ザーグの建造物は、正確には「建造物」ではなく「有機巣体」と呼ばれます。ザーグ種の労働生物である
ドローンがその身を変異させることで新たな有機巣体が築かれます。基本的にすべてのザーグ種は幼生
であるラーヴァが変異して誕生しますが、それぞれに変異するためには、
目的のザーグ種の遺伝情報を持った有機巣体が必要になります。たとえば、ザーグリング
を生産したい場合ザーグリングの遺伝情報を記憶しているスパウニング・プールが
必要となり、スパウニング・プールが完成して始めてラーヴァはザーグリングへの変異が可能になります。
テランやプロトスのように、それぞれのユニットを生産 / 製造 / 転送 するための専用の施設はなく、
ザーグの営巣地における中心的有機巣体の
ハッチェリーから生み出される幼生ラーヴァから
全てのユニットが生産され、他の有機巣体はラーヴァをより多種のザーグ種に変異させるための
遺伝情報を提供したり、ザーグ種の身体能力を進化させるために存在します。また、ハッチェリーは
レア、ハイブへと進化し、より多くの遺伝情報へ
アクセスすることが可能になります。故にザーグ有機巣体群の変遷はハッチェリー・レベル、
レア・レベル、ハイブ・レベルと三段階の進化過程に分類することができるとも言えます。
ハッチェリー以外にもクリープ・コロニーや
スパイアなど変異 / 進化することが可能な有機巣体も存在します。
有機巣体はあくまで有機体なので、たとえダメージを負ったとしても自然に回復していきます。
テランのように修理が必要だったり、プロトスのように本体は回復不能だったりということはありません。
ただし、ザーグの有機巣体はクリープと呼ばれる生物学的な絨毯の上にしか築くことができず、その点では
三種族の中で最も制限されています。また有機巣体はドローンが変異することによって生まれますが
一度変異が完了してしまうとドローンは元の姿へは戻ることができず、有機巣体一個ごとにドローン一体を
失うことになります。
以上のように、かなり独特の変異 / 進化体系を持っているのがザーグの有機巣体の特徴であり
他ニ種族に比べるとだいぶ難解な作りになっているといえるでしょう。