L

 

 

ケイティ・ランズデイル

Katie Lansdale

BWV.1001-1006

1999

 

 

スザンネ・ラウテンバッヒャー

Susanne Lautenbacher

BWV.1001-1006

1960s

 

 

スザンネ・ラウテンバッヒャー

Susanne Lautenbacher

BWV.1001-1006

1973-74

 

 

イ・ユンソン

Eun-Sun Lee

CHACONNE

 

 

 

イ・ソンジュ

Sung-Ju Lee

BWV.1001-1006

 

 

 

ラーラ・レフ

Lara Lev

BWV.1001-1006

2001

 

 

ジョセフ・リン

Joseph Lin

BWV.1004

2005

 

 

ジョセフ・リン

Joseph Lin

BWV.1004

2006

 live mp3

 

マルク・ルボツキー

Mark Lubotsky

BWV.1001-1006

1987

 

 

セルジュ・ルカ

Sergiu Luca

BWV.1001-1006

 

 

 

アンドレイ・リュシュヒ

Andrej Lutschg

BWV.1001-1006

1975

 

A B C D E F G H I J Ka KrM N O P Q R Sa Sk T U V W X Y Z &


 

ケイティ・ランズデイル
Katie Lansdale

1999 - 2000
chaconne=15:22
( Cyberphunx Music Productions. -un-numbered-  CD )


 外見は地味で変哲なきものであるが、質朴の美に惹かれる。
 自然体という言葉がまさにあてはまる。シャコンヌにしても、これほどさりげなく始められる演奏はほかにない。その淀みのないゆるやかな流れは、清冽な水の透明度をもち、押しつけがましくない安らぎと癒しを運んでくる。
 ランズデイルの奏するこの第2パルティータは、いささか陳腐なたとえながら、見通しのよい高原になにげなく立つ(それも、さほど大きくない)一本の楡のイメージか。一見のどかな風景から、耳をすますうちに地中広く定着した根のたのもしさが伝わってくるのである。
 私はこれを聴いて、田舎の水量ゆたかなクリークのほとりでたたずむような気分のよさを感じた。
 ただ(ついでに記しておくと)、たとえば第3パルティータの、急速楽章では、ことさら陽気にふるまおうとするのか、多少窮屈で愉しめぬきらいがなくはない。

 ケイティ・ランズデイルはアメリカ・ワシントンDC出身。ソリスト、ならびに室内楽奏者として活躍中。14歳でボルチモア・シンフォニーと共演、デビューを飾ったという。

 ディスク・ナンバーは付されていず、どうやら私的に制作されたCDらしい。入手は容易であるし、値段も安い(amazon.com)。オススメ盤であるが、ファースト・チョイスとして推すにはやや弱いかもしれない。

(2008/04/09)



 

スザンネ・ラウテンバッヒャー
Susanne Lautenbacher

1960s
chaconne=14:39
( BAYER DACAPO BR-200 006/7  CD )


 スザンネ・ラウテンバッヒャー1回目の全曲録音。復刻CDである。原盤はベーレンライターだったかムジカフォンだったか、どっちかだった。モノラル。60s半ばごろの録音か。
 ラウテンバッヒャーは1932年、西ドイツのアウグスブルグ生まれ。シェリングなどに師事し、64年に初来日した。印象に残る協演者として、カイルベルト、ケルテス、ライトナーらの名を、彼女は挙げている。

(2007/07/08)



 

スザンネ・ラウテンバッヒャー
Susanne Lautenbacher

1973/74
chaconne=15:13
( VOX SVBX-526  LP-USA )


 ラウテンバッヒャーが米VOXに入れた2回目の全曲録音である。これは3LP。CD化もされている。
 どんな仕事でも引き受ける主義なのか、彼女は実にさまざまな曲をレコードしている。なんでも屋といえば、聞こえは悪い。当たり外れもある。しかし、このラウテンバッヒャーのバッハはすべての無伴奏録音のなかでも上位にランクさるべきものだ。クールな音色で聴き手の心を温かくする。
 彼女の無伴奏リサイタルを聴いたことがある(1983)。あのときのバッハは、今も記憶のなかで色あせていない。忘れがたい思い出だ。

