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Terran応用戦略 - メック・テラン |
| ■ メック・テラン |
概要
テランのユニットであまり使われることのないと言われているヴァルチャーを軸に、ファクトリーで生産される メカニカル(機械系)・ユニットのみで部隊を作り上げる戦略です。地上部隊相手にはヴァルチャー、タンク、 航空部隊に対してはゴライアスの対空ミサイルで対抗します。アーモリーの攻撃力 / 装甲のアップグレードが 共通なので、強化にかかる時間とコストをかなり短縮・削減することが可能であり、またどのユニットも単発の 攻撃力が高いのでマリーンの苦手とする装甲の厚いユニットに対しても柔軟な対処が可能です。
メック・テランと呼ばれるこの戦略を用いる場合は、敢えてマリーンは生産しません。資源を確保出来次第 一気にファクトリーを複数建造してヴァルチャーとタンクを製造します。オーダーは、SCVの生産を続けながら
サプライ・デポット → リファイナリー → バラック → ファクトリー × 2 → サプライ → ファクトリーなどが参考になると思います。注意点は、ヴァルチャーはサプライを 2消費するためバラックでの歩兵生産よりも 早いタイミングでのサプライ・デポット増設が必要になる点です。ぼっとしているとすぐにサプライを消費し尽くして しまうでしょう。
メック・テランが有効になるかどうかはヴァルチャー次第といったところです。ヴァルチャーのダメージ・タイプは 振動性タイプ ( Concussive ) であるため Small サイズ以外へのユニットへの攻撃力に減少補正がかかってしまいます。 しかしながら Small タイプの敵であれば単発のダメージは 20 と高く有効です。ヴァルチャーが苦手とするユニット に対してはシージェ・タンクで対処します。ヴァルチャーが得意とするユニットが敵に多い場合はヴァルチャー主体で、 苦手とするユニットが多い場合にはタンクの数を増やして調節します。ヴァルチャーは建造物に対する攻撃力が 非常に低いので、タンクがないと建造物を破壊するために余計な時間を食ってしまうので注意です。
敵の航空戦力が投入される時期になったら、迷わずゴライアスを投入します。カロン・ブースターの研究開発は 必ず行っておくこと。ゴライアスの対空攻撃力は非常に強力で、射程も長いため小型戦闘機相手であればまず 有利に戦うことができるでしょう。空からの部隊は怖くありません。また、ゴライアスの地上攻撃はヴァルチャーの それと違いダメージ・タイプがノーマルなので安定した攻撃力が期待できます。出だしはヴァルチャーを主体として タンクでサポートし、徐々にゴライアスを織り交ぜていくと良いでしょう。
このメック・テランは対する種族によってかなり成果が左右されます。
- 対 プロトス - 非常に有効
メック・テランが最も効果を発揮するのは対するのがプロトスの時です。プロトスの初期ユニットであるズィーロットに 対してヴァルチャーのダメージは100%入るうえに、スパイダーマインがとても有効です。ヴァルチャーの機動力を生かして 地雷を埋めたポイントへうまくズィーロットを誘き寄せまとめて餌食にしてしまいましょう。ただし、ドラグーン相手には ヴァルチャーは圧倒的に不利。振動性ダメージは Large サイズのドラグーンに対し本来の 1/4 のダメージしか与えられません。 タンクでのサポートを増やしましょう。
- 対 テラン - 有効
テランに対してメックの効果は、そこそこです。マリーン + メディックにスパイダーマインを直撃させることが出来れば 一度に相当な数を吹き飛ばせるので効果的なのですし、歩兵はすべて Small サイズなのでヴァルチャーの攻撃は 100% ダメージが 入ります。しかしながら、メックユニットは全て図体が大きいので密集したマリーンに対しては 瞬間の攻撃効率的にかなり不利になってしまいます。 集団にスティムパックを使われてしまうと、ヴァルチャーだけでは対処しきれないでしょう。 また、ヴァルチャーを急いで生産しなければいけないため、どうしてもマリーン + メディックよりもタンクの投入が遅くなりがち。 タンクをヴァルチャーだけで破壊しようとしても、振動性ダメージは Large サイズのタンクに対し本来の 1/4 のダメージしか 与えられずにかなり苦戦します。
- 対 ザーグ - マリーン + メディックの方が良い。
