映画・TV


モデルか、選手か?!

   気になるCMがあった。モデルのような美女がプロテニスプレーヤーのようなサーブを披露するというミスマッチでありえない映像だった。ボールをラケットに当てた瞬間にスナップを利かす動作は、少しぐらいテニスをかじった素人では到底できないものだ。実写版ドラマ「エースをねらえ」で俳優たちがテニスをそれらしく演技している、その彼らと比較しても、ボールの威力は歴然としており雲泥の差がある。もしかして合成かと腑に落ちないでいたところ、知人から"最近の女子テニスプレーヤーできれいな人がいる"と教えられた。その美女が登場するNECノートパソコンLaVieSテレビCMを録画して確認したところ、画面左下に「AIGオープン2003優勝 マリア・シャラポア」とテロップがあった。さらにNECサイトを調べたところ、1987年ロシア生まれの16歳。身長183cmで世界ランキング32位の今後期待されている選手ということがわかった。しかもファッションモデルもするらしい。納得した。ありえない訳ではなく、自身がプロテニス選手でモデルなのだ。その美貌、身長、年齢、実力すべてに驚かされた。(2004/3/2)

見逃していた「トランスポーター」

   痛快無比のハイスピード・アクション映画だ。カーチェイスや格闘シーン、矢継ぎ早のストーリー展開、恐れ入った。2002年のフランス映画だが、こんなに面白いものとは全く知らずにいた。公開当時の予告は知っていたが、監督のルイ=レテリエも主演のジェーソン=ステーサムも知らず、リュック=ベッソンが制作・脚本でかかわっているだけでは観に行きたいとは思わなかった。たまたまTV録画して偶然観たので幸運だったが、大ヒットしなかった優秀作を見逃さないようにするにはどうしたらいいのだろう。それが問題だ。(2004/2/15)

涙、涙の「ラブストーリー」

   究極のラブストーリーに打ち負かされた。観終わった後、疲労感が残り、余韻を引きずっている。「猟奇的な彼女」のクァク=ジェヨン監督の最新作。原題は「THE CLASSIC」。”韓国中が涙した、時を超えた愛の奇跡。”というキャッチコピーの通り、せつなさで涙が止まらない感動の純愛映画だ。それぞれが相手を想うがゆえに、犠牲的な行動をとってしまう姿は辛く悲しい。しかし、そのやさしさとおもいやりは尊い。
   劇中に多くの音楽が流れ、登場人物の気持ちを代弁している。雨中のシーンが印象に残った。特に主演女優ソン=イェジンの泣き顔が愛しかった。忘れられない映画になりそうだ。
(2004/2/5)

B級映画の傑作「少林サッカー」

   「HIRO」のアクション監督トニー=チン=シウトンが、同様にアクション監督として参加していた香港映画「少林サッカー(2001年)」を常々観たいと思っていた。機会を逃していたが、年末WOWOWで放映された。サッカーと少林寺拳法を組み合わせたパロディー映画で斬新でとても面白い。単なるパロディーではなくしっかりと話を作り込んでいる。コメディに必要な恋愛も変則的に組み込んでおり、これほどオバカで楽しめるエンターテインメント作品はいままで観たことがなかった。サッカーの試合において次々に登場するアイデアは、有り得ないものばかりだが、単純に笑える。少林寺やブルース=リーのパロディは以外とサッカーにあっていて微笑ましく感じた。2002ワールドカップ韓国・日本大会前か期間中に観なければならない傑作だった。監督・主演のチャウ=シウチーと監督リー=リクチー、アクション監督トニー=チン=シウトンに賛辞を表したい。

 ところで、2003年に観た映画ベスト3は、次の通り。
 1位  「HIRO」(中国映画)
 2位  「MUSA」(韓国映画)
 3位  「少林サッカー」(香港映画)

(2004/1/3)

発見、「阪田瑞穂」さん17歳

   ほとんど観ないNHK衛星第2にチャネルを切り替えた。たまたま放映されていたのは「心のひとつ−若いあたなに伝えたい名作」で、17〜19歳の若手タレント5人が、それぞれ5名の著名人に心に残る本について語ってもらうインタビューで構成された番組だった。この若手の中に「阪田瑞穂(さかた=みずほ)」さんがいた。清楚で知的で初々しい端整な顔立ちの美少女だ。思わず画面に引き込まれた。大岡信さんにインタビューするそのたどたどしく真摯な発言に好感が持てた。早速インターネットで検索するとオスカープロモーション所属のタレントだということが判った。今年8月にデビューしたらしい。美しいはずだ、第8回(2002年)全日本国民的美少女コンテストでグランプリを受賞していたのだから。鳥取県出身で1986年生まれの高校3年生。美人は突然現れる。このような若く美しい方が登場することが、明るい日本の未来につながるのだなーと勝手に考えた。(2003/12/28)

