- 5.基本機能
(1)輸送限界
XYZ方向の長さで決まる直方体にスプールが収まる様に溶接位置を決める。
複雑な姿勢で納まる様に計算すると、人が納める時に難しく、
また、トラック等で輸送する際に荷姿が不安定となる。
そこで、いずれか1本の中心線をX軸に平行にして、床に平置きするように
スプールを決める。
スプールを構成する中心線(除突起部)を交互に入れ替えて様々なXYZに対して
輸送限界を調べる。
(2)定尺長
溶接の間隔が定尺長を越えない様に溶接位置を決定する。さらに、溶接費用が増えない範囲で
溶接間隔を定尺長に近づけて、切断せずに使える定尺材数を最大化する。
(3)溶接禁止領域
継手類(ティー、バルブ、フランジ等)の内部、曲げ部、スリーブ、サポート、枝管や座の
前後には溶接点をもうけない。
(4)現地溶接禁止領域
現地での溶接が困難な場所等を現地溶接禁止領域とする。
指定された領域に現地での溶接点をもうけない機能を最適化プログラムは持っているが、
現地溶接禁止領域を決定する機能は持っていない。
(5)溶接必要領域
継手類(ティー、バルブ、フランジ等)の両端。曲げ部が近接していて、曲げの為の掴み長さが
不足する場合。溶接必要領域は複数の領域にまたがる任意の位置に設定できる。
(6)現地溶接必要領域
現地溶接する必要が有る場所等を現地溶接必要領域とする。スリーブの片側を現地で溶接する
場合など。溶接必要領域は複数の領域にまたがる任意の位置に設定できる。始終点を含む
溶接必要領域を設定すると、始終点は現地溶接に限定せず、工場溶接になることがある。
(7)プレミアム溶接費用
曲げ部の前後1D内は特別の費用を課して、溶接を避ける。
また、溶接点が近づかないように、1D内で隣接する溶接にも特別の費用を課する。
(8)曲げ部縮代
曲管の縮代は外周の減肉を0として計算する。
(9)ボルト締め
フランジの一方はボルト締めと判定する。ボルト締めは溶接費用が1/100の溶接必要領域とする。
(10)スリップオン
スプールの形状には影響しないが、素材長をその分長く取って溶接位置を決める。
内部的には中心線上で1mm、素材長がスリップオン長さの溶接禁止領域を生成する。
(11)スリーブ挿入
スリーブの一方は直管(座、枝管、曲げ部でない)となるように現地溶接位置を設定する。
そのために、スリーブと両側の直管部を1つの現地溶接必要領域としてプログラムで生成する。
(12)始終点同一スプール
始終点が母管の同一スプールに接続する場合、そのラインの始終点を含めて現地溶接を生成しない。
(13)ライン別定数
ライン別に輸送限界、定尺長を指定できる。
(14)接点別詳細定義
接点ごとにボルト締め、スリップオン長さ等を指定できる。
(15)複数ラインにまたがる準最適化
母管に接続する枝管を輸送限界の範囲内で母管のスプールに統合して溶接費用の低減を図る。
この際に、枝管の始終点付近に現地溶接必要領域を内部で生成する。
母管から先に計算するために、ライン間の接続関係からループを検出し、
ループするライン群を1つの固まりとしてトポロジカルソートをる。
(16)最適化ロジック
配管の中心線をメッシュに分割し、動的計画法を応用した方式で、現地溶接費用と工場溶接費用
の和を最小にする溶接位置を決定する。
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