D

 

 

ルーシー・ファン・ダール

Lucy van Dael

BWV.1001-1006

1996

 

 

アリアドーネ・ダスカラキス

Ariadne Daskalakis

BWV.1004

1999

 

 

ステファニー・マリー・ドゥガン

Stephanie-Marie Degand

BWV.1004

2002

 

 

フランチェスカ・デゴ

Francesca Dego

BWV.1004

2005

 

 

アルトゥーロ・デルモニ

Arturo Delmoni

BWV.1004

1988

 

 

エレナ・デニソヴァ

Elena Denisova

BWV.1004

2000

 

 

ジェイソン・デピュー

Jason DePue

BWV.1001-1006

2002

 live

 

ユージン・ドラッカー

Eugene Drucker

BWV.1001-1006

1989

 

 

ジャック・デュモン

Jacques Dumont

BWV.1001-1006

1960s

 

A B CE F G H I J Ka Kr L M N O P Q R Sa Sk T U V W X Y Z &


 

ルーシー・ファン・ダール
Lucy van  Dael

Apr 02, 09 & 16, 1996
chaconne=12:13
( NAXOS 8.554423 )


 全6曲。バロック・ヴァイオリンによるもの。市場価格は2CDで2000円未満。申し訳ないような値段である。さらに不思議なのは、これに有伴奏ソナタと合わせた4CDが、やっぱり2000円未満で売られていることだ。
 いずれにしても、これは即買いだろう。

 ルーシー・ファン・ダールは1946年生まれのオランダ人。
 18世紀オーケストラのコンミスとして知られるが、バロック・ヴァイオリンを手にする前は、ゴールドベルク率いるオランダ室内管弦楽団にいた。

 オランダ・ユトレヒトのマイア・マイナー教会にて収録。ルボツキーもここで全曲を入れている。

(2007/07/08)



 

アリアドーネ・ダスカラキス
Ariadne Daskalakis

Aug, 1999
chaconne=12:47
( TUDOR 7081  CD )


 アリアドーネ・ダスカラキスは、ギリシャ人のような名だがアメリカ・ボストン生まれ。ドイツでゴールドベルグなどに師事した。
 自身のHPがある。なかなかの美人である。第2パルティータ完演。

(2007/07/08)



 

ステファニー・マリー・ドゥガン
Stephanie-Marie Degand

Feb 15-16, 22-24, 2002
chaconne=14:36
( Intrada INTRA002  CD-FRANCE )


 オール無伴奏プロ。楽器はピリオドとモダンを使い分けている。
 ジャケ買いした(する)人が多そうだ。 マライア・キャリー似の面貌に反して、演奏は手堅い。 残響を抑制した録音のせいであるかもしれぬが、いやに落ちつきのある音色だ。 聴いていると、腰のすわった演奏で、ますます見かけによらぬたのもしさである。
 第2パルティータ全曲を完演(ピリオド楽器使用)。ほかに、ビーバーのパッサカリア、パガニーニのカプリース(※以上ピリオド)、 イザイの第3&第6ソナタ、エリック・タンギー(1968-)のソナタ・ブレーヴェ。

 ステファニー=マリー・ドゥガンは1974年、フランスのカーン(Caen)出身。 上陸作戦で有名なノルマンディー地方、英仏海峡沿岸の小都市とのことである。

 ところで、フランス盤はデジパック仕様が多いが、破損・汚損したときはどうすればいいのかネ……。

(2007/07/08)



 『ステファニー 無伴奏ヴァイオリン』雑感―― 兵庫県立芸術文化センター小ホール (Nov 25, 2007)

 彼女の無伴奏リサイタルをナマで聴いた。
 プログラムは、パガニーニがギユマン(1705-1762)のカプリースに置き換わり、イザイの第6ソナタがはぶかれたのみで、 本ディスクと曲順(年代順)は同じ。曲の成立年代により、ピリオド楽器とモダン楽器を使い分けているののも同じである。2挺の銘器と3本の弓で奏でる――とある。

 CDから5年半が経っている。ほとんど同解釈ながら、実演のせいもあってか、はるかに色彩感がゆたかになり、迫力が増していた。 写真では、べっぴんさん系に写っているが、実際の彼女はニコニコ顔の、陽気で人当たりのよさそうな女性。 とはいえ、演奏中の表情など、その面構えなかなか好ましく、私にはジャケよりもむしろ魅力的と映った。
 アンコールはバッハ、それも第3ソナタのラルゴとはうれしいプレゼント。無伴奏ソナタ&パルティータの全楽章中、もっとも愛らしい逸品である。 ふたたびピリオド楽器に持ちかえての演奏だった。

 今回の来日でファンを増やしたのはまちがいない。
 モダン楽器によるイザイの気魄がとりわけ印象的だった。
 バッハ無伴奏の全曲録音をお願いしたいところだが、 まずはイザイの無伴奏を1CDにまとめ、しかるのちにいよいよ、という順序でやってみては、と勝手に思ったりする。 やさしさと情熱をかねそなえたヴァイオリニストだ。いいバッハを期待できる。


(2007/11/25)



 

フランチェスカ・デゴ
Francesca Dego

Jan 17-21, 2005
chaconne=15:10
( SIPARIO DISCHI CS70C CD-ITALY )


