G

 

 

デヴィッド・ギャレット

David Garrett

BWV.1004

1993

 

 

ブロニスラフ・ギンペル

Bronislav Gimpel

BWV.1001-1006

1962

 

 

イヴリー・ギトリス

Ivry Gitlis

CHACONNE

1990

 live  DVD

 

ミラ・グロデアヌ

Mira Glodeanu

CHACONNE

2008

 

 

ロルナ・グローヴァー

Lorna Glover

BWV.1001-1006

1990

 

 

シモン・ゴールドベルク

Szymon Goldberg

BWV.1004

 

 live

 

トーマス・ゴールドシュミット

Thomas Goldschmidt

BWV.1004

1982

 

 

ミヒャエル・ゴールドステイン

Michael Goldstein

BWV.1004

1975

 

 

ミヒャエル・ゴールドステイン

Michael Goldstein

BWV.1004

1979

 live

 

ミヒャエル・ゴールドステイン

Michael Goldstein

BWV.1004

 

 

 

コンラート・フォン・デア・ゴルツ

Conrad von der Goltz

BWV.1004

 

 

 

ネル・ゴトコフスキー

Nell Gotkovsky

BWV.1001-1006

1978

 

 

ミヒャエル・グルーベ

Michael Grube

BWV.1001-1006

1995

 

 

ミヒャエル・グルーベ

Michael Grube

CHACONNE

2005

 live

 

アルテュール・グリュミオー

Arthur Grumiaux

CHACONNE

1950s

 

 

アルテュール・グリュミオー

Arthur Grumiaux

BWV.1001-1006

1960s

 

 

フランコ・グッリ

Franco Gulli

CHACONNE

 

 

 

ボリス・グトニコフ

Boris Gutnikov

BWV.1004

 

 

A B C D E FH I J Ka Kr L M N O P Q R Sa Sk T U V W X Y Z &


 

デイヴィッド・ギャレット
David Garrett

Nov, 1993
chaconne=19:50
( DG 445 657-2  CD-GERMANY )


 デイヴィッド・ギャレットは、目下のところ、シャコンヌ演奏時間の最長記録保持者。あと10秒で前人未踏の20分の壁を越えるところだった。このときギャレットは13歳。すると最年少演奏記録も達成か。子供をいじめたくはないが、年寄りくさい退屈な演奏である。

 かつての美少年も、今は長髪とヒゲをトレードマークに、独自路線を歩みつつあるようだ。がんばってほしい。

(2007/07/08)



 

ブロニスラフ・ギンペル
Bronislav Gimpel

C1962
chaconne=
( DOVER PUBLICATIONS HCR-212  LP-USA )


 ブロニスラフ・ギンペルは、チャーリー・パーカーと競演したヴァイオリニストである。『ウィズ・ストリングス』にストリングスのリーダーとして参加しているらしい。(ロス・ラッセル著『バードは生きている』草思社刊参照)

 ギンペルの無伴奏も人気がない。全曲のボックス・セットはまずまずの値がつくが、バラで、しかも再発盤ならお安く手にはいるだろう。

(2007/07/08)



 

イヴリー・ギトリス
Ivry Gitlis

Jul 30, 1990  live
chaconne=14:24
( TOSHIBA EMI TOBW-3527  DVD-JAPAN )


 DVD。イヴリー・ギトリスの、シャコンヌを演奏する姿が観どころ。
 彼による無伴奏の正規盤は一曲もないので、これは貴重だ。

 一度だけナマで聴いた。容貌魁偉、不審な科学者といった風体の爺さんだった。
 超絶技巧で売られつづけてきたが、決してそれだけではない。好きなヴァイオリニストである。

(2007/07/08)



 

ミラ・グロデアヌ
Mira Glodeanu

Oct 06-09, 2008
chaconne=13:16
( AMBRONAY AMY019  CD-FRANCE )


 ミラ・グロデアヌは、ルーマニアのヴァイオリニスト。古楽器奏者として活躍中の由。
 ルーマニアは、エネスコ、ボベスコなど逸材輩出の歴史を有するが、最近はどうなのか。無伴奏ではエネスコ盤のほか、ルミニッツァ・ペトレの優秀なディスクが思い出される。

