僕は本当に嫌だったんだ。
 それに、恥ずかしながら初めての経験だったんだ……。
 でもアイツらは寄ってたかって僕に襲い掛かってきたんだ。
 僕が男とか関係ないらしい。
 アイツらは僕の穴を……、執拗に攻めてきたんだ。
 それも二箇所。
 僕は男だと言うのに……
 まるでアイツらは穴さえあればどこでもいいって感じにね。
 当然僕は懸命に抵抗したさ。
 でもアイツらは容赦なかった。
 穴の奥深くまで蹂躙してくるんだ。
 その乱暴さ加減に嫌悪感すら抱いたさ。
 でもね、頭ではそう思っていても、僕の体は……、屈してしまったんだ。
 陵辱される二箇所の穴から、トロリとした液体を分泌してきたんだ。
 つまり、僕は――、感じてしまったんだ。
 僕は必死にそんな筈はないと否定したさ。
 でも、状況を考えればそんな否定は無駄なんだよ。
 止め処なく溢れてくるんだ。
 頭では嫌だと思っていてもね。
 拭っても拭っても、溢れてくる。
 僕はいつの間にか涙を流していたんだ。
 その涙は……、あぁ、もう語る必要もないね。
 休む間も無く攻め続けられた僕は、もう限界だった。
 体はガクガクと震えが止まらなかった。
 背筋がゾクゾクとした感覚に襲われた僕は、遂に絶頂を迎え――
















「ふぇっくしっ!」
 
「うぇ、汚いなぁ……」
「今頃花粉症なの?」
 遊びに来ていた霊夢と魔理沙が僕のくしゃみに反応する。
「あぁ、どうやらそうらしい。去年までは何とも無かったんだけど……」
 ちり紙で鼻を優しくかむ。
 左右の鼻の穴を交互に押さえて、力み過ぎないようにするのがポイントだ。
 勢いが強すぎては、鼻の粘膜を傷つけてしまう。
「まったく、無差別に花粉をばら撒くだなんて酷いと思わないかい?」
 鼻をかみ終えて、束の間の平穏を取り戻したボクは思いついた自論を述べてみる。
「しっかりと異性(この場合、雌しべと言ったほうが良いか)を狙える方法を取った方が量も少なく済むと思うんだ」
「でも、樹木や草花は動けないでしょ? その考えも良いけれど、やっぱり繁殖の効率が悪いわよ」
「そうだぜ香霖。大自然の摂理に対して人間様の考えを勝手に押し付けちゃダメだぜ?」
 まったく、なんでこういう時だけ二人とも正論を……
「はぁ……、君達も花粉症になればきっと僕と同じ事を言うと思うよ」 



あとがき! 今の時期の花粉なんて無くなればいいんだ(´・ω・`)

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