すこし、時間をさかのぼる。
時間を止めてまで、博麗の神社に急いだ。
途中で停止した時間を戻して急いだ。
この後、時間操作の時に支障がない様にだ
「ハァ、ハァ、ハァ、れい、む、ハァ、霊夢、」
鳥居をくぐると、すぐそこに箒を持ってたたずんでいた。
博麗の巫女、博麗霊夢である。
「・・・・珍しいわね、どうしたの?」
「今すぐ、一緒にきてもらうわ。」
「掃除も終わったし、別にいいけど・・・何で?」
ぐぃ、
「うわぁ!?」
霊夢の腕を掴むと、問答無用で紅魔館の方角に飛ぶ。
「質問は後、急ぐわよ!!」
そういうと、周囲の時間を遅くした。

・・・・1日に同じような事を2度もする羽目になるとは・・・

その頃レミリアは・・・
「急に暗くなって・・・今日は運がいいのかしら♪」
とても上機嫌で博麗神社に向っていました。

----------------------------------------

「ぬぅぅぅん!!」
「はぁぁぁあ!!」
大剣による必殺の一撃が暴風雨のように無数に繰り出され
彩色の気を纏った爆撃のような拳撃が暴風雨に激突する。
お互いに互角の撃ち合いである。
この均衡を破ろうとしているのが、妖夢の斬撃である。
リカルドと美鈴の攻防の隙を突いて、妖夢が一撃離脱を繰り返している。
今はまだ、捌けてはいるが、
だんだんと、その精度を増してゆく妖夢の才能にリカルドは焦り出していた。
たぶん、彼女は刹那思考を会得しているのだろう。
一瞬の判断に迷いが無い。
「(このままでは、魂魄のお嬢ちゃんに足元を掬われる・・・仕方ない。)」
妖夢の斬撃を捌く。
妖夢が引き、美鈴が突進してくる。
この一瞬の隙
「美鈴殿、自身の力、味わってもらおう!」
美鈴の打撃は既に放たれている。
「罰符・絞首階段!!」
6発の打撃全てを妖力を込めた大剣の剣背で受け止める。
「ぐが!?」
瞬時に剣背から6発の衝撃が美鈴を襲う。
自らの打撃を返されたのである。
続けて符を起動する。
「すまんな、車符・首無しのチャリオッツ!!」
突如美鈴の側面に2頭の馬に引かれた戦車が出現し、そのまま突撃した。
「美鈴さん!?」
戦車の突撃に巻き込まれた美鈴を心配する妖夢に、
「甘いぞ!」
大剣の一撃が襲う。
ガギィ!!
「ぐッ」
なんとか二刀を交差させ、受け止めた。
が
「これが、奥の手と言う物だ!」
鋭い角を付けた兜が、頭ごと飛び出し、妖夢に迫る。
騎士は首無し騎士だったのだ。
「!?」
思わず目を瞑る。
ガィン!
「ぐぬ!?」
が衝撃がこない。
変な金属音がしただけだった。
それに両腕に掛っていた重圧が無い。
「妖夢のお嬢ちゃん、大丈夫かい?」
聞いた事のある声だった。
恐る恐る目を開ける。
「や、夜摩様!?」
飛び出した首を杖で突き飛ばし、胴体を蹴り飛ばしたのだった。
吹き飛んだ首がひとりでに体の元に戻る。
「夜摩殿・・・邪魔をなされるのか?」
「その剣、罪人を斬る為の剣だと言って授けたというのに・・・」
「主の命は絶対です、夜摩殿」
リカルドが剣を構える。
「ならば、灸を据えてやろう」
杖で円を描く。
「戒符・画地為牢!!」
周囲に無数の針が出現し、
描いた円がリカルドを中心に回転し、球を形成する。
「よいか、そこから出れば、待っているのは死じゃ。」
「主が存命なのに先に死んでよいのかな?」
「ぐっ・・・」
「まぁ、そこで頭でも冷やすんじゃな。」
周囲の針はくるくると回転していた。

「夜摩さま、美鈴さんが・・・」
「ほっほ、大丈夫じゃよ」
そういうと、地面を指した。
なんと、美鈴は戦車の突撃を止めてしまったのだ。
ただ、丁度、宿龍呼法が終了し、気絶してしまったのだ。
「お嬢ちゃん、あの子にこの薬を飲ませて上げなさい。」
と小瓶を受け取る。
「これは?」
「神農の秘薬じゃよ。
多分動けないだろうから、飲ませてやってくれ。」
そういうと、ルーミアの方に飛んでいった。
「あ・・・飲ませるって・・えぇ!!?」

