後は2週間の検疫検査を経て、各
馬が58きゅう舎に分かれて本番を待つ。
 入国した馬は1日中24時間の監視下に置かれ、病気やけがにはカラー超音波、内視
鏡などのハイテク医療機器やX線で対処。骨折などには近くの施設で緊急手術が施され
る。馬術会場は警官が目を光らせ、部外者の立ち入りは一切許されない。16日にも爆
発物検査が行われるなど、緊張感が高まってきた。SOCOGのフランズ・ベンハウス
馬術競技委員長は「これで馬は良好な健康状態で競技に出られる。競技の成功を確信し
ている」と話した。
 厳しい検疫検査で知られる豪州では、1956年メルボルン大会では検査が約6カ月
と長期間にわたるため馬術の開催を断念。この競技だけをストックホルム(スウェーデ
ン)で分離開催した苦い経験があるだけに、今回は万全の態勢が取られている。(シド
ニー時事)


ポロのロゴめぐり訴訟合戦 メーカーと全米協会

(2000.8.17 共同通信ニュース速報)

 【ニューヨーク17日共同】ポロ競技者のロゴで有名な米高級ブランド衣料のポロ・
ラルフローレンが、全米ポロ協会などとの間で、ロゴをめぐり法廷で激しい争いを繰り
広げている。
 ラルフローレン側は今年4月、協会が競技振興用に作ったスポーツウエアに「ポロ」
の名前とポロ競技者のロゴが使われたとして、商標権侵害だとして使用差し止めを求め
ニューヨーク連邦地裁に提訴。協会側は「『ポロ』の名前を使わないとスポーツ振興が
できない」と反発した。
 ラルフローレンのロゴは馬に乗った競技者一人が球を打とうとするデザイン。協会側
のは二人の競技者が乗馬している構図。
 ラルフローレン側の提訴に対し、協会のロゴ入りスポーツウエアを製作しているジョ
ルダシュも8月、ラルフローレンが営業妨害したとして損害賠償などを求め反訴に踏み
切った。
 協会側の弁護士は「協会がポロ競技者をロゴに使うのは当然。二人の競技者で十分差
別化できている」と反論している。


出番待つ世界の強豪国・欧州(1)=シドニー五輪

(2000.8.10 時事通信ニュース速報)

◇危ういスポーツ大国の座−ドイツ
 東西に分離していた当時のソウル大会での142を最高に、バルセロナ82、アトラ
ンタで65とメダルの数が漸減。そのうち金メダル数も48、33、20と減っている。
米国、ロシアに次ぐスポーツ大国の座が危うくなっている。
 東ドイツ時代に全盛を誇った競泳、陸上の低調が顕著。男子バレーボール、女子ハン
ドボール、男女水球などは五輪出場権を逃した。「アトランタに比べ成績はそれほど低
下しているわけではないが、なお強化に時間をかけなければいけない種目も多い」とド
イツ五輪委員会。男子ホッケーや自転車、フェンシングなど好成績を収めている競技も
多い、と強調する。お家芸の馬術、射撃はもちろん、競泳、陸上などで巻き返しを図り
たい。(ベルリン時事)
◇4年間で強化費150億円−フランス
 ソウルで16(うち金6)だったメダル数が、バルセロナで29(金8)、アトラン
タでは37(金15)に伸びた。下り坂のドイツと入れ替わるような成長ぶりだ。
 派遣選手団は350人前後。前回金を3つ取った柔道をはじめ、自転車、フェンシン
グ、ボート、陸上などに期待を掛ける。柔道男子のドイエ、陸上の女子200メートル
のペレクらは今回も有力なメダル候補。ここ数年、ハンドボールやバレーボールなどチ
ーム競技の強化にも力を入れ、過去4年間で総額約10億フラン(約150億円)の強
化費をつぎ込んだ成果だ。
 「期待する選手? すべてだ」とフランス五輪委員会のセランドール会長。言葉が自
信に満ちている。(パリ時事)


えさもシドニーに輸送 デリケートな馬の体

(2000.8.10 共同通信ニュース速報)

