毛皮のなめし方
 
※用意する物:タヌキ一匹(真冬の物に限る)
        硫酸アルミニュームカリウム   800g
        (漬物用の焼きみょうばんは純度が低いので良くない) 
        炭酸ナトリウム            820g
        蟻酸(ぎさん) 300g
        塩化ナトリウム(食塩可)    3200g
        台所用洗剤             100g
        洗濯機
        包丁のような金属板
        ポリバケツまたは似た形状の物
       
工程@水漬け
  まず毛皮をよく洗います。洗濯機に20リットルほどの水を入れ、
  洗剤20g、食塩600gを溶かし、洗濯液とします。
  毛皮を入れ、5分程度洗濯機を回してから1時間置く、これを
  4〜5回繰り返します。この間、液がうんと汚れたら新しい洗濯液
と取り替え、最後は一晩洗濯液に漬けたままにします。

工程A裏打ち    
毛皮に付いた肉片などを取り除きます。かまぼこ型の台に毛皮を
 裏返しに広げ、金属板でそぎ取るのですが、家庭ではポリバケツの
胴を台代わりにして使い古しの包丁でやると良いでしょう。
  皮を傷つけないように注意が必要です。

工程B脱脂
  また洗濯機を使います。30゜のぬるま湯20リットルに洗剤60g、 
  炭酸ナトリウム20gを溶かし毛皮を入れて20分回します。
  排水してから10分ほど水洗いして脱水します。

工程C浸酸
  なめし剤が素早く浸透できるように毛皮を酸性にするなめしの準備
  工程です。洗濯機に水20リットル、塩1.2Kg、蟻酸300gを混ぜ、
  30分に5分回します。これを3〜4時間続けた後、液から毛が
  はみ出さないようにして一晩そのまま漬けておきます。
  翌朝30分洗濯機を回してから排水、脱水します。
工程Dなめし
  5リットルの熱湯に硫酸アルミニュームカリウム800gを溶かした液に、
  4リットルのぬるま湯に炭酸ナトリウム800gを溶かした液を
  撹拌しながら混ぜ、A液とします。
  これとは別に洗濯機に35゜のお湯10リットルに塩化ナトリウム
  800gを溶かした液を作り、ここに毛皮を入れます。    
  洗濯機を回しながらA液を加えていきます。30分に10分の
  割合で回し、3〜4時間続けます。その後一晩置き、翌朝
  30分回してから排水、脱水します。

工程E加脂
  柔軟さを付けるために脂肪を加えます。皮革工芸専門店で
  「デノミノールHSP」などの名で専用の加脂剤を入手可能。
  4倍に薄めて手で塗ります。代用品としてミンクオイルなどで
  も良いかも知れません。

工程F乾燥
  風通しの良い所でつり下げて陰干しにします。完全に乾かな
  いうちに手でもんだり、伸ばしたりしながら軟らかくします。
  湿り気のあるうちの方が伸ばしやすいからです。
  ということですが、ポイントは余計な物をなるべく残さないように皮を剥ぐということです。その後の工程も面倒なのでガソリンに
しばらく浸けておく、という方法もあります。
以前一ヶ月入れておいたら油が大分抜けていたので、もう少しと
思いながら忙殺されて三ヶ月後に見たら、油はすっかり抜けて
いました。毛もすっかり抜けていました。ありゃま……。
これじゃタダの皮なワケで…。もち廃棄です。。(^^;
  それと、洗濯機を使用すると奥方に嫌がられるので、バケツで
適当にやってもオッケーでした。真面目にやる必要はありません。
  お馴染みのタヌキを使っての毛皮のなめしをやってみましょう。
ここに紹介するのは「日本農業新聞」に掲載されていた素人
向けの易しい方法です。使用する薬品は全て薬品屋さんで
入手できます。(酒田、鶴岡だったら「サカタ理化学」)
あれっ??
シッポはどうしたんだっけ・・。
思い出せない……。(^^;
一匹で二度オイシイ!?