「それでは、両者15分の休憩に入ってもうわ。
なお、控え室には関係者以外立ち入り禁止。
・・・妖夢、これでいいかしら?」
「・・幽々子様、なんで私に聞くんですか?」
司会の西行寺幽々子が告げる。
一試合約24時間も続く。
そのため、こまめに休憩が取られるのだ。
私、宇佐見蓮子はすぐさま控え室へ向かった。
「はぁ・・・」
それにしても、質問に答えたり、支援物資にコメントしたりするだけなのに
なんでこんなにも疲れるのかしら?
カチャリと控え室の扉を開け、部屋に入る。
一息つこうとインスタントのコーヒーにお湯を注いでいると、
カチャリと扉が開けられる。
「蓮子〜、」
「なんだ、メリー・・・貴女も飲むかしら?」
秘封倶楽部メンバー、マエリベリー・ハーンである。
私は彼女の事をメリーと呼んでいる。
マエリベリーなんて、読みにくいし、最近は本名も思い出さなきゃ忘れてしまいそう。
でも、私の大切な親友だ。
メリーはコーヒーを受け取ると適当に椅子に腰掛ける。
私はその正面に座って、
二人でコーヒーを飲む。
お湯が少しぬるかったかな?
コトッとカップを机に置くと、メリーが口を開く。
「蓮子、緊張してるでしょ?」
「・・・」
いきなりソレを言うのか・・
「しかたないでしょ?
境界を渡ってきたのはいいけど、いきなりあんなトーナメントに招待されて、質問攻め。
明日は貴女の番なんだからね?」
「判ってるわよ。
でも、肩の力くらい抜けないかしら?」
疲れる原因よ?
と告げてぬるいコーヒーを飲み干す。
すると、メリーがガタガタと椅子ごと私の隣に移動する。
「ほら、リラックスして、そんなんじゃ蓮子の魅力なんて伝わらないわよ?」
ユサユサと両肩を揺する。
「・・正直、さ、」
「ん?」
私は俯いて、呟く。
「私達って余所者なんだよね、幻想郷では、」
「・・・」
「それで、こんなトーナメントなんて・・」
突然メリーが私の頭を抱かかえる。
見た目よりもある、メリーの胸に顔が半分埋まる。
「ぅわ、な、なに?」
「蓮子、」
私は、口を閉ざす。
「トーナメントの試合は貴女しか出ていないけど、」
うん、
「相手の支援の方が多いけど、」
うん、
「私は、いつでも、
貴女と一緒よ?
だって、秘宝倶楽部の唯一のメンバーなんだもの。」
「うん、・・・ありがと、」
「さ、リラックスできたみたいね?」
メリーが私の頭を放そうとする。
「あ、」
「ん?」
「・・・もう少し、」
私は押し殺した声で、ねだってみる。
すると、イタズラっぽい笑い声の後、
「うふふ、明日、私の事、応援してくれるのが条件よ?」
そんな優しい声が返ってきた。
「・・・うん、」
返事をすると、両腕に力が込められる。
ぎゅっと。
〜時間経過〜
試合会場、
休憩の終わった両者が再入場して、司会の幽々子がトーナメントの再開を宣言する。
「さ、休憩も終わったところで、両者の休憩シーンを毛玉部隊が隠し撮りしてくれました!」
「「えぇええええええええッ!!?」」
「美鈴さんの休憩シーンです!」
「え、あ、まッ、待ってくださ・・」
巨大スクリーンに映像が映し出される。
『美鈴、ダージリンよ。』
『さ、咲夜さん!ど、どど、どうして??』
『まったく、何を言っているのかしら、
今日の主役は美鈴、貴女でしょ?
私が応援するんだから、負けたらオシオキよ?』
『そうですよ、美鈴隊長』
部下の警備員達も美鈴の肩を揉んだりして、労っている。
呆然としていた美鈴だったが、脳が事を理解すると、
『あ・・・あ、ありがとぅごじゃいまふぅうう・・』
ワンワンと泣き出してしまった。
『ちょ、そこまで泣く事ないじゃないの・・・ほら、顔拭いてあげるから・・』
・・・当の本人を見ると、真っ赤になって抗議している。
んー、確かに泣き顔を見られるのは恥ずかしいわね・・・
「ふふ、美鈴選手、大勢の人に好かれているようですね〜
それでは、次は蓮子選手の休憩シーン!」
って、私も!!?
「や、やめてーーーーーーーーッ」
あとがき!
どうも、EXAMです。
キャラ破壊っぽいですが、「まぁ、EXAMだし、」と諦めてください。
ちなみに、メリー支援も書きます。
ネタは・・・、パチェ支援ssに書いた事でもやろうかな?w