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飽富神社の筒粥/飽富神社(袖ヶ浦市)
禊ぎ 火鑽(ひき)り 筒粥 占いの儀 五穀豊穣
 
  
#1
  
禊ぎ
倉稲魂命を祀る飽富神社は,式内社の「飫冨宮」(おおのみや)に当たります。毎年1月14日〜15日未明にかけて,その年の作物の豊凶を占う筒粥神事が行われます。日付が変わった15日午前零時,火を起こす青年たちが禊ぎをして身を清めます。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 17-55mmF2.8G,SB-800)
  
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#2
  
火鑽(ひき)り
社務所に設けた結界の下で,禊ぎを済ませた青年たちが檜の板と棒を擦り合わせて火を起こします。交代しながら休むことなく擦り続けて27分,ようやく煙が上がって火がつきました。火種は慎重に葦の穂に移され,囲炉裏に運ばれます。27分というのは近年の最短記録となりました。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 12-24mmF4G,SB-800)
  
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#3
  
筒粥
囲炉裏の鉄鍋に米粉を入れ,粥を作ります。神職(中央)が投入する葦筒の束は,9本,5本,7本,24本,30本の合計75膳。このうち9本の束(ホンコ)で占います。柳箸で混ぜるのは代々中山家(左)と区長が奉仕します。15分ほど混ぜ続け,ドロドロの粥になりました。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 12-24mmF4G,SB-800)
  
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#4
  
占いの儀
鍋を神前に運び,神事が行われた後,9種類の穀物の作柄を占います。葦筒を裂くのは中山家が奉仕し,神職が筒に入った粥の量で判定します。最後に役員が穀物ごとの結果と合計何分を宣言し,すべての神事が終わったのは午前1時15分過ぎでした。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 17-55mmF2.8G,SB-800)
  
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#5
  
五穀豊穣
占いの結果は社務所に貼り出され,かつて地区ではこの結果を作付けの参考にしました。氏子の皆さんは,鍋に残った粥をいただいて無病息災を願い,牛王串(手前左)を持ち帰り,苗代の水口に立てて豊作を祈ります。
(2012年,Nikon D300,AF-S DX 17-55mmF2.8G,SB-800)
  
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撮影メモ(2012)
参考資料:「千葉県の歴史・民俗1(総論)」千葉県史料研究財団
「房総の祭事」千葉県神社庁特殊神事編纂委員会
「房総の祭りと技」千葉県教育委員会
「千葉県祭り・行事調査報告書」千葉県立大利根博物館