りぼん2003年9月号の感想

作品の感想 愛してるぜベイベ★★ 槙ようこ
おじぞークエスト(新連載) ユーキあきら
満月をさがして 種村有菜
みなみのジュエル(新連載) 瀬戸優菜
永田町ストロベリィ 酒井まゆ
13日は金曜日? 榎本ちづる
ウルトラマニアック 吉住渉
MAXラブリー! 倉橋えりか
+−ジャンキー 朝比奈ゆうや
ラブわん! 亜月亮
いとしのご主人サマ(最終回) 春田なな
POCHI(最終回) 小花美穂
作品以外の感想 ウサハナカラフルステンシル
次号予告
その他 今回のなんでもベスト10
 ※注目した事柄についてひとことずつ。





愛してるぜベイベ★★ 槙ようこ

なんというか、良くも悪くも重かったです。心の中にずっしりと黒いものがあって、放り出したいのに抜けられない感じ。痛い。

始まりから終わりまでミキのモノローグで占められている構成だからか。そのことに右往左往する周囲の描写もあるんだけど、今回の主人公はまぎれもなくミキであり。ベイベ★★の形をとりながらも、結平やゆずゆの日常などすでに脇役と化している。

嘘つかれたゆずゆがトラウマになってしまわないかは微妙に心配だったんだけど、それは本題から逸れるということで。うまく結平に帰結してました。

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おじぞークエスト ユーキあきら

設定紹介、ならびにこれまでのダイジェスト。
というわけで、いつものドタバタがお約束どおり繰り広げられた感じ。

ともあれ、ここまでは序章ということで。王子君のにやりから、次回以降何が巻き起こるんだか楽しみです。思いっきり派手に展開して欲しいぞ。

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満月をさがして 種村有菜

大重さんが少女のような可愛らしモード。それにほだされる若王子先生も、心なしか少年のような幼さを醸し出してて。うたかたの夢、といった儚げな雰囲気が逆に悲しかったりして。

・・・で、那智って一体誰だったんすか?(笑)

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みなみのジュエル 瀬戸優菜

光に跳ねるイルカとか、艶を感じるハイビスカスとか。トーンではっきりした濃淡を出してるあたり、いかにも夏の強い日差しを連想させてて。海のみなももプールの影も、強い印象で季節感出してます。逆に言ってしまえば元々夏っぽい絵柄、夏に合ってる作風だ、ということか。

今後の展開としては凪砂との三角関係、あたりですか?何やらゴタゴタあった末に青葉と結ばれるというラストが想像できるような、裏切ってほしいような。

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永田町ストロベリィ 酒井まゆ

先月出てきたお兄ちゃん達はー?まだ?(笑)

秘書山さんがいきなり説教モードだったのが、もはや別人のよう。いや、本来はそっちが真の姿なのでしょうけれどっ。やはし彼は紙ヒコーキがまぬけなデコに当たったり、にこにこと玉三郎を愛でたりしてるモードが良いです。

というわけで、マスコミから逃げると見せかけて玉三郎と共に別荘へサマーバケーション、とかだったら笑えるわけですが。外泊はムリな夏野の事情もこの逃避行で明かされるのか?と。

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13日は金曜日? 榎本ちづる

連続10回の0点はアホというよりやる気がないとか未必の故意とかいうレベルだろ。とかあまりのベタな描写に最初からツッコミ入れてしまいましたが。

今回はコミカルな感じがちょっと中途半端だったような・・・。終盤ギリギリまで、日記の女の子が単なるおどろおどろしい描写だったからか。4人vs霊、みたいな単純な対決構図がもの足りなかったのかも。

というわけで、とり憑かれたドライバーさんはかわいそうだった。以上。(笑)

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ウルトラマニアック 吉住渉

仲村紗弥香、爆弾発言っ!!
この上さらに波乱起こすかー、みたいなため息あり。幸せな結末のための試練だよな、みたいな納得もあり。
しかし吉住渉のことだから。ここまでうまくいきかけといて、結局離ればなれになるという恐ろしいオチも無いわけじゃないよなー、とかちょっとハラハラしている。

今月はこのところ急上昇な辻合が、史上最高潮にカッコ良く見えた回でありました。
ストレートな「好き」をこうまで積み重ねるか、と。時には説明ずくにも思える、説得力あるセリフ回しがこんな所で生きてきてる。言葉のパワーを思い知りました。

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MAXラブリー! 倉橋えりか

せっかく恋愛モードが盛り上がりまくっていい感じだったのに。愛里のモノローグも自然な流れで引き込まれて読めてたのに。「色ボケ女」のネーム目にした途端、笑ってしまいました。せっかく読ませるシーンが続いたのに、よりによってここギャグで落としちゃダメだろっ。(笑)

読み進めてるうちに久美香の話になっちゃうし。いきなり内面さらされて弱いとこ見せられても、何だか唐突だという感じがなきにしもあらず。いろんなものがバラバラに同時進行してて、視点が定まらないみたいな印象、相変わらずたまにあるような。

ところでキスシーンはやっぱ、高熱で覚えてないとかいうオチ?