 バロック・ヴァイオリンによる無伴奏曲集。バッハのほか、ビーバー、ピゼンデル、ヴェストホフの作品を収録。
 バッハはシャコンヌとソナタ第1番を演奏している。

 シャコンヌは、単独ゆえのパフォーマンスと言える。
 緩急と強弱を豪快に織りこんだ、たいへんユニークな演奏だ。まことにシュールであり、これをバロック・ヴァイオリンでやることもないだろう、と言いたくなるほどである。いや、彼女にすれば、バロック・ヴァイオリンだからこそなのか。
 全5楽章をこの調子でやられたら、船酔いのような状態になるかもしれない。これほどの個性的なシャコンヌは……と思いだしてみると、なんとかグルーベが浮上してくる程度。ただし、ケッタイ度では、グルーベのほうがまだ上か。
 第1ソナタも、当然似たようなスタイルだが、こちらのほうは意外とまともだった。シャコンヌのあとだったので、そんな気がしただけかもしれない。

 曲のならべ方が凝っており、また成功している。いきなりシャコンヌを据え、ラストはビーバーのパッサカリアで締めている。このビーバーもそうとうにテンポをいじくっているが、不思議とあざとさを感じない。それはグロデアヌの想いがすみずみにまで浸透しきっているからだろう。

 おしなべておもしろい演奏であり、退屈しなかった。
 録音は残響豊か、奏者とマイク間の距離はやや近い。したがって、直接音はしっかりとらえられている。ヴァイオリンの音が美しく、これは彼女の特長でもあるだろう。またそれが最高度に発揮されているのはビーバーであると思う。

  ミラ・グロデアヌは1972年、ブカレスト生まれ。現在、ブリュッセルの王立音楽院の教授の任についているほか、世界各国でマスタークラスを開催するなど、指導する側としても積極的に活動している。
 使用楽器は、Augustin Chappuy (Paris, 1750)、 Marcin Groblicz (Krakow,1604)。いずれもオリジナル仕様であり、後者は「レアなヴァイオリン」とのこと。

(2009/10/31)



 

ロルナ・グローヴァー
Lorna Glover

P1990
chaconne=12:02
( GLOBE GLO 6002  CD )


 ロルナ・グローヴァーは18世紀オーケストラ創設時(1981年)のメンバー。1944年カナダ生まれ。
 米インディアナ大学で、ヴァイオリンをジョセフ・ギンゴールド、室内楽をプリムローズやシュタルケルに学んだ。トロント交響楽団で、小澤征爾の下で演奏していたこともあるらしい。その後、オランダで活動し、ふたたびアメリカにもどったようである。ブックレット記載の略歴には、ニューヨーク大学でヴァイオリンと室内楽を教え、学生オケを指揮したとまでは書かれている。ピリオドとモダン、両方を使うという。
 18世紀オーケストラといえば、ファン・ダール(1946年生まれ)が96年に全曲を入れている。

 古楽器による元気な演奏。音の強弱には頓着しておらず、のべつ鳴りっぱなしという印象を受ける。
 陰影にとぼしく、あまりにもあっけらかんとしており、夜更けに静聴すべきタイプの演奏ではない。
 しかし、こんな無伴奏もあっていいのでは、とも思える、妙な説得力を感じる演奏である。

 楽器については、"Ilfredos Cappa of Taurini in 1720" とある。これがわからない。
 ちょこっと調べてみたところ、ジョフレド・カッパ(Gioffred Cappa, Saluzzo)という人がいて、この人は比較的有名であり、また Gioffred を Jofredus とも綴ったらしいので、そのミスプリか。さらに彼は一時期(1697-1703)、Taurini(トリノ)にいたらしくある。ただし、1717年に亡くなっている。
 どうせミスプリで片づけるなら、ついでに"1720"もそうと考えてしまえば都合がいい。1720が1702のマチガイだとすれば、つじつまはピッタシ合う。案外、そういうところではないか。

(2007/12/27)



 

シモン・ゴールドベルク
Szymon Goldberg

live
chaconne=
( D-7003/4  LP-JAPAN )


