C

  

 

カンポーリ

Campoli

BWV.1004

1948

 

 

マリー・カンタグリル

Marie Cantagrill

BWV.1004

 

 

 

ピーナ・カルミレッリ

Pina Carmirelli

CHACONNE

 

 

 

ヘレン・チャン

Helen Chang

BWV.1004

2004

 

 

ジャン・シャンペイユ

Jean Champeil

CHACONNE

1960s?

 

 

レイ・チェン

Ray Chen

CHACONNE

2010

 

 

マリナ・シシュ

Marina Chiche

BWV.1004

2006

 

 

ニコラス・チュマチェンコ

Nicolas Chumachenco

BWV.1001-1006

1988

 

 

チョン・キョン・ファ

Kyung-Wha Chung

BWV.1004

1974

 

 

チョン・キョン・ファ

Kyung-Wha Chung

BWV.1004

1983

 live

 

チョン・キョン・ファ

Kyung-Wha Chung

BWV.1004

1998

 live

 

ジル・コリャール

Gilles Colliard

CHACONNE

1993

 

 

ジル・コリャール

Gilles Colliard

BWV.1001-1006

2003

 

 

ヴァルヤン・コジギャン

Varujan Cozighian

CHACONNE

 

 

 

ベネディクト・クラフト

Benedict Cruft

BWV.1001-1006

1998

 


A B D E F G H I J Ka Kr L M N O P Q R Sa Sk T U V W X Y Z &
chaconne 


 

カンポーリ
Campoli

1948
chaconne=
( DECCA LXT-2596  LP-UK )


 アルフレード・カンポーリがフルネームとなるが、この人はセカンドネームだけで活動していたのか、活動していた時期があったのか、単に「カンポーリ」と記しているだけのことが多い。このレコードでも「Alfred」は省略されている。
 デッカに第2パルティータ全楽章を入れている。このうちシャコンヌだけをTESTAMENTがCD化した。

 イタリア生まれ。5歳時にイギリスへ渡った。不況のためにいっとき、ポピュラー・オーケストラを編成して活動もした。
 彼にはつねに「甘美」という言葉がつきまとう。
 彼の母親が名歌手で、カルーソーの相手役をつとめるほどの人だった。そこでヴァイオリン教師だった父親が、ベルカントのスタイルをカンポーリのヴァイオリンに採り入れさせた――ということだ(ハルトナック著『二十世紀の名ヴァイオリニスト』白水社刊)。

 この無伴奏も軽くステップを踏むような演奏でひじょうに愉しい。それでいて、随所に風格がかいま見える。さすがという感じだ。

(2007/07/08)



 

マリー・カンタグリル
Marie Cantagrill

2009
chaconne=17:52
( ABP Musique Classique Productions Réf.AB1/1  CD-FRA )


 なんとも懐かしい感じのするバッハだ。18分に迫るシャコンヌは、最近ではめずらしい。
 
 冗長感皆無なのは、たしかな技倆と音楽性によるものだろう。
 まことに明快な演奏であり、大きな紙に太筆で一本の線を引くようなおもむきがある。
 技術的にもたしかなものをもっているのに、決して急がず、終始マイ・ペースをつらぬいている。
 なにかとせわしないこの時代、こういうバッハに耳をかたむけるのも悪くない気がした。
 録音優秀。
 
 マリー・カンタグリルはフランスのヴァイオリニスト。
 

(2011/02/06)



 

ピーナ・カルミレッリ
Pina Carmirelli


chaconne=
( SASTRUPHON SM-007051  LP-W.GERMANY )


 イ・ムジチといえば『四季』。
 なかでもアーヨのステレオ盤がダントツの人気だが、女流のカルミレッリ盤を好む人もいるだろう。
 そのピーナ・カルミレッリがドイツの廉価メーカー・サストラフォンにシャコンヌを残している。LP。
 
 ちなみに、初代コンマスのアーヨと2代目ミケルッチ、3代目アッカルドはそれぞれ全曲録音を果たしている。

(2007/07/08)



 

ヘレン・チャン
Helen Chang

2004
chaconne=13:42
( CAVALLI RECORDS CCD 132 )


 ヘレン・チャンの愛らしいパルティータ集。
 全体におとなしく、インパクトに欠けるものの、チャーミングで素直なところに心惹かれる。無意識に手が伸びる演奏ではないが、いったん流れ出せば、最後まで気持ちよく耳をかたむけてしまうだろう。
 なんとなく、大切にしたい一枚である。