----------------------------------------

「ふぅ、やっと喘息も治まったわ・・・」
やっと図書館から出てきた魔女、パチュリー
周囲の魔力からどこに誰がいるかを察知する。
「ん・・・向うは、気ね、美鈴か・・・
あちらは、魔理沙ね。
あら?知らない魔力ね・・・それも大きい」
興味がわいた。
見知らぬ魔力、それもかなり巨大である。
「魔理沙には悪いけど、あちらに行かせて貰うわ」


ズズズッ
ゴーレムの指先が腐って落ちた。
「く・・・(このままじゃあ、この子が、壊されちゃう)」
メイドの出血量は最初よりは少ない。
この赤い結界を作るのに大量に消費し、今は維持だけのようだ。
それでも、ムダに魔力、血を失わないためか、攻撃はしてこない。
「あ、そうだ!」
アリスが自ら弾幕を放つ。
「・・・ムダなのに・・!!?」
ゆっくりした動作で弾幕の隙間をゆらゆらと避けるマリーツィア。
が、そこに伸びる巨大な手。
弾幕を回避されるなら
それを利用して直接捕まえればいい。
殺意を持たなければ危険じゃなくなるだろうという予想から、
捕まえにいったのだ。
「うッ?」
「やったわ、これでお終いよ!」
ゴーレムが絞め殺そうと、掴んだ手に力を入れる
が、
グシャァ
掴んだ手がいきなり崩れ落ちた。
「そんな!?」
「・・・この結界は、私の血でできているのよ?」
ここでアリスは心が折れそうだった。
自分の迂闊な行動で大事な人形の崩壊をさらに進めてしまい、
現状の自分にこの結界を破る術が見つからない事に。
「そう、貴女の血だったのね」
いきなり、第三者の声がする。
結界の外側からだ。
「・・・魔女ね?」
「まったく、来てみたらレミィの真似事してる輩が居るし・・・」
いつぞやの紅い霧の事だろう。
当然、マリーは知らない。
「アリス、」
「な、何よ」
「4人は、旱を従えて腐を撃った。
腐は湿、旱は乾。
貴女読んでたでしょ?
それくらい思いつきなさい!」
しかし、マリーは余裕だ。
「貴女に壊せるのかしら?」
「実践してあげるわ、火符・カグツチの抱擁!!」
巨大な炎の渦が結界を丸ごと焼く。
「火符ね・・・でも、水精・アプサラスの加護!!」
内側から、逆回転の水の渦が炎を掻き消す。
「水で消せるわ。」
「その為に妖力を残していたのね・・・」
「えぇ、貴女が火符を使わなくて良かったわ。」
ふらりと体勢を崩す。
先ほどの消耗が相当堪えたようだ。
結界の外でふむと少し思案すると、
「血も水よね・・・」
「「?」」
3枚の符に魔力を流し、術式を起動し、さらにこれらを組み合わせる。
「木木日金符・雷剣神タケミカヅチ!!」
轟音と共に、無数の剣が結界に突き刺さり、
その刹那巨大な雷撃が結界を丸ごと焼き尽くす。
「そ、そんな!!?」
「結界が強かったから中は無傷ね・・・ゴホッゲホッまた喘息が・・・」
「五行だけじゃなかったの?・・・」
「五行と陰陽を組み合わせたのよ、雷程度なら余裕ね。ケホッ
それより、そのデカブツを出して負けそうになるなんて、本気くらい出しなさいよ」
「うるさいわね、本気を出さないのが私の流儀なの!」
ギャアギャアと魔女2人が言い合っている。

結界を破壊された事で戦意を喪失し、マリーの気が緩む。
失血もあり、そのまま気を失い墜落する。
「あ!」
慌ててアリスのゴーレムがマリーを助ける。
その顔は涙で濡れていた。
すでに血の能力も消えうせている。
「・・・・傷の手当て、できる?」
「ついでに貴女のデカブツも治してあげるわ、時間が掛りそうだけど。」


----------------------------------------

あとがき! やっと登場したパチュリー嬢! なんだか適当に登場→終わり ですw なんで雷なスペルかというと、火だと、涙(水)で消される。 涙、血は水なので、水を電気で分解して、結界を解除しようとしたんですね〜 アリスさん、まだ本気じゃないみたいです。 まぁ、持ってる本の1ページ分の力を行使しただけなので。 リカルド戦は、夜摩の乱入で停止に。 覚醒美鈴は戦車の突撃にも耐えますw 妖夢の成長がもう少し早ければ乱入されなくてもどうにかなったかもしれませんね それよりも、 妖夢さんに、美鈴フラグが立ちました(ぇ 謎な三角・・・幽々子も合わせて4角関係はどうなるのかー(どうにもなりませんw

第七話


戻る