「紫〜、紫は向うにも行けるんだよね?」
「……突然な質問ね、萃香?
……何? 追い出された存在の癖に向うが気になるの?」

 紫は偶に意地悪な言い方をしてくる。

「むぅ……癪に触る言い方ね……」

 頬をぷくっと膨らませ、態度で抗議する。

「ンフフ……萃香ったら怒らないでよ……」

 もう、笑って誤魔化すんだから……

「まぁいいわ。 それより、向うに強い奴は居た?」
「ん……と、いつだったか忘れたけど、
冬眠前の人間狩りに出かけたときに、凄いのが居たわ。」

 凄い奴!?

「戦ったの? 勝った? 負けた? 教えてよ!」
「フフ……慌てないの。
冬眠前の人間狩りして、人間を数人溜め込んでたんだけどね、
突然現れて止めろ!なんって言って邪魔してくるから……ねぇ?
寝る前の運動という事で弾幕ごっこを楽しんだわ〜」

 う〜〜〜〜、いいなー!

「ねぇ、そいつ、どんな攻撃してきたの?」
「高性能な誘導弾、高速、高密度で撃ち出される針の弾幕を展開してきて、
こちらの弾幕を虎柄の布を結界みたいに使って防いでくる難敵だったわ
隙間移動しても、探知機があるらしく出現場所がばれちゃうし」

 誘導、針、結界……霊夢みたいな奴ね……

「それだけ?」
「それに音攻撃に歪曲攻撃」

 確か……宴会を繰り広げた時に、合奏して盛り上げていた三姉妹が居たわね。
 その次女にも似てるわね……

「さらに、近寄ると斬撃もあるわね」

 ……庭師にも似てる!?
って、そいつはどんな距離でも戦えるのね!

「追い詰めたと思ったら、どんどん仲間が加勢するの。
まるで萃つめる能力でも持ってるみたいに……」

 私の能力まで!?
 っていうか、呼ぶんじゃなくて、加勢に来てくれるって……
 すごいカリスマの持ち主ね……

「加勢に来たやつらを突っ切って隙間送りにしようと捕まえたら、電撃まで放ってくるの
もう服はボロボロになるは、捕まえた人間は奪回されちゃうわで、
冬眠前の運動にしては割に合わないから逃げだしちゃったわ……」

 切り札まで持ってるなんて!

「凄い!!
凄い凄い凄い!
いいなー、私も戦ってみたいな〜
連れて来てよぉ〜」
「また戦うのは嫌よ。 でも、方法は無い訳じゃないわ」
「えッ……方法があるの?」


「専用のポストに手紙を出すと来てくれる見たいよ?」


あとがき! 妖怪で一番有名な彼です。 誘導弾はアレ 針はそのまま 音はオカリナ 歪曲攻撃はオカリナ鞭 斬撃はオカリナソード です。 探知機はアンテナ。 加勢する仲魔は少なくても 婆、爺、男、女、布、壁の6人 親父さんは隠れてます。 たぶん。

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