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中島の梵天立て/金田海岸(木更津市)
中島敬愛講 ワカイシュ 梵天立て ツトッコ 拝み
 
  
#1
  
中島敬愛講
三百年以上続く祈祷行事で,毎年1月7日,金田海岸で行われます。江戸元禄期,奥州出羽三山の行人(修行者)の祈祷でムラが危難から救われたことから,海に梵天を立てて奉修したのが始まりと伝わります。夜明けの浜に行人の法螺貝が響くと,ヤドから若者が集まって来ます。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 17-55mmF2.8G)
  
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#2
  
ワカイシュ
海に入るのは,この年に中島6町(新町・浜戸・鯨・下宿・中宿・東)の「ワカイシュ」(青年組織)に仲間入りした若者たちです。海に入って初めて「大人」と認められるので,一種の成人儀礼になっています。気温2度,強い北風の中,六組の若者たちが気合いを入れて海に突進します。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 17-55mmF2.8G,SB-800)
  
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#3
  
梵天立て
海に立てる梵天は長さ7〜8m。先を尖らせた孟宗竹に御幣を付け,浜に到着した順に海に入ります。後から立てる組は,前の組より沖に立てるのが慣わしです。この日は大潮(引き潮)で,各組は競い合って沖に立てていました。対岸には東京スカイツリーが見えています。
(2012年,Nikon D300,AF-S VR 70-200mmF2.8G,SB-800)
  
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#4
  
ツトッコ
浜では,大梵天を持ったOBが若者たちを見守ります。大梵天の藁包(ツトッコ)には,小梵天(御幣)が差してあり,後で地区の皆さんが持ち帰り,神棚に祀ります。大業を終えて戻ってきた若者たちは,皆とてもいい表情をしています。
(2012年,Nikon D300,AF-S VR 70-200mmF2.8G,SB-800)
  
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#5
  
拝み
梵天を立てる間,水神宮の斎場では,行人の皆さんが海に向かって「拝み」を唱え続けます。身滌祓詞・拂詞・神詞・ほとぎ詞を繰り返し,浜大漁・五穀豊穣と村内安全を祈祷します。出羽三山信仰と成人儀礼が結合した珍しい行事で,国記録選択無形民俗文化財に指定されています。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 17-55mmF2.8G,SB-800)
  
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撮影メモ(2012)
参考資料:「房総の祭りと技」千葉県教育庁生涯学習部文化課
「千葉県祭り・行事調査報告書」千葉県立大利根博物館
「千葉県の歴史・民俗1(総論)」千葉県史料研究財団
「木更津市金田と周辺の民俗」木更津市教育委員会