 
(2007/07/08)



 

イ・ユンソン
Eun-Sun Lee


chaconne=14:58
( un-numbered  CD )


 ひさしぶりに、韓国人ヴァイオリニストのシャコンヌを聴くことができた。
 イ・ユンソン(※読みに自信なし。ウンソンかもしれぬ。どちらも間違いかもしれぬ)は、韓国でヴァイオリンを始め、その後渡米、ジュリアードで学んだ。南カリフォルニア大学で学位を取得したあとは、指導者としての活動が主となっているようである。現在はWOFFORD COLLEGEの准教授の地位にある由。

  おおざっぱにいえば、ちょうど、同郷のチョン・キョンファとイ・ソンジュの中間に位置するような解釈である。演奏姿勢は、重心の低い、腰の据わったもので、情緒もあり、東洋的と思おうと思えば思える。
 自主制作盤らしい。録音はモノラルのようだ。

(2007/08/28)



 

イ・ソンジュ
Sung-Ju Lee


chaconne=16:19
( stageone DK0365  CD )


 全曲録音。2CD。温かみのある音色、しっとりとした叙情が持ち味だ。鑑賞後にしばらく余韻の残る好演である。

 韓国にはそうとうな逸材が多数潜伏していると思われるが、無伴奏をレコードした者は今のところ、チョンのほかには、このイ・ソンジュくらいか。全曲となるとイただ一人かもわからない。たった二人だけというのもかえって妙だが、今のところ、その種の情報を私自身はつかみえていない。
 いずれにしても、このイの全曲盤は韓国代表としても世界にじゅうぶんアピールできる出来栄えだ。

(2007/07/08)



 

ラーラ・レフ
Lara Lev

Jul 26-27, 2001
chaconne=14:41
( Warner Classics apex 0927-48308-2  CD )


 ラーラ・レフはそれほど知られた演奏家ではないのではないか。すくなくとも私は、これで初めて知り、この無伴奏全曲のほかは未聴である。

 1枚1000円以下の廉価盤。初出時点からこの値段だった。
 これは、ファン・ダールズスケ加藤知子などと肩をならべる超お買い得盤だ。買って損はない。
 演奏は軽く水準を超えており、技術的にも余裕で合格点に達している。録音も優秀。
 軽快と重厚が絶妙にブレンドされている。みごとなバランス感覚である。どんな曲でも弾きこなせそうな感じだ。
 この値段を考えれば、もはや文句のつけようがない、と言っていい。
 ファースト・チョイスとしてもためらいなく推せる。文句なしのオススメ盤。
 フィンランドのクーサンコスキ( Kuusankoski )にあるクーサー・ホール( Kuusaa Hall )での録音。

 バイオグラフィによると、彼女は現在フィンランドのヘルシンキ在住。
 生まれは旧ソ連のシベリアであり、最初カザンの特別音楽院に入学。その後、モスクワ音楽院に移り、スピヴァコフらに師事。ソ連時代は、そのスピヴァコフのモスクワ・ヴィルトゥオーゾ≠ニ協演したりした。1990年代にフィンランドに移っている。

(2009/01/21)




 

ジョセフ・リン
Joseph Lin

Jan 25-28, 2005
chaconne=15:51
( N&F NF63001  CD-JAPAN )


 ジョセフ・リンは台湾系アメリカ人。1978年生まれであるから、天才ハーンとほぼ同い年。彼もまた将来性豊かな若手である。なぜかクライスラーを連想してしまう。クライスラーよりもはるかに上等なテクニックを持っている。それでもクライスラーなのだ。人間味を感じさせてくれるところが似ているのかもしれない。
 演奏については、これ見よがしな装飾が、テクニックを誇示するように聞こえて、ややおもしろくない――という部分をのぞけば、私的満足度はひじょうに高い。