 動物を扱う競技の馬術。人馬一体となって初めて好成績が出せるこの競技では、馬の
体調管理が勝負のカギとなる。シドニー五輪でも、馬が普段食べているのと同じえさを
各国チームが輸送する念の入れようだ。
 日本馬術連盟で代表馬のえさの手配を担当する浅枝里美さんは「デリケートな馬だと、
えさの中に普段と違うものがひと切れあるだけで全然食べなかったり、食べてじんまし
んが出たりする」と話す。
 日本代表の馬は8選手で10頭。いずれも欧州馬で、フランスとオランダから各三頭、
英国、ドイツから各二頭の予定だ。
 今回は、英国とフランスの馬がそれぞれの国からえさを持参する。えさは麦やトウモ
ロコシなど穀物の混合だが、国やえさメーカーによって割合や味付けが異なる。口に合
わないえさを馬が食べなければ、力が出ないばかりか、病気の心配も生じてくる。
 英国からは同国馬術連盟と連携して輸送。しかし、フランスに関しては、オーストラ
リアの輸入許可からえさメーカーとの交渉まで、浅枝さんが日本から国際電話やファク
スで何度もやりとりしてようやく段取りをつけた。
 えさ以外にも、長時間の移動によるストレス、現地での検疫、新しい環境への適応な
ど馬への注意は片時も怠れない。日本代表の馬の現地入りは8月21日。大会が終わって帰
るまで、一カ月以上の長丁場となる。(松村)


<シドニー五輪>移入馬の検疫期間は2週間で=

(2000.8.1 時事通信ニュース速報)

 オーストラリアのトラス農相は1日、シドニー五輪馬術競技用に海外から移入する馬
の第1陣が、2日に豪州入りすると発表した。1956年メルボルン五輪では、豪州の
検疫検査が長期間にわたる厳しいものだったため、馬術だけをストックホルム(スウェ
ーデン)で分離開催した経緯がある。
 2日に到着するのは、米国チームの12頭と豪州チームの2頭。メルボルン五輪の際
は半年間もの検疫期間が必要とされたが、技術が進歩したことにより、シドニー五輪で
は2週間ほどの期間で済むことになった。(シドニー時事)


<馬脱走>厩舎から住宅地に 乗馬クラブ前で保護 福岡

(2000.8.2 毎日新聞ニュース速報)

 福岡大馬術部(福岡市城南区片江)のオス馬が1日夜、厩舎(きゅうしゃ)を抜け出
して住宅街を散歩。驚いた住民の110番通報で、パトカーが出動した。馬は厩舎から
約2キロ離れた乗馬クラブ前で無事保護されたが、クラブのオーナー、徳永真治さん(
53)は「元気なオス馬だし、途中からメスのにおいにつられてやって来たのでは」と
話している。

 「馬が道をうろうろしている」と通報があったのは1日午後10時半ごろ。10分後
に南区檜原の「乗馬クラブルヴァード花畑」前でみつかり、同クラブの指導員、徳永隆
宏さん(25)が捕まえた。

 福岡・西署の調べでは、馬はアラブ種の7歳「福星号」。1日は午前6時から全国大
会に向けた練習があり、福星号など福大馬術部の持ち馬10頭は午前8時ごろ厩舎に入
った。夕方まで全馬そろっていたが、福星号は少し開いていた敷地の門から抜け出し、
約300メートル離れた車道に出たらしい。厩舎に錠はなかった。

 馬術部幹事の三宅史哲(ふみあき)さん(21)によると、福星号は部の馬の中で最
も若く、好奇心旺盛。1日夜は同市の大濠公園で花火大会が開かれており「音に驚いて
外に出てみたのかもしれない」と話している。


故郷・門別で「メダル取る」 五輪馬術代表の白井選手が里帰り

(2000.7.30 北海道新聞)

 【門別】シドニー五輪の馬術・障害飛越で日本代表に選ばれた白井岳選手(23)=白井
牧場不二ファームク=が29日、故郷の門別町に里帰りし、同ファームで公開練習と記者
会見を行った。

 活動拠点をフランスに移してヨーロッパの競技会を転戦しており、帰省は10カ月ぶり。
同ファームのけい養馬を使って華麗な技術を披露した後、きゅう舎内で会見した。

 白井選手の五輪出場はアトランタに続いて2回目で、前回は日本人でただ一人、準決勝へ
進出。「4年前に比べ馬も乗り手も経験を積み、技術的にも精神的にも成長した」と述べ、
父民平さん(56)も「力ではなく、技で馬をコントロールできるようになった」と、息子の
成長を認める。
 愛馬ビコンテ号は13歳。「五輪に出られるような馬はなかなかいない。最後の気持ちで
出場したい。自分自身にメダルを期待している。団体では六位入賞を目指す」と、抱負を語
った。
 白井選手は「白井岳選手門別町後援会」主催の壮行会などに出席し、8月2日にフランス
へ戻ってトレーニングを兼ねた試合に3,4試合に出場した後、9月にシドニー入りする。


日本が馬場馬術団体で優勝=世界学生馬術

(2000.7.28 時事通信ニュース速報)

