おとなのための・ピアノレッスン




      実力向上 = 練習曲を次々と制覇すること


      みなさん、きっとそれが常識だと思います。

      ご近所の先生に聞いても、身近な上級者に聞いても、 「それが正解」 と言われるかもしれません。
      でも、本当は違うんですよ。


      「さぁて11番が終わった。次は12番だ」

      の繰り返しで、練習曲を順番に制覇するだけでは、なかなか実力は身につかないものなのです。

      信じられないでしょう? でも本当なんですよ。

      それはなぜかというと……



      ◆ 穴の開いた袋でドングリ拾い


      練習曲は、「できないことをできるようにする」 のが目的です。

      ですから、たとえ一時的にできるようになったとしても、そのまま放置して
      次に向かうことばかり繰り返したら、

      それは穴の開いた袋でドングリを拾い集めるようなもの。

    拾ったばかりの新しいドングリは袋に残りますが、

    古いドングリが、いつの間にかポロポロと袋からこぼれてしまいます。


      練習は、毎回ゼロからのスタートではありません。


      今まで練習したことを、今日も忘れずに覚えている。
      今日はそれに磨きをかけて……。


      その積み重ねが、実力向上となるのです。



      ご近所のピアノ教室で普通に教わるような、

      「今週は11番が終わった。来週は12番だ!」

      のような意識だと、

 「新しい曲をやるうちに、また1つ、2つ、以前の曲がこぼれ落ちてました」

      と感じていたのではないでしょうか?

      小さい頃にピアノを習った経験のある方は、この 「トコロテン」状態、心当たりありませんか?


      ……では、どうすればよいでしょう?

      簡単ですね。その袋の穴をふさげばいいのです。



      例えば、同じ条件でドングリ拾いを始めた場合でも、
      袋の穴をふさぐかふさがないかで……

穴の開いた袋で、ポロポロこぼしながら、ドングリを拾い集める

(課題を先に進めるのみで、終わった課題は放置)
袋に穴がないかチェックしながら、確実にドングリを積み増す

(終わった課題も定期的に復習して、基礎力を積み増す)


      どちらのほうがより多く 「ドングリ」 を持ち帰れるか? わかりますよね?



      意識の差はほんのちょっとなのです。
      たったそれだけなのに、

      「毎回ポロポロこぼしながら」  →  「基礎力を確実に1つずつ積み増す・・・」 


      それができるかどうかで、
      持ち帰れる「ドングリ」の量、つまり練習の成果は、思った以上に大きく変わります。

      今まで、間違った練習をしていませんでしたか?


 おとなのための・ピアノレッスン   美しい表現の練習とは?