 おそらく日本製のプライヴェート盤。 80年代に神田の《ハーモニー》などで売られていた。あのころは埋もれたライヴ録音は海賊盤よりもむしろ、 こうしたプライヴェート盤で愉しむのが常道だった。既発の音源も含め、シモン・ゴールドベルクの名演奏をまとめたモノラル2LP。

 目玉は当然、バッハの無伴奏であろう。この貴重なライヴは、このアルバムでしか聴けないはずである。しかもいい演奏だ。 入手難のディスクを褒めたたえるのはいささか気がさすが、これはおそらくちかい将来だれかがCDにでもしてくれるだろう。 録音データなどの記載はない。第2パルティータ完演。このLPには第1ソナタも入っている。

 だいぶ前、ゴールドベルク・メモリアルファンドが設立され、CDのリリースを開始した。第1回はベートーヴェンとベルク。 興味深い録音も、いかんせん音が悪かった。その後の発売予定のなかに、この無伴奏が入っていた。 メモリアルファンドともどもどうなったのだろうか。

(2007/07/08)


 ※2009年、Music & Arts がCD化した。



 

トーマス・ゴールドシュミット
Thomas Goldschmidt

1982
chaconne=
( FSM 63209 EB  LP-W.GERMANY )


 トーマス・ゴールドシュミットについては、その情報がすくなく、よくわからない。
 メンデルスゾーン・コンクール、パガニーニ国際コンクールなどでの入賞歴がある。4歳からヴァイオリンを始め、スイスでシャンドール・ゼルディ(※ヴェーグ弦楽四重奏団員で知られる)、ドイツでヴォルフガング・マルシュナー、アメリカでジョセフ・ギンゴールド、イギリスでミルシテインなどに師事したらしい。ウィルヘルム・ケンプのパートナーとしてヨーロッパ各地をまわったこともあるようだ。このディスクのほかにレコーディングがあるのかは不明。

 ステレオLP。第2パルティータ全楽章完演。裏はバルトークの無伴奏。

 演奏は過不足のないもので、最低の仕事はこなしたという感じだ。サラバンドとシャコンヌへは強い思い入れがあるらしく、他楽章との温度差を多少感じないでもない。とくにサラバンドは腫れ物に触れるようなていねいさである。

 録音は中の下。82年のものにしてはよくない。からみつくような残響も気になる。

(2007/12/01)



 

ミヒャエル・ゴールドステイン
Michael Goldstein

Jul 17, 1975
chaconne=1
( 0666 556  LP-W.GERMANY )


 ミヒャエル・ゴールドステインは全曲を録音している。うちパルティータ3曲はCD化された。
 この曲を得意としているらしく、なかなか堂に入った演奏ぶりだ。私の手元には、彼による3種の第2パルティータが集まってきた。いずれも高水準のデキである。

 ジャケには番号のみ記載。プライヴェート盤か。於ハノーヴァーのベートーヴェン・ザール。

(2007/07/08)



 

ミヒャエル・ゴールドステイン
Michael Goldstein

Mar 03, 1979
chaconne=
( 1032  LP-GERMANY )


 MADE IN GERMANY のプライヴェート盤である。第2パルティータ完演。カップリングは第3パルティータなど。
 ライナーにいろいろなことが書かれてあるが、ドイツ語のみなので内容不明。レコード・ナンバーも "1032" とあるだけ。

 1979年03月03日のライヴ。ステレオ録音。

(2007/07/08)



 

ミヒャエル・ゴールドステイン
Michael Goldstein


chaconne=
( F667.368  LP-GERMANY )


 第2パルティータ全楽章完演。
 これまたプライヴェート盤のようだ。解説がオールドイツ語で意味不明だが、どうやら、Elfi Rautmannというヴァイオリン製作者がいて、彼女作の楽器を用いて演奏、制作したLPらしい。
 その楽器がどういうものかはわからないが、ゴールドステインは快調。全編にほのかな感傷が薫るようであり、彼の3種の第2パルティータのなかではもっとも感動的である。

(2007/07/08)



 

コンラート・フォン・デア・ゴルツ
Conrad von der Goltz


chaconne=15:54
( membran 222104-444  CD )


