14 July 2000 |
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いよいよ今日、14日に最終予選の行われるフランスはパリ南西のトゥールに出発します。 ゴールドは、できる限りの事をやりました。 ゼロは、絶好調。ギャンギャン言っています。 後は、運を天に任せるだけ・・・・。 KAMIKAZEが吹くように、皆さん祈っていて下さい。 ◇◆☆★☆★☆★☆★☆★☆★◇◆ ▲△ 広田龍馬 Ryuma Hirota●◎ ▽▼ zero2000@ff.iij4u.or.jp○● ◆◇★★☆☆☆★★☆☆☆★★◆◇ |
8 July 2000 |
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ニューパートナー、「ZERO」との権利獲得にばかりかまけたツケが、一番の相棒、「マンオブゴールド」の史上空前の調子の悪さに繋がって、絶体絶命!!のピンチで迎えた最終選考会第一回目。 ドイツはフランクフルト近郊での予選会で、絶不調のゴールド、上り調子のゼロ、の対照的な二頭を連れて、他の人より一日早く入厩して、ゴールド、ゼロの最後の調整をしました。 ゴールドは、能力、技術うんぬんこうぬん以前に、二人でずっと一緒にやってきたという、僕の精神的な最大の支えであると共に、今まで数々の素晴らしい体験をさせてくれたかけがえのない存在なので、何とか一緒にシドニーに行きたい!!という祈るような気持ちで、最後の調整に望みます。 飛び始め、・・・・・全然良くありません。調子の良い時の、翼の生えたようなジャンプ力が、失われています。 「ヤバイ・・・これでは、140cm位ならともかく、160cmのオリンピック級の予選会の障害はこなせない!!!チクショウ!俺がゼロの権利取りにかまけて、(ゴールドならやってくれる)なんてゴールドに甘えすぎていたせいだ!!」 不安と焦りと苛立ちが、僕を襲います。 全然良くないまま、単一障害練習を終え、いよいよ外で最後のコース練習。 「ゴールド・・・。もう、疲れた!?もう、飛びたくない!?」僕が耳元で、ゴールドに囁きます。 すると・・・・「!!!!!」・・・・・「・・・・違う・・・・!!!!」 「手応えが、さっきと全然違う!!!!!!」 ・・・・・ぼっか〜〜〜〜〜ん!!!!!!! 最後の最後でまさに翼の生えたようなジャンプを取り戻し、これで、選考会も何とかいける!!と、上手く行くように思われました。 ・・・・しかし・・・・・。 ・・・「好事魔多し」・・・ 翌日、ゴールドは、マッサージの甲斐なく、動きがぎこちなくなって今まで一度も落ちた事のないベットチェック、獣医検査(歩様検査)で引っかかりました。 インターナショナルの獣医が「破行とまではいかないが、動きがおかしい。もうちょっと引き馬して、もう一度来てくれ。」 ・・・・大・大・大・ピンチ!!もし、ここで落とされたら、選考会に出る事すらできず、今までのゴールドと一緒にやって来た苦労が水の泡に・・・・ そして運命の二回目、タッタッタッタッタッ。さっきよりもっと元気良く勢いをつけてゴールドを引いて速脚して獣医の前を通り過ぎます。 ・・・・・・。長い、長い沈黙が辺りを包みます。 ・・・・・・・・「まあ、いいでしょう・・・・・。」 「ほお〜っ。」日本選考団から安堵のため息が漏れます。 しかし、僕は重い気持ちで、ゴールドを見上げました。何とか獣医検査は通ったものの、やはりゴールドの動きはおかしい。 ここまで来て・・・とは思うものの、もし、このまま飛んで、ゴールドに何か起ったら・・・・。 「・・・・・・それこそ、絶対にイ・ヤ・ダ!!!オリンピックなんかいけなくたって、もう十分、十二分にゴールドは僕に素晴らしい体験を与えてくれた!!こんな所でかけがえのない親友を失ってたまるか!!!」 ・・・僕はそう思い、そして、決意しました。 ・・・・よし、棄権しよう。準備運動で、体がほぐれて良くなったならともかく、少しでもおかしさが残っていたら棄権しよう・・・・・・あとは、ゴールドの分まで、ゼロで精一杯やるだけだ!!!!!!!! ところが、そこで大変な事が起りました。 