敵がザーグの場合、無理にメックでいくよりは基本にそってマリーン + メディックで行った方が多くの場合は 良い結果に繋がるでしょう。ザーグリングはともかく、敵の主力が Mediumサイズのヒドラリスクの場合はヴァルチャーのダメージは 本来の半分に補正されてしまいます。 Largeサイズのラーカーには更に半分に補正されてしまいます。 たとえタンクのサポートがあったとしても、タンクを守るはずのヴァルチャーが先に壊滅してしまって 残されたタンクから破壊されてしまったりと、なかなかうまくいかないかもしれません。
また、ザーグが相手の場合はやはり速攻が気になります。マリーンを生産せずに行くと、ヴァルチャーの 製造が軌道に乗るまでの時間帯の戦力が非常に乏しいわけですがザーグならその間にザーグリングを6〜10体 ほど送りこむことが可能なのです。更に、ヴァルチャーとタンクだけで踏ん張っているところにミュータリスク が来ることも充分に考えられます。ゴライアスが用意できていれば良いのですが、ミュータリスクを 早い段階で出された場合とてもじゃないですがゴライアスは間に合いません。
主力がザーグリングとなるとヴァルチャーがザーグリングに対してかなり強いので、有利に戦うことが できます。
弱点
第一の弱点は、ヴァルチャーの製造が軌道に乗るまでの間の戦力が不足する点です。マリーンに手をつけてしまうと ヴァルチャーが遅くなるし、かといって最速でヴァルチャーを急いだとしてもやはり時間はかかってしまい、速い段階での ラッシュにはかなり弱いオーダーです。また、アカデミーが必要にならないため、コムサットステーションの建造が 遅れがち。そこへダーク・テンプラーやラーカーにひっかきまわされると非常に厳しい。スパイダー・マインで 対処できないこともないですが、うまくかわされるのがオチでしょうか。
第二の弱点は、ヴァルチャーにとって相性が悪いユニットがいきなり出てくると対応しきれない点。 具体的にはドラグーン主体のプロトス、タンク主体のテラン、ヒドラリスクやラーカー主体のザーグなどです。 はまれば強いメック・ラッシュですが、はまらないと逆にかなり弱いという諸刃の剣だったりします。
種族別対処法
- テラン
ヴァルチャー自体にはマリーン + メディックの数さえ揃っていれば問題なく戦えます。ただしスパイダーマインに は要注意。進行方向の狭い通路などは一度スキャンして地雷が埋まっていないか確認したいところです。 メック・オーダーはタンク製造を軌道にのせるまでに多少時間がかかるので、こちらがタンクの先手を取ることが できればかなり楽です。敵陣へ突入したら迷わずバンカーを作りましょう。ヴァルチャーの振動性ダメージは バンカーに本来の 1/4 のダメージしか与えられません。
- プロトス
敵がメックであることがわかったら、ズィーロットの生産はそこそこにドラグーンに切り替えるのが吉。 ヴァルチャーに対してドラグーンは攻撃力、防御力共にアドバンテージを持っており、それだけで有利に 戦えます。しかしながら、タンクが出てくるとドラグーンだけでは辛いのでタンク破壊用のズィーロットを 用意しておくと良いでしょう。リーバーを使っても良いですが、シャトルで輸送している途中をゴライアスの 対空ロケットで撃ち落される危険性が非常に高いのであまりオススメはできません。
- ザーグ
ザーグの場合、メック・テランはあまり恐れる必要はないでしょう。基本に忠実に、ザーグリングに ヒドラリスクで戦っているだけでも問題ないです。また序盤に敵がメック・オーダーを取っていることが わかったら一気にミュータリスクへ行ってしまうのも手。ゴライアスが製造される前が奇襲の良いタイミング です。
タンクの数が増えてくると、陸棲生物だけでは多少不利になってくるかもしれませんが マリーン + メディック + タンク に比べると、ザーグに対してはそれほど脅威ではないので落ち付いて対処すれば乗りきれるかと思います。 ザーグリングはヴァルチャーに対して弱いのでタンクにザーグリングをぶつけ、ヴァルチャーにヒドラリスクを ぶつけるような戦い方が理想的です。
※ やはり、このメックの良いところはヴァルチャーを有効活用している点で、人とは違った戦い方ができるところだろう。 しかもはまればかなり強かったりして、使えない使えないと思われていたヴァルチャーだって、相手との相性をしっかり 考えさえすればちゃんと役にも立つしマリーンより強いことだってある。またアップグレードがヴァルチャー、タンク、 ゴライアスと共通であるしゴライアスは対空も強いので後半へと繋ぎやすいのも嬉しい。速いラッシュをかけられると 厳しいのは明白だが。