参った、「MUSA」

   韓国映画に多く接していない。日本でヒットしたものはハリウッド映画の二番煎じだったので、観てがっかりしていた。しかし、この作品はチャン=ツィイーが出演する中国を舞台にした時代劇ということで、「HIRO」を連想させるものがあり期待していた。率直にいって、痺れた。”静”の「HIRO」に対し、”動”としての怒涛の活劇だ。どんどん引き込まれていった。これほど面白いとは驚いた。今年「HIRO」に次ぐお気に入りの映画になった。登場人物に存在感と躍動感があり、その重厚な映像が美しい。キム=ソンス監督は全く知らなかったが、素晴らしい才能だ。また、キャストが選りすぐりだ。主人公のチョン=ウソンとチュ=ジンモ(キムタク似)の若手俳優二人がかっこ良過ぎる。同性ながら惚れ惚れする。重鎮のアン=ソンギが良い味をだしている。本当に観ることができて良かった。韓国映画も良い。どうする日本映画の方々。(2003/12/25)

「スパイダーマン」は快作

   日本のマンガを実写版にすると、こちらが恥ずかしくなるほど出来が悪いことがほとんどだ。それに比べてアメコミ映画はほとんどはずさない。過去の「スーパーマン」「バットマン」など良く出来ていた。このサム=ライミ監督の「スパイダーマン」(2002年米国)も文句無い。脚本が極めて優れている。ヒーロー者でありながら、主人公と取り巻きの人間模様が巧みで奥が深い。早速続編を期待させる。WOWOW放映でTV鑑賞したが、NYの摩天楼を蜘蛛の巣を使って空中を舞うシーンを大画面で観なかったのが悔やまれる。来年公開されるパート2は映画館で観よう。(2003/11/3)

新スター・トレック全177話と「ネメシス」

   DVDで全177話を観終えた。約1年を費やした。2日で1話を視聴した計算になる。さらに今日はTVの最終回(1994年)の後に映画「ネメシス」(2002年)を続けて観た。この「ネメシス」は新スター・トレックの映画版として最終回になるものだろう。映画ならではの圧倒的な迫力と重厚な映像、そして物語として別れが描かれており、TVドラマ最終回に話が連動していなくともそれなりに一ファンとして納得できるものだった。9年間の開きがあるにもかかわらず、演出が素晴らしいため登場人物に違和感を感じなかった。スター・トレックシリーズ「ヴォイジャー」艦長のキャサリン=ジェインウェイが提督として登場する場面は劇場版ならではの挿話で好感が持てた。しかし、ジャンリュック=ピカード艦長よりも階級が高いのはなぜだろうか。トレッキーから教えてもらわなければならない楽しみが出来た。(2003/10/19)

凄いぞ!!『HERO 英雄』

   予告から単なる復讐劇アクション映画だと思って観たが、間違っていた。第一級エンターテイメント超大作だった。世界的に活躍しているジェット=リー、チャン=ツィイーが出演し、ワイヤーアクションとマトリックスのCG技術を用い、中国がハリウッドのノウハウを吸収して完成させた素晴らしい作品だ。監督は『紅いコーリャン』『初恋のきた道』で有名なチャン=イーモウ。彼の作品を観たことはなかったが、アクション映画は初作品だとは驚いた。ハリウッド映画に肩を並べており、日本映画はすでに負けている。彼らに勝つことはもう難しいだろう。レベルが違うのだ。骨太の構成、詩的な映像、そして深い物語。どれをとっても世界市場に通用する映画だ。今後アジア映画は、中国映画に席巻されるだろう。(2003/9/15)

明治生命CM「あなたに会えて」シリーズ「たったひとつのたからもの」編(60秒)

   2003/4/29日本テレビ「伊藤家の食卓」を見ていた。画面がCMに切り替わる。真っ黒な画面に小田和正の「言葉にできない」が流れた。この曲が昔から好きで、何が始まるのだろうと注視した。静止写真と文字画面が交互に切り替わるとても真面目なCMだった。言葉を失った。涙がこぼれて、こぼれてとまらなかった。悲しかった。ただ悲しかった。一生懸命生まれて、一生懸命育てて。一生懸命慈しんで。最後に映る父が子を抱く写真。永久に・・・。
 これほど感銘を受けたCMはかつて無かった。
今これを書いていても涙がこぼれる。(2003/6/3)

【追記】2002年第42回ACC賞受賞−あなたにあえてシリーズ『たったひとつのたからもの』(90秒)。電通本社があるカレッタ汐留地下1、2階のアド・ミュージアム東京の展示、デジタルアーカイブのラジオ・テレビCMコーナーで映像を見ることができる。(2003/6/13)

【追記2】2003/8/1朝日新聞朝刊東京版に「「命」伝える写真に反響 ダウン症児と両親の歩み紹介(CM発)」の記事が掲載された。9月をもって放映が終了とのこと。(2003/10/22)

【追記3】2003/11/30文藝春秋から「たったひとつのたからもの−息子・秋雪との六年」が発行された。(2003/12/5)