 チャンは、その名、ポートレートのにこやかな笑顔をみても、アジア系のひとと思われるが、略歴上でそれについては触れられていない。
 シカゴで育ち、ローマン・トーテンベルクに師事したという。

(2008/03/13)



 

ジャン・シャンペイユ
Jean Champeil

1960s?
chaconne=10:11
( VEGA C 30 S 208  LP-FRANCE )


 大昔に活躍したフランスのグループ、カルヴェ弦楽四重奏団の第二ヴァイオリニストとして記憶されるジャン・シャンペイユのバッハ。 
 1960年代(あるいは50年代)の録音か。いずれにしても、これは当時、そうとうな型破り盤、変わり種として見られていたのではないか。
 とはいえ、暴走感、疾走感はまったくなく、踊るようなリズム感で愉しげに進めてゆく。名人芸と言っていい。
 心に突き刺さってくるような深刻さはない反面、浮き立つような気分をもたらしてくれる。
 
 録音は良質モノラル。
  
※今回、さる方から音源(CDRへ転写したもの)とジャケ写真の提供を受け、ようやく聴くことができました。ありがとうございました。

(2010/09/22)



 

レイ・チェン
Ray Chen

Apr 19-20 & June 21-25, 2010
chaconne=15:16
( SONY CLASSICAL 88697819672  CD- )


 レイ・チェンは2009年のエリザベート王妃国際音楽コンクールの覇者。
 1989年台湾生まれのオーストラリア人。これがデビュー盤となる。
 
 技巧、突進力、音色……まさに若さ横溢の一枚。
 とくに、みずみずしい音色がすばらしい。
 シャコンヌについては、内容的にもう一、二枚剥けてほしいところも、この爽快さは魅力。
 ちょっと楽しみなヴァイオリニストである。
 
 録音も問題ない。
 
 2010年、ベルリンのテルデックス・スタジオ。
 エリザベート優勝を機に、日本音楽財団よりストラディヴァリウス「ハギンス」を貸与されている。この楽器は過去にスクリデ、ハチャトゥリアンも使っていた。  

(2011/04/02)



 

マリナ・シシュ
Marina Chiche

Nov 10-12, 2006
chaconne=14:25
( Intrada INTRA034  CD-FRANCE )


 パルティータ第2番は、第1楽章は流れのよいテンポで闊達に進めてゆくが、サラバンド、シャコンヌでは、制動を利かせてしっとりとうたいあげている。とくにサラバンドがすばらしく、このあたりは、女性ならではの気配りと言えるかもしれない。
 音はのびやかで美しい。テクニックも申しぶんない。
 きわだったものがあるわけではないが、女性的なていねいさ、優しい響きが魅力だ。
 録音は残響をそこそこに取り入れた標準的なもの。
 
 マリナ・シシュは1981年、フランスのマルセイユ生まれ。
 

(2009/02/18)



 

ニコラス・チュマチェンコ
Nicolas Chumachenco

1988
chaconne=13:06
( EDELWEISS ED-1003  CD )


 ともかく、安心して聴ける無伴奏だ。スピードがあるが、流れがなめらかで、まったく波立たない。
 「中庸」という月並みな表現をあえて使ってみたい。いい演奏です。

 ニコラス・チュマチェンコはポーランドで生まれ。両親はロシア人。育ちはアルゼンチンで、ヴァイオリニストとしてのキャリアはそこから始まっている。
 デジタル・ステレオだが、拡がりを抑え、音像を中央に固定したモノラルにちかい録音。
 

(2007/07/08)



 

チョン・キョン・ファ
Kyung-Wha Chung

1974
chaconne=14:34
( DECCA 440 031-2  CD )


 第2パルティータ完演。カップリングは第3ソナタ。チョン・キョンファの無伴奏は、現時点でこの2曲のみ。
 1974年の録音である。すでに30年以上が経過しているわけであるが、なにをしとるのか。

 第2パルティータを実演で聴いたことがある。よく言われるようにまったく情熱のかたまりのような演奏だった。

(2007/07/08)



 

チョン・キョン・ファ
Kyung-Wha Chung

Nov, 1983
chaconne=13:56
( LUCKY BALL LBCS-1500  CDR )