それは、予選会の前日から雨が夜通し降り注ぎ、予選会を予定していた馬場がぐちゃぐちゃになって、とても予選会を開ける状態ではなくなってしまったのです!! それによってドイツでの第一回目の予選はなんとキャンセル!!になってしまい、二週間後のフランスの選考会ですべてが決まる事になったのです!!!!!! 「なんだよ〜〜〜、ドイツくんだりまでわざわざ来たのに、ふざけんなよな〜〜〜〜〜。」隣でぼやく候補選手達をよそに、僕は空を、仰ぎます。 ・・・二週間あれば、ゴールドを再び良い状態にもどせるかもしれない・・・・・。・・・・これは、天も僕たちに味方してくれてると言う事かもしれない・・・・・・。 翌日、昨日までの雨がウソのように晴れあがり、選考員たちのぼやきが聞こえます。 「この天気が、あと一日早ければ・・・・・。」 さんさんと照りつける太陽を見上げ、僕は何だか本当に天に守られている様な気がして仕方がないのでした。 後2週間で今度こそ本当の最後の最後の選考会。果たして、僕はゴールドをベストの状態に持って行く事ができるのでしょうか!? この、長い長い旅の果てで、僕たちの行き着く先は・・・・・!? ・・・それこそまさに、「神のみぞ知る」でしょう・・・・・・。 僕のできる事は、自分のベストを尽くす事だけ。泣いても笑っても、悔いの残らないように、ゴールド、ゼロとの最高の思い出を作れるように頑張ります!! ◇◆☆★☆★☆★☆★☆★☆★◇◆ ▲△ 広田龍馬 Ryuma Hirota ●◎ ▽▼ zero2000@ff.iij4u.or.jp ○● ◆◇★★☆☆☆★★☆☆☆★★◆◇ |
2 July 2000 |
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日馬連規定のオリンピック最終選考会のチケットをゴールドだけでなく、新たな相棒、「ゼロ」とも一緒に手に入れる為に、ヨーロッパの北の果て、北欧のフィンランドのヘルシンキとノルウェイのドラーメンまではるばる聖地に赴く敬虔な礼拝者(ピルグリム)よろしくベルギーからトラックとフェリーを乗り継いで3日間かけて辿り着いたのでした。 ところが、「じぇろ」は行きのトレーラーの中でヘッドカラーの外れた隣の馬に攻撃(口撃)を受け、首をはむはむ(ガブガブ)されて首の毛がむしり取られて首も内出血でパンパンに腫れてしまい、一時は競技出場まで危ぶまれました。 しかし、「じぇろ」はその持ち前の超人(馬)的な体力と回復力で、はむはむされたその日はグッタリしていたものの、翌日には首は少し腫れていたものの、もの凄く元気で、いつも通りにギャンギャン2頭分くらい飼葉を食むのでした。 ところが災難はそれだけでは終わらず、船に揺られる長旅によってヘルシンキで日本チームを組むチームメンバーで、モントリオールオリンピック日本代表の小畑隆一さんが騎乗予定だった愛馬「オストリア」の体調が思わしくなくなり、大事をとって休ませる為、途中のストックホルムの厩舎にグルームと共に残してきたのでした。 それによって日本チームは、僕と同じく最後の権利獲得に燃える板倉裕子選手と、今年4月に渡欧した一昨年の全日本チャンピオンで僕と同い年の芹沢永治選手の3人だけで望む事になってしまったのでした。 その上、ヘルシンキのコースは2年前にワールドカップファイナルを作ったコースビルダーで、とても難しい、難しすぎる尋常ではないコースで、国別対抗戦でネーションズカップ初挑戦の芹沢選手のリンツが異常なコースで怖がり、失権してしまい、板倉さんのグレンも水濠で怖がってしまい、4落下してしまいました。 そして、自分の出番・・・。ゼロは、「はむはむ」ショックもなく、非常に落ち着いていて、難しく、スプーキーな物見をしやすい障害もどんどん越えていきます!!「よし、これで最後の権利獲得だ〜〜!!」と思った瞬間、魔のS字カーブでひっかかってしまい、2落下でゴール。 ヘルシンキとドラーメンは一落下、減点4までしかポイントを貰えないので、日本チームで一番良い成績とはいえ、十分でなく、最終選考会の権利獲得への舞台は最後最後のチャンス、ノルウェイのドラ−メンにまでもつれ込んで着ました。 はたして、ゼロは最終選考会のチケットを手に入れられるのでしょうか・・・・。 追い詰められた僕とZEROの上に、北欧の斜陽が、午前2時から易しく照らしてくるのでした・・・・。 其の弐に続く。 ◇◆☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆◇◆ ▲△ 広田龍馬 Ryuma Hirota ●◎ ▽▼ zero2000@ff.iij4u.or.jp ○● ◆◇★★☆☆☆☆★★☆☆☆★★◆◇ |