新スター・トレック

   今年5月にスカパーに入り、スタートレックシリーズを楽しんでいます。特に新スタートレックは十数年前にフジテレビの深夜帯で放映されていたころから気になっていました。最近になってこのシリーズが1987年から7シーズンに渡って展開し、1994年に終了していたことがわかりました。DVDでコレクターズ・ボックスが発売されたのを機に初回から見始めています。映画化が何回かされましたが、TVのほうが面白く感じます。SFのアイデアが詰まっています。シーズン1では、登場人物を描くことに注力しており、特にピカード艦長の人間的な弱さが描かれている印象です。今日からボーグが登場するシーズン2に入ります。(2002/9/8)

日本人ならやっぱり時代劇だね!

   小泉堯史監督作品「雨あがる」(1999年)、市川崑監督作品「どら平太」(2000年)をWOWOWで続けて見ましたが、どちらも久しぶりの面白い時代劇で非常に楽しめました。「雨あがる」は黒澤明監督の遺稿脚本を、「どら平太」は黒澤明(故人)、木下惠介(故人)、市川崑、小林正樹(故人)が共同で脚本化していたものを30年ぶりに映画化したものです。「どら平太」については2000/2/21に夕張ファンタスティック映画祭のクロージング映画として大スクリーンで鑑賞していました。市川崑監督の作品を意識したのは「犬神家の一族」(1976年)からで一連の横溝シリーズは何本か見ていますが、どれを見ても映像美は理解できるものの内容が面白いと感じたことはありませんでした。しかし、この「どら平太」だけは文句無しです。「雨あがる」は夫婦愛をテーマとした叙情的な作品で、「どら平太」は骨太の痛快娯楽活劇です。時代劇の常道といったとことでしょう。邦画が面白くないと言われて長い時間が経ちました。しかし、この2つの時代劇が生まれる土壌がある限り、日本映画界も捨てたものではありません。(2001/5/23)

惑星ソラリス

   1978年に「STER WARS」が米国上映から1年後に公開されました。全米大ヒットで過去の興行記録を全て塗り替えたと騒がれ、鳴り物入りで日本に上陸しました。私も1人で、当時、今の有楽町マリオンが出来る前に建っていた日劇にわざわざ行っています。
   ところで、今回は「STER WARS」の話ではなく、これを見終わってから地下にある日劇文化という小さい映画館で出会った「惑星ソラリス」についてです。絢爛豪華なSF活劇「STER WARS」を見終えての、小予算のソ連映画では同じSFでも雲泥の差がありました。特にこの映画は主人公の故郷の自然を長々とバッハのクラッシック音楽を流しながら映し続けるシーンが多く、ソラリスステーションの場面に行くまで時間がかかり、非常に退屈したのを覚えています。上映時間が3時間ということもあり、半日映画漬けでは集中力が途切れそうになりました。しかし、その映像美や訴えるテーマは脈々と私に届きました。そして感動のラストシーン。「人間とは何か」「愛するとは何か」「良心とはなにか」「科学とは何か」を考えさせます。様々に深淵なテーマが入っています。哲学する映画です。(2001/4/6)

二度と見れない映画

   高畑勲監督作品「火垂るの墓」(1988年)です。不覚にも劇場でありながら、鳴咽をあげてしまいました。2度目に見たときは、テレビ放映されたので自宅で少し余裕を持って見たつもりでしたが、物語が進むにつれて、泣けて泣けてしかたありません。丁度自分の幼い娘の姿と主人公である4歳のあどけない節子とがダブってしまい、途中でテレビを切りました。哀しすぎて心が痛くなり辛いのです。一番かわいい盛りの幼児の悲劇があまりに重過ぎます。すでに見ることができない映画となってしまいました。(2001/3/29)

昔、野球少年だった方にお勧め

   邦画では、大林宣彦監督作品「異人たちとの夏」(1988年)です。洋画では、フィル=アルデン=ロビンソン監督作品「フィールド オブ ドリームス」(1989年)です。そういえば、どちらも親子の愛情と異次元がキーワードですね。両方とも癒されます。(2001/3/28)

泣ける映画ベスト3

第1位「レナードの朝」
第2位「ニューシネマパラダイス(完全版)」
第3位「ひまわり」

「レナードの朝」は、女流監督ペニー=マーシャルの作品です。初作品にトム=ハンクス主演の「ビッグ」があります。これも良い作品です。ホロッときます。

「ニューシネマパラダイス(完全版)」は劇場版とは違って、約30分追加されてビデオ化されたものですが、劇場版とは別作品です。お間違えのないように。劇場版だけしか知らないと損です。

「ひまわり」は、ソフィア=ローレン、マストロ=ヤンニの2大スターによるイタリア映画の名作です。独身時代に見ていますが、結婚してから見たほうが心の深い部分に届きました。「風とともにさりぬ」も同様に感じました。(2001/3/19)





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