 「高い」ついでに記しておくが、このメーカーのCD価格にナンクセをつけたい。
 1CDで4000円超。録音にどれだけ工夫を凝らしたのかは知らぬが、現行CDの音質にそれほど不満をいだいていない自分としてはうっとうしいだけである。ビールを発泡酒に、あるいは「その他の雑酒」にレヴェルダウンしてやりくりせねばならんご時世にこの価格設定か。
 フツーのステレオ録音でかまわない。一般向けのエコノミー盤も出すべきだ。値段がネックとなり、このグレイトなヴァイオリニストの演奏に触れぬままのファンも多いのではないか。
 於新潟県魚沼市小出郷文化会館。

(2007/07/08)



 

ジョセフ・リン
Joseph Lin

Nov 21, 2006
chaconne=15:37
( - )


 注目株、ジョセフ・リンのリサイタルをライヴ録音したもの。ネット配信で入手した音源である。
 惜しむらくは、この日演奏されたはずのイザイの第3番は割愛されている。CDへの転写に配慮したのか。イザイを入れると1枚に収まりきらないからだろう。別に2枚になってもかまわんじゃないか。
 於HAKUJUホール。

 私はこの2日前の11月19日に兵庫で実演を聴いている。CDよりもはるかに好ましい印象を抱いた。彼の音楽にはハートがある。楽しみなヴァイオリニストだ。
 アンコールのコルンゴルトの美しさが忘れられぬ。思い出すだけでも目頭が熱くなる。


(2007/07/08)



 

マルク・ルボツキー
Mark Lubotsky

Nov, 1987
chaconne=14:39
( Collins CLASSICS 10782  CD )


 マルク・ルボツキーの全曲CD。なかなか内容のある無伴奏なのに、今やあちこちの外盤店で大安売りされている(1000円以下)。ジャケは断然、この初版Collinsがよい。

 蘭ユトレヒト、マリア・マイナー教会での録音。

(2007/07/08)



 

セルジュ・ルカ
Sergiu Luca


chaconne=
( NONESUCH HC-73030  LP-USA )


 セルジュ・ルカによる、おそらく史上初のバロック・ヴァイオリンによる全曲録音盤。たしか、日本では抜粋盤しか出なかった。
 この後、クイケンなどが録音し、今や古楽器による演奏はめずらしくもなんともなくなっている。達者な演奏も多いため、このセットはもはや過去のものとされつつあるようだが、私はこのルカ盤を忘れられずにいる。
 演奏に品があり、聴いていて、自然と笑みが生まれてしまいそうな心地よさがいい。
 1669年製ニコロ・アマティ使用。

 今もCDで現役。レコードにはけっこう詳細な解説が付されてある。

(2007/07/08)



 

アンドレイ・リュシュヒ
Andrej Lutschg

1975
chaconne=15:08
( TUDOR 67.808(73010)  LP-SWISS )


 この人の名もどう読めばいいのかわからない。リュシュヒ、リュシヒ、ルシュヒ、ルッシヒ……。リュシュヒというのがなんとなくそれらしい感じがあるのでそうしておく。

 アンドレイ・リュシュヒは全6曲をスイスのTUDORに入れている。CD化はされていない。近接マイクで拾ったごまかしのない録音である。無名の人と思うが、演奏は一流の域にある。

 3LPがバラで出されたようだ。ボックス・セットは見たことがない。私も、のんびりと一枚ずつ手に入れ、3年ほどかけて3枚をそろえた。第2ソナタ&第2パルティータのみがフランス盤。あとの2枚はオリジナルのスイス盤となっている。
 ジャケは見開きで、しっかりしたコーティング。湿気や汚れに強そうである。まるで溶岩のなかで弾いているような、鮮やかなデザインもいい。

(2007/07/08)



chaconne

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