6 June 2000 |
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・・・・・・そして・・・・・・・・・・。 焼けつくような強い初夏とは思えぬ日差しの中、体力も気力も限界に近いレッドゾーンの中で、準備運動を最小限に抑え、熱気でかすむ目でもって「ZERO」と僕は自分達の出番を待ちました。 自分達は3番目の出番で、日本の板倉ユウコさんが1番目の出番です。 板倉さんも、「先週CSIOローマと言うとても大きい国際大会で、南のイタリアのとても暑い中競技したので、本当は疲れている愛馬の「GLENN93」を続けて使いたくないのだけど、日馬連が定めた規定のお陰で、無理を押して使うしかないんです。」と、悲しそうに言っていました。 その様に「ZERO」と同じ様な不利な状況の中で、スタートを切った板倉さんと「GLENN93」。 やはりローマから2日かけて帰ってきて、次の日に輸送、という超ハードスケジュールが応えたのか、飛びにいつものようなキレがありません!! いつもなら絶対に落とさない様な障害を、バラバラと3つ落としてしまい、最終障害前の大水濠で馬が嫌って拒止してしまいました。 「万全の状態なら、絶対こんな事は起こらないのに・・・・。」 僕はこんなおかしな規定を作った日馬連のオリンピック障害部門に、怒りすら覚えました。 馬を駄目にする為の規定か、と・・・・・・・・。 そうこうしている間に僕と「ZERO」の出番がすぐに差し迫ってきて、僕の背中には待っている間に、動いてもいないのに汗がとめどなくしたたりおちていました。 「ZERO、しんどいと思うけど、頼むな。これがすんだら、一週間まるまる休みだからな。」・・・昨夜、マッサージしながら言って聞かせた言葉を、入場前、もう一度ZEROの耳元で囁きました。 ・・・・そして入場。 いつもより大きな拍車を使い、気合を付けて元気良く馬場に入場。 馬場に入り、コースをぐるっと一瞥して、深呼吸。 ・・・・「こうなりゃ、当たって砕けろだ!!、ZERO!! しんどいけど残った力、全力でいくぜ!! ・・気分はヤッパリ、KAMIKAZEぇえぇぇ〜〜〜〜〜!!!!」 ・・・・思えばたった2ヶ月前にコンビを組んで、世界の最高峰のヨーロッパの国際大会の一番上のCSIAやCSIOに切り込んで、およそ無謀とも思われるチャレンジの中、毎回このようなイチかバチかのシチュエーション。 コンビを組んでたった2ヶ月ですが、ギリギリの戦いの中で、ZEROは多分僕の言った事を解ってくれるのだと僕は信じてました。 ・・・そして、ZEROは飛びました。・・・飛んでくれました。 必死になって、自分の命の輝きを燃焼させるようにして!! 途中僕がコンビネーションの間で強く押しすぎてかすって落としてしまいましたが、そのままで迎えた最後の大水濠、疲れ果てた馬には最も奇異に映るであろうその障害を、大日本帝国の精神の成せる業か、恐れもせず物ともせず飛びきって、そのまま一つの落下のみでゴールしてくれた時、僕はこの持てる力のベストを尽くしてくれた勇気ある相棒に心からの感謝と賞賛とを愛撫と共に送りました。 「よく頑張ってくれたね!!!本当に有難う!!ZERO!!」 この僕とZEROの頑張りを見ていた林忠義さんが、「惜しかったな〜!!あとちょっとでJUMP・OFFだったのに!!でも人馬共にばててるのに良く頑張ったな!!後は俺に任せとけ!!」 といって、ゴールドランと見事ノーミス満点で、優勝決定戦JUMP・OFFに進み、4位に入賞して、世界に再び大和魂を示してくれました。 CSIーAアインドホーヴェンは、昨年は2年間一緒に頑張ってきて、インターナショナルのグランプリに出れるようにまで成長したパートナー「SAKURA」と共にグランプリで5位に入賞できた思い出深い競技会ですが、今年の「ZERO」との感動や想い出も、僕にとって忘れ難い青春の中の1ページになりそうです。 