 第2パルティータ完演ライヴ。
 いわゆる「裏青」。海賊CDRである。つくりもチャチ。インレイもチラシのレヴェル。毒食わばということもある。どうせならもうちょっとマシなのをつくったらどうかネ。

(2007/07/08)



 

チョン・キョン・ファ
Kyung-Wha Chung

Apr 28, 1998
chaconne=14:32
( Badinage BCD-3/4  CDR )


 チョンの東京ライヴ。第2パルティータ全5楽章を弾ききっている。
 これまた海賊CDR。2枚組である。こちらもカスのようなジャケ。

 一夜のリサイタルをまるごと詰めたのか。ステレオ録音であり、気味の悪いほどよく録れている。ええんかいなと思うが、マ、売るアホウに買うアホウであろう。

(2007/07/08)



 

ジル・コリャール
Gilles Colliard

Aug, 1933
chaconne=13:47
( DORON DRC-3009  CD )


 ヴィターリ、ジェミニアーニ、ヘンデル、バッハ、バルトーク、それぞれのシャコンヌと、コリャールの自作曲「シャコンヌのエスプリ」を入れたもの。このCDのタイトルもそのまんま「Chaconnes」となっている。

 スイスのヴィルヌーヴ・テンプルにて録音。楽器は1674年製のニコロ・アマティ。

 ジル・コリャールはこの10年後、Nアマティの弟子・ストラディヴァリ製作のヴァイオリンに持ち替えて全曲録音を達成している。

(2007/07/08)



 

ジル・コリャール
Gilles Colliard

Aug 09-11, 2003
chaconne=12:45
( EMEC E-060/1  CD )


 きわめて完成度の高い無伴奏全6曲だ。
 第2パルティータを聴いてみる。メリハリが効いており、テンポがいい。サラバンドでは、じれったいほどじっくりと歌い、ジーグでは一転、鮮やかな快速走行を見せる。そうした芝居がかったお膳立てはほほえましいほどだが、続くシャコンヌはなかなかの迫真度であり、聴き手に緊張を強いるものである。強弱と緩急を活かした躍動の演奏に仕上がっている。

 1732年製ストラディヴァリウス使用。
 残響を存分に取り入れた録音で、響きのなかにヴァイオリニストが浮かんでいるようである。場所は、スペインのナントカカントカと書かれてある。サンタ……エウフェミア・デ……よくわからんが、サンタが付くから教会での録音か。→ Santa Eufemia de Cozollos de Ojeda, Palencia。
 ジャケに使用されている、静物画家・ストスコップフの描いたグラスの美しさも印象的。

(2007/07/08)



 

ヴァルヤン・コジギャン
Varujan Cozighian

1950s?
chaconne=
( MELODIYA D-4268/9  LP-USSR )


 もとはロシア語表記であり、ローマ字にどう変換してよいのかわからず、あれこれ調べていてこのスペリングがもっとも数多くヒットしたのでこれを採用した。読み方もむずかしい。コ、コジギャン、コジジャン、コチュジャン?……わからんので、コジギャンにしておく。

 一部ネット情報によると、ヴァルヤン・コジギャンは1936年01月07日、ルーマニア生まれ。ブカレスト音楽院で学び、ジョルジュ・エネスコ・フィル、ビルバオ・フィルのコンマスを務めたのち、ブカレストで四重奏団を結成するなどした、という。
 コンクールにおいても多数の入賞歴をお持ちらしい(※しかし、ネットで検索をかけてもそれらを裏づける情報には当たらず)。
 露メロディア10インチ盤。ガスト56(※50s後半プレスの意、とされる)。

(2007/07/08)



 

ベネディクト・クラフト
Benedict Cruft

Sep 28-Oct 03, 1998
chaconne=15:10
( Tononi TON-001 )


 ベネディクト・クラフトはイギリスのヴァイオリニスト。楽器は1715年製のカルロ・トノーニ。
 彼は、1987年からこの曲集を弾きつづけており、さらに2夜に分けて全曲を完演することもやりつづけているという。
 
 ロケーションはイギリス・ノーフォークのBinham Prioryという歴史的建造物。西暦1090年に建てられたとか。写真で観た感じ、石造りであり、教会のようでもある。
 残響がたいへん美しい。演奏も悪くない。
 クラフトはここを借り、一夜に一曲、六夜連続上記の曲順で録音をおこない、全集を完成させた。

(2007/07/08)



chaconne

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