「オンパッキャラマド・・・」
呪文を唱えるとシュルシュルとロープが霊夢を縛ってゆく。
「ふぃ〜」
倒れているのは2人
縛られている霊夢と零距離でスペルカードを放った紅 美鈴である。
彼女は紅魔館の門番だが、封印解除の夜レミリアの悲鳴を聞いて庭に行くと、吸血現場を目撃してしまう。
咲夜に「逃げなさい!」と言われ、一目散に逃げたが、追撃を受けて博麗神社に迷い込んで力尽きた所を人形に発見されたのだ。
「しっかし、よく生きてたな霊夢」
「ゲホッ、なんか体の中に入れられて強化されてるからかな?当分動けないけど。」
「美鈴も丈夫だよな〜あんな無茶するなんて」
「一応鍛えてますから・・・右腕一週間は使えませんよぉ〜有給あったかな・・・ハゥゥ」
「さて、それじゃ私は行きますか。」
すっと立ち上がったとき
「魔理沙、大丈夫?」
とパチェ人形が口を開く。
「おぉ、今終わったぜ」
「私は今から進むけど、無事ならいいわ。今どこ?」
「吹っ飛んだ霊夢を追いかけたから結構進んでるな。」
「・・・・魔理沙、あんたそんな趣味が?」
「ち、違うぞ!これはアリスの趣味だ。お前の人形もあったんだからな!」
「・・・・・・はぁ、どうでもいいわ。早く終わらせてね。」
「あぁ、任されたぜ。」



「あら?」
「お?」
黒い魔女が近くで止まる。
「一つ聞くが、両手広げて「そーなのかー」って言いそうな妖怪見なかったか?」
「いいえ、見てないわ」
「そうか」
「目の前にその妖怪がいたら?」
「撃ち落すぜ」
と言い終わる前にレーザーを放つ魔理沙。
避ける間もない必殺の奇襲も、虚しく体をすり抜ける。
「霊夢を倒せたのね」
「ふむ、すり抜けたか・・・情報通りだな。」
「年上の話は聞くものよ」
と両腕を広げて漆黒の弾幕を張る。
「ヌルイぜ!」
「じゃあ、これはどうかしら?」
と揺らめく4枚の翼を羽ばたかせ、魔理沙目掛けて一気に伸ばす。
「宵闇の翼か?直線的過ぎだぜ!」
余裕でやり過ごそうとした。
「甘いわ」
直進してきた4枚の翼がカーブを描き、魔理沙を貫こうとする。
「うわ!」
多少、驚くも危なげ無くこれを回避する
伸びていた翼は掻き消えて背中に新しい翼が揺らめく。
「まるで巨大な手だな・・・」
「宴は始まったばかりよ」
本当にルーミアかよ、と悪態をつきたい気分になった。
手元に残してある戦力は、日符、恋符、魔符それぞれ1回分である。
「これもすり抜けるか?」
掲げた手に魔力が集まり、スペルカードを形成する。
「魔符・ミルキーウェイ!!」
天の川の名の通り、莫大な量の星が氾濫したかの様にルーミアに降り注ぐ。
「ちぃ!」
やはり、星の魔法は効果があるのか、舌打ちし
「夜符・ナイトバード!!」
とスペルカードで迎撃する。
「いまだ!パチュリー!!」
相殺した瞬間に魔理沙が叫ぶ。
「!!?」
すかさず振り返り、奇襲に対処しようとする。
が、
「嘘だぜ!」
間近に迫った魔理沙は両手に魔力を集中させる。
「今命名したぜ!
日&恋符・ロイヤル・スパーク!!」
日光の力を持つ極大レーザーがルーミアを襲う。
「あ゛ッ!!!」
さすがに避けきれず、右腕と胸から下全部を持っていかれるルーミア
「やったか?」
落ちていくルーミアを見てつぶやいた。


弾幕を避けながら妖夢がアリスに聞く。
遠くの夜空が一瞬明るくなる。
「ルーミアの方は大丈夫なんですか?」
「今頃は魔理沙が相手をしているはずよ。パチュリーもそろそろ追いつく頃かも」
しかし、自分達は目の前の相手を倒せずにいる。
それでもアリスには策がある。
”ルーミアを倒す”この目的を達成する為の策であるが故に、妖夢を犠牲にしなければならなかった。


あとがき? 魔理沙VSルーミアです。 かなりペテン師です(ぉ アリスの策とは・・・・?

第七話


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