なにはともあれ、必要なポイントはあと一つ、やっとここまで来たけど、最後の後一つが大変だと思いますので、馬を大事にしつつ、悔いのないように精一杯頑張りたいと思います。 「じぇろ」は一週間まるまる休ませて、次の競技会は遥か北。北欧はフィンランドのヘルシンキで行われる国際大会CSIOです。 果てしない幻想的なオーロラのもとで、ZEROと僕は一体何を見ることになるのでしょうか・・・・・・・・・。 それでは、皆さんも、日本はじめじめした梅雨の季節だとは思いますが、心はからっとした日本晴れで、お元気であられることを祈りつつ・・・。 ☆→→★→→◇→→◆→→□→→■ ↑〜〜りゅうのうまのやうなひと。〜〜↓ ↑ ♪♪zero2000@ff.iij4u.or.jp♪♪↓ ▲←←△←←●←←◎←←◆←←◇ |
6 June 2000 |
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ひや〜〜〜!!!とうとう終わりました!!!。 6月1日から4日間、オランダで行われたCSI-Aアインドホーヴェン、 何とかぎりぎりって感じで無事終了。(笑) とにかくお疲れ様〜〜〜〜〜〜っ!!!!!って声を大にして言いたいお方は「ZERO」。 3週連続で国際大会、おまけにその前は1週挟んでナショナル(国内)大会を含めて4週連続で競技、なんと、8週間で7つの競技会に出場したのです!!!! それもこれも日馬連が定めたオリンピック規定の「インターナショナルのグランプリ−8以内の成績を5回とる」と言う、国際的に非難を浴びている規定の為で、その超ハードスケジュールの中で、「ZERO」は必死に、新しい「KAMIKAZE」パイロット広田龍馬と共に戦火を潜り抜け、徐々にお互いを解り合ってきて 走行も大分息が合ってきて安定してきたのでした。 しかし、龍馬が乗り始めてから2ヶ月間、テスト飛行(国内大会)を含めて7つめのこの競技会、大日本帝国ばりの強靭な精神(半分キレている)と体躯(とにかく食欲旺盛で頑丈)をもつ「ZERO」も、 流石に前回の大会から疲れが見え始め、その上、照りつけるような日差しの強い6月の太陽は、じりじりと容赦なくZEROの体力を奪い去ってゆくのでした。 当初、体力を温存する為にグランプリと、準備のための小さなクラスの2回だけを予定していたのですが、なんとグランプリに出る為には予選競技で良い成績を取らなければならず、(昨年は予選はなかった。)初日からフルスルットルで行かなければならなくなって、正に、残り少ない燃料で特攻をかける第二次大戦の「神風部隊」の心境!!です。 「ZERO」は疲れていながらも残っている力を燃焼し爆発させ、グランプリ予選で見事ノーミス満点!! 本当は疲れているのでやりたくはなかったのですがグランプリに出る為にJUMP・OFFに進み、JUMP・OFFでも見事満点!! さらには疲れるから馬上での表彰式はやりたくないな〜と思っていたら見事に!?5位に入賞してしまったので、すべて思惑とは裏腹になり、おまけにウイニング・ランで何を思ったのか突然「ZERO」がグレイト歌舞伎ばりの暴走をして全力疾走したので(抑えようとしたが、お怒りになった神国日の本の「じぇろ」はコントロール不能。) 「このままではヤ・ヴァ・イ」とZEROの残りの体力を案じて、愕然としていると、案の定、次の日の2つ目のグランプリ予選で、前日に猛烈にエネルギーを燃焼させた「ZERO」は疲れがガクンと襲ってきて、いつもは絶対に落とさないような易しい障害で2落下もしてしまい、前々から抱いていた危惧が現実のものとして襲いかかってきました!!! そして精神的にも体力的にもキツイ限界に近いレッドゾーンの状態で、「ZERO」は大会3日目のオリンピック規定の、CSI-Aグランプリに挑みます。 グランプリ当日、雲ひとつない快晴で、会場は沢山の観客にに包まれ、この日の気温もぐんぐん上昇し、前日よりも遥かに高い真夏並みの日和です!!! じりじりと照りつく太陽の光が、いつもより強く感じられ、その眩い憎らしい程の光に、僕は思わず顔をしかめ、その時汗が一筋、じっとりと首筋を通って流れ落ちました。 それは、決して暑さだけのものではなかったように思われます・・・・・・・・・・・・。 ・・・・・・・・そして・・・・・・・・・・・・・・・・・。 其の弐に続く(かも) {燃焼した気力が復活したらです。すいませんm} ◇◆☆★☆★☆★☆★☆★☆★◇◆ ▲△ 広田龍馬 Ryuma Hirota ●◎ ▽▼ zero2000@ff.iij4u.or.jp ○● ◆◇★★☆☆☆★★☆☆☆★★◆◇ |
