「反則だぜ・・・」
落ちていくルーミアに夜が集まり、体を修復する。
全てのスペルカードを使い切った一撃だった
「さすがに死んだと思ったわ」
「名前をシャイ○・スパークにしとけばよかったか?」
「かもね」
レミリア、咲夜、幽々子らが敗北、逃走したのは効果のある属性を持ち得なかったからだと思っていた。
そして、現にそうであった。
星、日、試してはいないが月符も効果はあるであろう。
しかし、夜である限り死なないとは思いもしなかった。
「ふふ、震えているわね」
「武者震いだぜ」
とルーミアの弾幕を回避する。
ルーミアも、相手が先ほどのスペルで切り札を使い切ったことが判っていた。
「ほらほら、避けないと殺すわよ」
次第に弾幕が濃くなってくる。
「パチュリー!」
「ふん、2度も引っかかると思ったの?」「火符・アグニレイディアンス」
「へ?」
と第三者がスペルカードを放ってきた。
今回も回避が遅れてしまい、両足を焼かれる。
「お待たせ、魔理沙」
「助かったぜ」
「よくも私の魔理沙を・・・」
「(何かセリフがおかしい様な・・・)」
「今度は本当だったのか・・・騙すなんて卑怯だぞ!」
既に両足は再生している。
「イヤ、騙してないだろ今のは」
「夜だから再生するのかしら?本に載ってなかった事だわ・・・」
「パチェ、スペルカードの余分はあるか?」
「えぇ、火符でいいかしら?」
「サンキュー」
「もう怒ったわよ。
月符・サイレントセレナ!!」
「月符・サイレントセレナ!!」
またったく同じ符、同じスペルカードである。
しかし、漆黒の揺らめく翼がパチュリーを襲う。
途中で複数に枝分かれして魔理沙をも襲う。
「危ない!」
鋭い一撃がパチュリーを掠める。
すかさず魔理沙がスペルを放つ。
「火符・アグニシャイン!!」
枝分かれし、襲い掛かる翼を焼き払いルーミアに迫る。
「むぅ〜」
今度は回避するルーミア
パチュリーはルーミアと対峙する。
喘息の調子はいいようだ。
手が開いた魔理沙はアリス人形に向かって
「聞こえるか?アリス!」
「(ん、強制力が弱まった?)」
先ほどとは威圧感が薄れたように思える。
「妖夢」
不意にアリスが口を開く。
「一人でしばらく時間を稼いでくれる?」
例の秘策を使うのだろう
「わかった」
返事の後、魔理沙人形がしゃべりだす。
「聞こえるか?アリス!」
「えぇ」
「そろそろ準備しておけよ!」
「判ってる。」
なぜか咲夜からの弾幕はゆるい。
そして、こちらの行動を窺っているようにも見える。
「(あの人形が必要ね・・・でもお嬢様は誰の所にいるのかしら)」
考えていると妖夢が弾幕を強めている。
「獄界剣・二百由旬の一閃!!」
「幻世・ザ・ワールド!!」
時間を止めてこの剣技をかいくぐる。
「アリス、行って!」
アリスの策とは、先日読み解いた魔術書にあった魔法で
AとBの位置を交換するという移転魔法である。
「すぐに終わらすわ、耐えてね妖夢。」
アリスが消えた後、その場所にはアリス人形が現れた。
咲夜はアリスが移動した後、時を止めて妖夢に詰め寄り、聞いた。
「お嬢様とは誰が戦ったの?」
魔理沙が人形達を投げる。
「パチュリー、アリスが来たぞ!」
反応して、周囲の気配を窺うルーミア
「(今度は・・・嘘!)」
背中の揺らめく翼が吹き上がる!
「闇符・ディマーケイション×2!!」
パチュリー、魔理沙に向けて同時にスペルカードを放ってきた。
「かかった!」
「日符+咒詛・日向の首吊り蓬莱人形」
投げた人形の内、アリス人形がアリスと交代したのである。
ルーミアの頭上から光の弾幕が広範囲にわたって降り注ぐ。
しかし、ルーミアは被弾しながらもすぐさま夜で修復していく。
そこに、
「日符・ロイヤルフレア!!」
光がルーミアを完全に捕らえた!
が、
「・・・・解かってても萎えるな」
「えぇ。」
「こ、こんなの聞いてないわよ・・・」
夜なのですぐさま修復が始まる。
肉片が一欠けらも残らなくても、この世に夜がある限り存在し続ける。
それが夜・ルーミアの真の恐ろしさであった。
あとがき?
アリスの策が成功するも、規格外な強さなルーミアには効果なし。
ちなみに、火には、夜を照らす力があるので。
ルーミアにも効果はあります。
ダメージは少ないですが。
次で最終話ですが、分岐します。(ぉ