(※どっから名前になるのやらわからないのでゴルツとさせていただき、「G」に入れておく。)

 ドイツmembranのいわゆるQuadromania盤。箱には「クアドロマニア」と日本語で大書。「ニッポンノミナサン、買ッテクダサイネ」ってなところか。われわれには安っぽく見えてしまうが、アッチにすればそうでもないのだろう。
 おそるべき廉価盤で4CDの新品が1000円しなかった。データ記載などいっさいないが、ゴルツはLP時代にパルティータ全3曲を録音していた(aurophon)ので、同音源かもしれない。しかしここに第1パルティータはふくまれておらず、替わりに第1&第3ソナタが入っている。これで第2ソナタがあれば全曲そろうことになるが未確認。

 ゴルツ本人についてはよくわからない。一部ネット情報によると、1928年06月18日生まれであり、すくなくとも最近までドイツのヴュルツブルクで演奏活動を続けながら、後進の指導にあたっていたらしい(現在もそうかもしれぬ)。

(2007/07/08)



 

ネル・ゴトコフスキー
Nell Gotkovsky

1978-1980
chaconne=16:07
( RCA-France RL-27406  LP-FRANCE )


 フランスの女流、ネル・ゴトコフスキーは1939生まれ。ヴァイオリンを、カペエの弟子だった父親に教わった。
 無伴奏全曲を3年がかりで録音している。どのあたりでシャコンヌに着手したのかは不明。日本では第2&第3パルティータのみが発売された。これはオリジナルの3LP全曲盤。

 彼女はコンクールで目立った成績を残しておらず(※61年のロン・ティボーで8位に入賞した程度)、時間をかけて名声を獲得していった叩き上げの人である。

(2007/07/08)



 

ミヒャエル・グルーベ
Michael Grube

1995
chaconne=17:14
( Ton Team records (un-numbered)  CD-GERMANY )


 ミヒャエル・グルーベは2005年に、たいへんユニークなシャコンヌ演奏をライヴ録音しているが、これはその10年前に残した全曲2CD(AAD)。自主制作盤である。

 強烈な個性で魅了する典型的演奏。
 あまりうまいとはいえぬヴァイオリンで、ところどころ「おっとっと」な部分もあるが、おかまいなしに突き進む。
 飛ばしすぎたり、気合いが乗りすぎたりして、しばしばおのれの限界を超えている。それだけに、ある種の凄味がある。
 これはこれで尊い演奏であると思う。
 全曲を通して、できあがったテープには、あまりハサミを入れていないようである。

 技術面では、↓のblumlein 盤でのほうがはるかに上出来だ。ユニーク度でも、こちらはおとなしめ。これはパルティータ第2番全5楽章を演奏する場合と、シャコンヌ単独とで、アプローチに違いが出てくるからかもしれない。また、スタジオとライヴとでのノリの差もあるか。それでも、他奏者との比較となると、この1995年盤もそうとうアクの強いものとは言える。

 録音はアナログ。1995年にしてはよくなく、高域でレンジを超えてしまう部分がある。とはいえ、鑑賞に支障をきたすほどのものではない。直接音重視、エコーはやや人工的。
 楽器はニコロ・アマティ。

 500セット限定の自主制作盤。
 グルーベはこのCDを、父であり教師でもあったマックス-ルードヴィヒ・グルーベに捧げている。マックス-ルードヴィヒは1994年、つまり前年に亡くなっているので、ひょっとすると、このレコーディングは、その追悼としておこなわれたのだろうか。

(2009/11/10)



 

ミヒャエル・グルーベ
Michael Grube

Sep 23, 2005  live
chaconne=20:13
( blumlein records (un-numbered)  CD )


 無伴奏リサイタル盤。シャコンヌ単独演奏。演奏時間はインレイによる。すわ20分突破か、と思われたが、これは拍手込みのタイミングだった。それでも実測19分35秒と、最長のギャレットに迫る長時間シャコンヌである。
 首尾一貫して質量があり、しかも遊び心にあふれている反面、すこし揺すっただけで崩壊してしまいそうな危うい均衡を感じさせもする。こんなケッタイなシャコンヌは聴いたことがない。好き嫌いが両極端に分かれそう。私はおもしろがって一票投じたいほうだが……。