30 May 2000 |
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ひゅう〜!!やっと一連のおふらんす大会シリーズが終わったかと思うと、明日から又、オランダのアインド・ホーヴェンで試合が始まります。
北へ南へ大忙し!!のとても充実した毎日を送っています。 それで、競技の方は、先週僕が行ったフランスのCSI-Aラ・クーヌーヴとは別の。同時期に行われたイタリアのCSIOローマで、白井・杉谷・加藤・板倉選手の日本チームが、見事3位入賞!!優勝はスゥエーデン、二位はアメリカと、世界の強豪チームに混じっての上位入賞は世界との格差が確実に詰まってきたものと思われます。 時を同じくしてドイツで行われたCSI-Aアーチぬ入賞と、世界の各競技あちこちで日本選手が大活躍!! 「日本の皆がこれだけ頑張ってるんだからわても頑張らなくては!!」と僕も自分を鼓舞して、ZEROとHAYATEを駆っておフランスはパリ近郊のラ・クーヌーヴに望みました。 ZEROは非常に調子良く、グランプリでも非常に落ち着いた良い走行を見せていたのですが、最後の最後、最終障害とその一つ前の障害で、連戦の疲れが出てしまい、二つ続けて落としてしまいました。本当に良い飛越を見せてくれて、息も合ってきたのに残念です。 しかし、連れて行ったもう一頭の若馬HAYATE「疾風」が若馬7歳馬のグランプリで素晴らしい飛越を見せ、見事3位に入選しました。 疾風は国際大会の経験が殆んどないのですが、日本のNO.1戦闘機の名前を授かっているだけあってほぼ、「天才」といって良い位の馬です。 ゴールドに良く似た感性の持ち主で、「ZERO」が持ち前の「生きるか死ぬか」という気合で、第二本帝国兵よろしくゴリゴリと障害を乗り越えて進んでゆく「努力型」に対し、ゴールドとハヤテは始めから余り力を使わず、溢れるセンスで、障害を「面白い遊び」と思って楽しんでいる「天才型」に分類されると思ってます。 だから、密かにゴールド後継馬になりうるのは、「疾風」だと思っているのですが、余り疾風が楽々障害を飛ぶので「売ってくれ」という声が鳴り止まず、後継馬になる前に手放さなくてはならないかもしれません。 心情的には一緒にインターナショナルグランプリまで駆け上がりたいと思いますが、「若馬を育て、価値を高めて売る」というのがヨ−ロッパやアメリカのプロフェッショナルのする事としては当たり前の事なので、本場のプロに少しでも近づく為にもやむをえない事だと思います。 僕は、巡り会う馬がみんな素晴らしい馬達で、ホースウィスパラーの人も、「こんなに個性豊かでナイスキャラクターの馬ばかり持てて、あなたは幸せね!!」と言われ、この様な素晴しいチャンスをくださった父、母を始め応援してくださるみなさん、そしてこの様な素晴らしい馬や人達に巡り会わせてくれた見えざる大いなる力、(最近、インコや悪法の華、等の悪徳宗教の氾濫で、使うのがためらわれますが)「神様」、に深く深く感謝しております。 今週のオランダのCSI-AアインドホーヴェンにはZEROだけを連れてゆき、ここ連戦で疲れているようなので本当は行きたくないのですが4日の中2日だけ日馬連の規定の為つかいます。ベルギーの厩舎から近く、40分の距離と言うのがせめてもの救いです。 馬の体調第一に頑張ります。 それでは、また皆さんもお元気で。 ◇◆☆★☆★☆★☆★☆★☆★◇◆ ▲△ 広田龍馬 Ryuma Hirota ●◎ ▽▼ zero2000@ff.iij4u.or.jp ○● ◆◇★★☆☆☆★★☆☆☆★★◆◇ |
22 May 2000 |