 【ジュネーブ28日時事】スイスのベルンで開かれている第4回世界学生馬術選手権
で27日、日本が馬場馬術団体で初優勝した。優勝メンバーは塚本太喜夫、楠木貴成(
ともに明大)と横田真吾(東農大)。スイス国立馬術センターを会場とする大会には2
0カ国が参加している。


シドニー五輪派遣選手、球技低迷で大幅減へ

(2000.7.26 読売新聞ニュース速報)

 シドニー五輪に参加する各競技団体の派遣選手名簿の提出が25日に締め切られ、日
本選手団の骨格が固まった。日本オリンピック委員会(JOC)によると、25日現在
の派遣選手数は261人(男子157人、女子104人)。今後5〜10人の増加が見
込まれるものの、男女合わせて310人を送り込んだ前回アトランタ大会を大幅に下回
る。
 現在まで出場枠が決まっていないのは、8月15日段階のランキングで出場者が決定
するビーチバレーだけで、日本はほぼ2枠(4人)の出場権を獲得出来そうな情勢。こ
のほか、自転車、馬術、テニスの各競技で、それぞれ1〜2人が追加されるという連絡
がJOCに入っている。
 これからの増加分を含めても、270人前後という選手数は、前々回バルセロナ大会
の263人を上回るものの、前回アトランタ大会を大幅に下回る数字。アトランタでは
出場権を獲得出来たバレーボール、サッカー、バスケットボールの各女子競技が振るわ
ないなど、球技の低迷が減員の大きな原因となった。同時に、全体に占める女子の比率
もアトランタを下回る結果となった。

<馬術連盟>シドニー五輪代表の男子8選手らを発表

(12.7.25 毎日新聞ニュース速報)

 日本馬術連盟は25日、シドニー五輪の代表選手、役員を発表した。選手は障害飛越、
総合馬術とも男子4人ずつの8選手。国際大会などの成績により選考され、障害飛越の白
井岳(白井牧場不二ファーム乗馬ク)ら5人が前回アトランタ五輪(1996年)との連
続出場を決めた。
 監督は障害飛越種目でロサンゼルス(84年)、ソウル(88年)、アトランタ五輪の
3大会に出場した中野善弘・日本馬術連盟選手力強化委員会障害部門長が務める。
【役員】
監 督中野善弘日本馬術連盟選手力強化委員
コーチ岩谷一裕
渡辺弘連盟五輪対策副本部長
【選手】
障害飛越年齢所 属最終学歴
出身地
主な成績身長体重
白井 岳23白井牧場不二ファーム乗馬クラブ門別町立富川中
北海道出身
1996年アトランタ五輪出場170cm60kg
杉谷泰造24杉谷乗馬クラブカナディアンアカデミー
大阪府出身
96年アトランタ五輪
98年世界選手権出場
170cm60kg
林 忠義32北総乗馬クラブ多古高
千葉県出身
96年全日本選手権優勝
2000年アイントホーヘン大会4位
178cm67kg
広田竜馬24那須トレーニングファーム黒磯高
栃木県出身
95年全日本選手権優勝170cm60kg
総合馬術
加藤大助34乗馬クラブクレイン専大
愛知県出身
94年、96年全日本選手権優勝172cm60kg
土屋毅明30アイトップ明大
宮崎県出身
96年アトランタ五輪団体6位
98年世界選手権出場
168cm54kg
布施 勝30日本中央競馬会明大
北海道出身
96年アトランタ五輪団体6位
99年パンチェスタウン大会7位
180cm63kg
細野茂之31八王子乗馬倶楽部日大
東京都出身
96年アトランタ五輪出場
98年アジア大会団体2位
180cm70kg
(年齢は五輪開幕時)

馬術の五輪代表決定、金メダルなら報奨金1千万円

(2000.7.25 読売新聞ニュース速報)

 日本馬術連盟は25日、理事会を開き、シドニー五輪代表8選手を決定した。
 障害飛越、総合馬術各4人ずつで全員男子。5月の国際障害飛越競技(フランス)個
人大障害で、日本人初の優勝を果たした白井岳(白井牧場不二ファーム)らアトランタ
五輪出場者が5人、林忠義(北総乗馬クラブ)ら初出場が3人の布陣となった。
 高宮輝千代理事は「総合は3位から7位が目標。障害は、団体で入賞、個人で2人ぐ
らい決勝に進めるのではないか」と話した。また、同連盟は金メダル獲得の場合は個人
に1000万円、銀500万円、銅300万円、8位以内入賞は200万円の報奨金を
支給することも明らかにした。


skst.koichi@nifty.ne.jp

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Koichi Sakashita