 ミヒャエル・グルーベは1954年、西ドイツのウーベルリンゲン生まれ。
 4歳からヴァイオリンを始めた。まず父親から教わり、その後、マックス・ロスタルやガラミアン、シェリングに師事した。
 指導者としても世界的に活動し、南米はヴェネズエラやエクアドルでも教えている。
 現在はドイツを拠点に活動している模様。

 ベルリンでのライヴ録音。楽器はニコロ・アマティ作。

(2007/08/08)



 

アルテュール・グリュミオー
Arthur Grumiaux

1950s
chaconne=13:45
( PARNASSUS PACD-96028  CD-USA )


 シャコンヌ単独。アルテュール・グリュミオーが米Bostonに入れた貴重な録音を、《PARNASSUS》が復刻したCD。
 グリュミオーが1951-52にかけておこなったアメリカ演奏旅行の際に入れたものであり、初のLPレコーディングということだ。

 インレイに「オリジナルは激レア」と記してあるが、たまに見かける。PARNASSUSはドラッカーの無伴奏全6曲も復刻している。

(2007/07/08)



 

アルテュール・グリュミオー
Arthur Grumiaux

1960s
chaconne=13:17
( PHLIPS-Japan 15PC-104/6  LP-JAPAN )


 美音ヴァイオリンの代表、グリュミオーの有名な無伴奏全曲。
 実は、私が初めて買った無伴奏のレコードがこれ。PHILIPSの日本盤である。この曲集を聴いてみたいと思い、だれのでもよかったのだが、3LPでしかも廉価盤、というのが採択の決め手となった。現在、市場に流布されるのはステレオ盤のみ。発売当時はモノラルでも出ていた。一度そちらも聴いてみたい。ここで聴く第3パルティータのプレリュードは今もって「われにおいて最高」。

 根強いファンがいるらしく、オランダプレスのオリジナルは人気が高い。相場は100ドルから150ドルあたりか。なら国内盤はどうかと言うと、詰め込み2LPはたまに見かけるが、3LPはなかなか出てこないようである。

(2007/07/08)



 

フランコ・グッリ
Franco Gulli


chaconne=
( F666.324 )


 イタリーの名手、フランコ・グッリの無伴奏は、第1ソナタが国内盤でも出ていた。しかし、彼がシャコンヌを入れていることはあまり知られていない。イタリアの名器を弾き分けるという企画盤である。
 ドイツの《ムーラー電機》制作。非売品のようだ。ボックス1LP、緩衝スポンジ入りの豪華盤。

 ここでグッリは5つのヴァイオリンを奏でているが、シャコンヌでは自前のストラディヴァリウス「マレシャル・ベルティエ」(1716)を使用した。やはりこれだけは弾きなれた楽器でなければ、と考えたのか。

(2007/07/08)



 

ボリス・グトニコフ
Boris Gutnikov


chaconne=
( MELODIYA C10 22071 000  LP-USSR)


 指導者としても高名なボリス・グトニコフの残した無伴奏は、おそらくこのアルバム収録の2曲のみのはず。ヴァイオリニストの確立した解釈への自信が、聴き手に面となって迫ってくるような演奏だ。
 旧ソ連にはオイストラフやコーガンなどの巨大な看板があるが、こういうのを聴くと、その看板にさえぎられ、こちらからのぞきこまなければなかなか見えないような名前がいったいどれくらいあるのかと気になってくる。ベズロドニーしかり、キセレフしかり、フィヒテンゴルツしかり、このグトニコフしかり、女流だとすでに紹介ずみのシュコルニコワなどもまたしかりである。

 グトニコフは1931年生まれ、86年に没した。1962年の第2回チャイコフスキー国際コンクールで優勝(※3位に久保陽子)。70年、レニングラード・フィルとともに来日した(※振る予定だったムラヴィンスキーが諸事情でキャンセルした回)。

 ※ジャケ表は「gutnikow」となっているが、ここでは一般に通用している「gutnikov」を採用した。ジャケ裏はそうなっている。

(2007/08/08)

 


chaconne

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