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5月19日から21日までの三日間にわたり、おふらんすはパリ市街とシャルル・ド・ゴール空港の丁度半ばにあるフランコンビルで、CSI-Aの美しい試合が行われました。
このCSI-Aフランコンビルは、フランスのオリンピックトライアルの一部でもあって大変難しいコースで、僕は今回日本のオリンピックトライアル規定である「CSI-AもしくはCSIOのグランプリ又はネーションズカップでマイナス8以内で完走し、その成績を5回とる。」という規定の為に、もう規定をクリアーしているマンオブゴールドを厩舎に残して、ニューパートナー「ZERO」を引き連れ、競技入りしたのです。 「ZERO」は、先に行われたCSI-Aモブージュのグランプリと、CSIOラボールのネーションズカップで、2回マイナス4で帰ってきていて、F.E.I.(国際馬術連盟)の定めるオリンピック参加資格はとっているのですが、日本のトライアル規定は「5回マイナス8以内で帰ってくる。」と言う事なので、(これは世界的に見ても尋常ではなく、馬に負担がすごくかかり、行く先々で{なぜ国際規定を満たしているのに更にそれを5回もとらねばならないのか!!この、馬を大事にしなければいけない時期に・・・・・、シリーだ!!}といわれますが・・・・・。) あはれ「ZERO」はCSI-Aであるこの競技会にCSIOの大ラボールから余り休む間も無く望んだわけなのです。 しかも今回は土砂降りの雨が続き、美しい芝馬場は泥沼と化し、僕は出番がラストだったので一番馬場が悪い状態で、しかもフランスのオリンピック予選の馬鹿でかく難しいコース、あまりの馬場の悪さとコースの難しさに棄権やリタイアが続出して、スペインのサンシャインツアーで好調で、先週のドイツのハッケンベルグのグランプリでもマイナス4だけで帰ってきている加藤麻理子さんとバーニングカットバルーも馬場の悪さと障害の大きさに馬が怖がってしまって失権してしまい、この日競技がなくて、愛犬「コナン」と応援に駆けつけてくれたムッシュ白井こと白井岳君も、「いや〜、賞金がいいからでかくて難しいね〜!! しかも後になればなるほど(馬場も)みんな悪くなってくね!」と励ましとも諦めともつかない声援を送ってくれたので、 僕は、「こうなりゃなるようにしかならない!!!!!!気分はまたまたKAMIKAZE!!!!」 と、「お前、滅茶苦茶なシチュエーションを半分楽しんでるんとちゃうか!?」 と関西芸人に突っ込まれそうなノリで突撃すると、「ZERO」はさすが大和魂のなせる技か、最悪のどろどろ馬場をものともせず、素晴らしい飛越を見せて見事!!2落下、規定ぎりぎりのぴったしかんかん(死語)マイナス8でゴール!!!! 満点が3人しかいなくて、1落下のマイナス4だったら5位に入賞できたのに!!と自分のミスを悔やむと共に、強い精神力と、更に飛越に磨きがかかってきて息があってきた「ZERO」の将来を非常に頼もしく思いました。 岳ちゃんも、「このまえ(ラボール)の時より全然よくなってるね!!!」と「じぇろ」を褒めてくれ、僕のトレーナーで同じくグランプリマイナス8だったニュージーランドNO.1ライダーのブルース・グッディンも「君達のコンビが信頼が自信が厚くなってきて、先が本当に楽しみないい走行だった!!」と言ってくれました。 なにはともあれこれで「ZERO」で3回、あと2回の先は長く、期限は短い(6月3週まで)厳しい境遇ですが、本命のゴールドと共に、ゴールド(20歳)の半分の年齢のZERO(10歳)も一緒にオリンピックトライアルに行って、ゴールドを楽させてあげたいなー、と思う今日この頃です。 今週も続けてフランスのパリ近郊の国際大会CSI-Aラ・クーヌーヴにいきます。 人馬共に体調に気を付けて頑張ります!! それでは皆さんもお元気で!!!!! ◇◆☆★☆★☆★☆★☆★☆★◇◆ ▲△ 広田龍馬 Ryuma Hirota ●◎ ▽▼ zero2000@ff.iij4u.or.jp ○● ◆◇★★☆☆☆★★☆☆☆★★◆◇ |
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