 こちらもオヤジ受けしそうなギャルである。フランチェスカ・デゴは1989年、イタリアのレッコ(Lecco)生まれ。となると、これは16歳か17歳時の録音。向こうのヴィジュアル系は、ニッポンと違って、実力もそれなりに備えているのであなどりがたい。これから期待のもてそうなヴァイオリニスト。第2パルティータ完演。

 彼女は1757年製のカルロ・フェルディナンド・ランドルフィを使用している。寺神戸亮がベートーヴェンの新録音で、この人作の楽器を使っていた。

(2007/07/08)



 

アルトゥーロ・デルモニ
Arturo Delmoni

Dec, 1988
chaconne=16:01
( John Marks Records JMR-14 )


 奏者デルモーニの経歴などはいっさい記さない代わりに、使用テープレコーダー、マイクロフォンその他の製品名を書きつらねている。主役は録音機材のようである。

 アルトゥーロ・デルモニの演奏は、個性には乏しいが、太めでなめらかな音色が特徴と言える。
 略歴などはわからず、4歳からヴァイオリンを始めたらしいこと、アンサンブル中心の演奏活動を展開していることが、ネットで紹介されていたくらい。

 だいぶ前、当録音のアナログが重量盤仕様で出ているのを見かけたことがある。あちらはデルモニの写真がジャケになっており、ちゃんと主役という感じになっていた。

(2007/07/08)



 

エレナ・デニソヴァ
Elena Denisova

Jul 1999 & Apr, 2000
chaconne=16:25
( ETCETERA KTC-1236  CD )


 ジャケの絵が、花札の弐拾坊主のようである。
 小学生のころ、ハチハチ(花札遊びの一種)を親父に習った。正月などに打ち興じたのがなつかしい。それを学校に持ちこんで友だちに教え、教室でマッチ棒を賭けて遊んでいるところを先生に見つかり、主犯として校長室に呼ばれたことがあった……。
 音楽とは関係ない話になってしまった。第2パルティータ完演。

 エレナ・デニソヴァはモスクワ生まれ。クリモフやコーガンに学んだ。みずからアンサンブルを組織するなど、精力的に活動しているようである。

(2007/07/08)



 

ジェイソン・デピュー
Jason DePue

May 19-20, 2002
chaconne=15:28
( JASON DEPUE JD4361A  CD-USA)


 ジェイソン・デピュー(ディピュー)はフィラデルフィア管弦楽団の第1ヴァイオリン奏者。
 兄や弟もヴァイオリニストであり、彼らのHPをみると、アメリカでは、デピュー・ブラザーズとして知られているらしき印象も受けるが、実際のところはわからない。
 2004年制作のプライヴェートCD。録音は2002年。2日にわたり、全6曲を演奏している。2枚組。

 ライヴであり、拍手の規模から推測しても、それほど多くの聴衆を前にしているわけではなさそうだ。
 録音は小細工なし、最小限の機材を用いておこなわれたような感じがある。
 会場も広くはないようで、残響もすくない。それがかえって好印象であるものの、いかなる理由か、シャコンヌをふくむパルティータ第2番だけが悪い。客席で盗み録りをしたような音だ。惜しまれる。
 観衆がすくないとはいえ、湧き起こる拍手は熱狂的で、そのあたりからも、内輪でのサロン・コンサートのようなものではないかと想像される。

 演奏はこぢんまりとしているが、鼻息を荒らげるでなく、ひじょうにリラックスしたもので、広場でキャッチボールをするような軽みとのどかさがある。全身全霊を打ちこむ――とはほど遠い無伴奏であるが、これはこれで愉しく聴けた。
 いずれこの人による「本気の」全曲を聴ける日が来るかもしれない。

 カーティス音楽院のフィールド・コンサートホールでのライヴ。

(2008/11/02)



 

ユージン・ドラッカー
Eugene Drucker

Jul, 1988 & Jul, 1989
chaconne=15:49
( NOVELLO RECORDS NVLCD-106/1&2 )


 エマーソン四重奏団のリーダー、ユージン・ドラッカーの全曲CDである。いっとき市場から消え、入手難になっていた。それをアメリカの通販店《Parnassus Records》が復刻。おかげで、今はたやすく手に入る。これは初出のNOVELLO RECORDS盤。

 掲載データによると、第1パルティータ&第3ソナタの2曲をニューヨークのトリニティー教会(※ニューヨーク市最古の歴史をもつ教会の由)で先行録音。ちょうど1年後に、ニューヨーク・ブロンクスヴィルにあるコンコルディア・カレッジに場所を移し、残りを入れている。

(2007/07/08)



 

ジャック・デュモン
Jacpues Dumont

1960s?
chaconne=
( COLUMBIA-Japan OS-5109/11-AX )


 ジャック・デュモンの全曲盤。
 これは国内盤。「Licensed by Mondiodis, Paris」とある。それぞれ独立したジャケに入った3枚が、書籍の函のようなカバーにまとめて収められている。未CD化である。オリジナルは、無伴奏のバカ高値ランキングの上位をあらそう。

 20年以上前のこと――。
 ちいさな骨董屋の前を通りかかった。軒先に、コロムビアのバッハ全集のレコードが山積みになっている。
 「もしや」と思い、漁ってみたところ、このレコードを発見。「もしや」が「もしや」だったのである。
 店のオッサンは、「3枚やったら3000円でええワ」といい加減なもの。金を支払う手がふるえていたのを憶えている。むろん、私自身がその全集にこれが入っていることを知っていたのも幸運だった。
 いい演奏だが、ン10万円も出すのは……?

(2007/07/08)



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