ピーター・ダイヤモンド警視が主人公の現代もの。巨漢で昔気質の頑固オヤジタイプ。R.ヒルのダルジール警視、C.デクスターのモース警部、心理探偵フィッツと、イギリスではハンサムキャラよりそういうキャラの方が人気なのだろうか。
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| 1) | そうか、そうだったのか! |
| 2) | なんと日本が舞台に!でも、なんかちがう…。ミステリアス・ジャパニーズなり。ともあれ日本人の少女が鍵、謎の中心となり、ダイヤモンドさん日本やN.Y.へ。似ているようでもイギリスにとってアメリカは外国、別の国なのねというのがちらほらあっておもしろい。 |
| 3) | 1作目でバースの警察を辞めてしまったダイヤモンドのもとに再び警察からの要請が。かつて彼が逮捕した殺人犯が脱獄して、無罪を訴え副所長の娘を誘拐、交渉相手にダイヤモンドを指名。仕方なく協力するも、実は警察に復帰したいダイヤモンドさん、内心はシメシメ。 |
| 4) |  猟犬クラブとはミステリー愛好会の名で、その会員達が事件に巻き込まれる。世界最古の切手ペニー・ブラックの盗難、それがジョン・ディクソン・カーの本に挟まれて発見され、その後会員の一人が殺されて(それも密室殺人)、彼は特にカー(密室殺人といえばこの人ですね)に詳しい人物で…とミステリーファンには愉しいbitsがいろいろ。★★★★ |
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| 6) | バースのローマ浴場の地下で白骨化した手が発見される。同じ頃、実はメアリ・シェリーが『フランケンシュタイン』を執筆したのがその付近だったという事が知れ渡り話題に。同作品を題材にしたウィリアム・ブレイクの絵らしき物まで発見されそちらの真贋も気になる。
目に浮かぶのはローマ浴場の深緑の水、ローマ風の遺跡。壁画。水から引き上げられた品々も展示されていたね。その横のバース寺院。壮観なロイヤルクレセントの景観。ブレイクの絵、詩。
感想は...まぁおもしろかった。バースと言えば作家ジェーン・オースティン。それは有名だけど、そこで『フランケンシュタイン』が書かれていたとは!というのが皆を驚かせ興味を惹かせる(文学好きだけ?)。警察官希望の金髪ジャーナリスト、インゲボルグは前作で異動してしまったジュリーに代わるのか?ダイヤモンド警視が今までよりも良い人物のようなイメージがしたのは気のせい?文学に対する知的好奇心&探究心旺盛なアメリカ人教授とその奥さん夫婦もいいね。★★☆〜★★★ |
| 7) | ダイヤモンドの妻ステファニーが!!! |
| 8) | 事件はふたつ。ダイヤモンドはなかなか登場しない。
@ 浜辺での女性の絞殺事件。
A 世間にもまだ公表を控えている連続殺人事件。
@の殺された女性は優秀なプロファイラーで、何度も警察の協力をしていた。それにしても、周りは人だらけの浜辺で一体どうやって誰にも気づかれずに殺すことができたのか?
事件が起こったのはワイトヴュー・サンズの海岸。担当はボグナー・リージズ署のヘン・マリン主任警部(+ステラ・グレッグスン部長刑事)。このヘン・マリンのシリーズがこの後2作出ているのです。だけど、読んでいてもそう切れる人物とも思えなかった。なぜだろう。。。ダイヤモンドとは気が合うみたい。葉巻をしょっちゅう吸っている。
被害者の女性エマの住まいはバースだった。そこでダイヤモンドさん登場。プロファイラーのエマが関わっていたのは連続殺人事件で、有名な映画監督がクロスボウで殺害され、コールリッジの詩『古老の船乗り』からの一節が残されていた。他に二人の有名人の予告がされている。
このエマという人物、最初はクールな才女のような印象だったのに、解読された秘密の覚書の内容が赤裸々で、ずっとこんなのを読まないといけないの?とちょっと思ってしまった。多分最初の印象とのギャップのため?
エマはこの連続殺人鬼に殺されたのか、はたまた全く別の人物に殺されたのか?
連続殺人の担当はサセックス警察署のジミー・バーネストン。若くて優秀、落ち着いた自信にも満ちている長身の刑事。ただの担当刑事かと思ったら実はエマと関係していた事が分かる。ならば容疑者リストにのるはずなのに、知り合いのためかヘンは疑うなんてとんでもないといった感じ。他に疑わしい人物として、エマが最近ふった彼氏のケン。
結局、、、犯人が分かった時には「えっ?!」っと思った。ラヴゼイの予想を裏切る結末や犯人は好きなのだけど、この「えっ!」は予想外というよりも、それじゃあちょっとつまんないじゃん、という感じもした。まぁ、予想外という意味ではいつも通りやってくれたのだけど…。そして、犯人は本の登場人物欄に出ている中のひとりに違いないのだから、おのずと限られてくるしね…。
浜辺の事件の方はと言えば、これまた「えっ、そんなことなの?!」でした。
確か初期のころは、押しが強くてズケズケものを言う頑固ガムシャラ刑事だった(?)ダイヤモンドさん、近頃どうしても‘押しが強い’とか‘イヤな’人物には殆ど思えず。ケンの尋問の時はちょっとって思ったけれど、全体を通してとっても良い人にしか思えないのはなぜだろう。もしかすると読み手の私の問題かもしれない。★★☆〜★★★ |