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+−ジャンキー 朝比奈ゆうや

色気のねぇ新妻だなーオイ。(笑)
そのさっぱりした感じがれんの持ち味でもあるわけなんですが。コドモっぽい描写であるが故に、女の子というよりは少年のような。いわば中性的な感じに見えてたりして。
十哉はしいて言うなら新婚期間もとうに過ぎた倦怠期の夫のような落ち着きぶりだ・・・。確かに相手が少年じゃ襲う気にもならないか。

意外にも今回、ぐぐっと引かれたのは思わぬ伏兵、妹の「いーねラブラブで−」だったりして。その意味ありげな憂い顔に、酸いも甘いもかみわけた人間の奥行きを連想して、今後どうからんで来るのかちょっと楽しみ。

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ラブわん! 亜月亮

しんみりした話になりかけてるところを。
またしてもやってくれました。こ・・・この人だけはまともキャラかと思っていたのにっ。真顔でナギナタっすかー!!
そして切ないシーンから爆笑のオチ。笑いすぎて腹痛・・・。

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いとしのご主人サマ 春田なな

瞬間瞬間は力を持ってるんだけど、ひとつひとつがつながってない、みたいな。

いっそのこと前回のごとく無意味なパワーで押し切ってしまった方が面白かったかな・・・。まとめに入るあまり、つじつまと理屈の押し問答、みたいになってしまってました。

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POCHI 小花美穂

思ったよりおとなしく収束してしまった印象。

ミケの母親への想いにしろ直美との関係にしろ、ついでのような清香の存在にしろ。いくらでもドロドロに描き込めたんだろうけど、上だけなぞってさらっとまとめた、と。そんな感じ。

広げた風呂敷が派手だった分、何か爆発的な出来事がひとつ起きて、いろんなものが一気にまとまるのかと勝手に思っていたので。終わったんだけど読み足りないような、かすかに核心に触れられてないような、すっきりしない感じは残ってたりします。

とはいえこれぐらい力を抜いた方が生きるエピソードもあったりするので。連載全体を通じては充分、期待以上といえるほど楽しめました。良かったです。

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ウサハナカラフルステンシル

巻頭のふろくやら予告やらの折込カラーページがやたら分厚いな、と思ったら・・・。さりげなく、一瞬それとわからないほどの企画広告がはさまってました。

知恵をつけたな、りぼん。(笑)

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次号予告

原田妙子先生、マーガレットより出張初登場。
意外なほどりぼん絵の傾向で、不思議と違和感なかったりする。あるとすれば絵にでかでかと添えられてる名前の4文字が見慣れない、ということぐらいか。

外部からわざわざ呼んだというよりは、身内を引っ張ってきたぐらいの感覚なのは、このところりぼんを出たり入ったりする人が多いせいでしょうか・・・。クッキーと掛け持ちの水沢先生しかり、コーラスと掛け持ちの小花先生しかり。りぼんからマーガレットに行くという道筋も以前からかなり確固たるものとしてありますし、今回は単にその逆という感じで。

おもしろい作品でひとつ、どかんと風穴開けてくれたら愉快なんですが。まだ予告の絵を見たぐらいで、作品を読んだことはないので想像つかないですが、ちょっと見ものです。

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今回のなんでもベスト10

1.原田妙子(次号予告)
  なんだかんだ言っても生え抜き重視のりぼんでは大事件なわけで。
2.てゆーか今初めて犬になりたい!(亜月亮)
  
今回のトラちゃんは絶好調なギャグメーカーでした。やー最高。
3.怒られ人生17年の結果(槙ようこ)
  
千円持ってないことをイラつかれる描写といい。挿入してくるあたりさすが。
4.おまえがムチャする度に・・・血の気引く思いしてんのこっちだよ(倉橋えりか)
  
モーロー多樹を愛でる、第2弾。今回一番やられたセリフ。
5.どーだくだらないだろ 読者もびっくりだ(春田なな)
  
画面のこちらを巻き込むことで、ふいに距離が近くなる。くだらなさを親しみに昇華して。
6.12話以来?(吉住渉)
  
亜由と仁菜のセリフを借りて、伝わる一歩引いた姿勢がいかにも。
7.友達以上恋人以上(小花美穂)
  
ミケであって清香ではない、この上ない理由。
8.めか部(ユーキあきら)
  
ズルズルって何かと思ったら。芽かぶ、なわけですね。成程。
9.僕だらけ(種村有菜)
  極端な表現のファン心理。本人の微妙な笑みは読み手にまで移る。
10.『ハンサムな彼女』文庫版&『こどものおもちゃ』完全版(宣伝告知)
  あえて、今の絵と並べて掲載されてるところが懐かしさ倍増。

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