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Last Update: July 06, 2009


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7/5 ジョニー・デップ主演作『Public Enemies』が好意的見解若干優勢の評価に留まる

7/5 Movie of the Week~Julie & Julia~

Oscar Buzz  Oscar Potential


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Movie of the Week
Julie & Julia

配給:コロンビア
監督:ノーラ・エフロン
8月7日公開 | オフィシャルサイト


エイミー・アダムスがメリル・ストリープ扮する料理研究家の
レシピに挑戦する様を描くコメディ・ドラマ
女性を主人公にした作品にこだわるエフロンが手掛けている
ワタクシ、スティール写真が公開されたときからずっと思ってます
「ストリープ先生のその髪型は、アリなの?????」

poster rating:★★




Oscar Buzz
[REVIEW]大恐慌時代のシカゴを舞台にギャングスター、ジョン・デリンジャーと彼を追うFBI捜査官を描くマイケル・マン監督作『Public Enemies』が悪くはない評価。一流の映画技術を駆使してカリスマ的な悪漢を撮り上げた、印象的な犯罪叙事詩。アメリカの犯罪史上最も悪名高い主人公の晩年を知性を塗して描き出していて、芸術性と娯楽性が見事なバランスで溶け合っている。犯罪の歴史ではなく、登場人物に焦点を当てた演出は、結果的に犯罪と腐敗というテーマを浮かび上がらせる柔軟性のあるものになっている。30年代という時代を再現した美術や衣装は大変美しく、その魅力を見事に捉えた撮影も素晴らしい。ジョニー・デップクリスチャン・ベールマリオン・コティヤールら役者の演技も一見の価値がある。ただし、絶賛一色ではない。デリンジャーの大胆な人物像に見合わない物語は熱気に乏しく、意識的に選ばれた抑えた語り口が退屈を誘っている(登場人物の感情をもっと掘り下げるべきとの意見が目立つ)。欲張って多くのエピソードを詰め込んだため急所が定まらず散漫な印象が拭えないという指摘も目立っている。支持派は熱狂的だが、少数というのが現状である。Empire、Film Threat、Los Angeles Times、The New York Times、Village Voiceが最高レヴェルの支持。賞レースでは技術賞中心の戦いになると思われ、主要部門に絡むのは極めて難しいだろう。オスカー作品賞は候補枠が増えたためギリギリ滑り込む可能性も捨て切れないが、その場合は数合わせととられてしまうかもしれない。金曜日売り上げは1,013万ドル。ビリー・クラダップジョヴァンニ・リビージチャニング・テイタムスティーヴン・ドーフ共演。OPR 64.6(7/5)
[REVIEW]平和が続いていた氷河期、氷の下に広がっていた恐竜ワールドで起こる騒動を描く20世紀フォックス製アニメーション『アイス・エイジ3 ティラノのおとしもの』カルロス・サルダナマイケル・サーメイアー監督)が否定派優勢に終わっている。いくつか目を見張る場面もあるが、全体としては単調で退屈な物語。沢山の恐竜が登場し、チェイス場面もふんだんに盛り込まれているが、ストーリーテリングの魅力に欠いた演出は、結局子どもが喜ぶレヴェルでしかない。新鮮味のないキャラクターがどこかで観たような見せ場を創り上げているが、想像力が絶対的に乏しい。もはや映画という芸術ではなく多大な利益を生み出す“商品”であり、シリーズを続ける意義を問うた評も出ている。尤も、肯定派がいないわけではなく、3D用に作られた映像は迫力たっぷりで、特にアクション場面は見ものとのこと。リズミカルでテンポの速い編集も一定の評価。The Globe and Mail (Toronto)は最低レヴェルの判定で、アニメーション映画賞レースに絡むのは難しいだろう。注目の金曜日売り上げは1,700万ドル。レイ・ロマーノジョン・レグイザモデニス・リアリーサイモン・ペッグクイーン・ラティファ声の出演。OPR 48.7(7/5)
[BIG BOMB REVIEW]マンハッタンで花屋を営む女と新しいレストランオーナーの恋を描く『I Hate Valentine's Day』ニア・ヴァルダロス監督)が酷評に染まっている。これが監督デビュー作となるヴァルダロスの演出力不足を露呈した、極めて乱暴な一品。映画のセリフとは言い難い言葉の数々、一向に定まらないペース配分、シットコムにもなっていない喜劇のタイミング…ヴァルダロスの演出は素人レヴェル以下でしかなく、それはまるでロマンティック・コメディの体裁をとったホラー。物語にも独創的と呼べるものは見当たらず、エンドクレジットが流れてきてやっと笑みがこぼれる。ヴァルダロスは本業であるはずの演技も大雑把とのことで(兼主演)、散々な言われよう。相手役に「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」のジョン・コーベットを迎えたことから、同じ成功を狙ったはずだが、完全に不発に終わっていると言って良い。評を発表している媒体自体が少ないにも関わらず、吐き気を誘発するとしたChicago Readerを始め、New York Daily News、New York Post、The Onion (A.V. Club)、USA Todayが次々と最低レヴェルの評価を下し、大失敗作を連発するヴァルダロスにはラジー賞の呼び声も出ている。ジェームズ・ピュアフォイスティーヴン・ガリーノゾエ・カザンゲイリー・ウィルメス共演。OPR 18.7(7/5)
『The Wolfman』ジョー・ジョンストン監督)がゴシックホラーファンが満足できる仕上がりになっているとの噂(7/4)
『ハリー・ポッターと謎のプリンス』デヴィッド・イェーツ監督)で忘れ難い演技を披露しているのは、マイケル・ガンボンゲイリー・オールドマンとの声(7/4)
マット・デイモンの大幅増量が話題の『The Informant!』スティーヴン・ソダーバーグ監督)は意外や喜劇色の強い作り。幅広いそうに受け入れられることが期待されている(7/3)
経済問題に深く斬り込んだタイトル未定のマイケル・ムーア最新ドキュメンタリーは、再び議論を呼ぶこと必至との声(7/3)
『Weather Girl』ブレイン・ウィーヴァー監督)が夏のサプライズヒットになるのではないかと期待されている(7/2)
ミカエル・ハフストーム監督、ジョン・キューザックコン・リー渡辺謙ジェフリー・ディーン・モーガン出演のドラマ『Shanghai』の9月4日の公開が取り消しへ(7/2)
『James Cameron's アバター』ジェームズ・キャメロン監督)が期待通り革新的映像になっているとの声が出始めている(7/1)
高評価を受けた『Adventureland』グレッグ・モットーラ監督)によりクリステン・スチュワートの初候補を期待する声が挙がっているが、実現はないと見る向きが支配的(7/1)
『The Time Traveler's Wife』ロバート・シュウェンケ監督)のレイチェル・マクアダムスが溌剌とした演技を披露しているとの噂(6/30)
『(500)日のサマー』マーク・ウェッブ監督)は恋のキラメキを眩しく捉えた佳作。ジョセフ・ゴードン=レヴィットゾーイ・デシャネルが輝いているとの声(6/30)
ポール・ジャマッティの怪演が期待される『Cold Souls』ソフィー・バーセス監督)が“2009年の「エターナル・サンシャイン」”になる可能性を指摘されている(6/29)
[BOX OFFICE]June 26 - 28 weekend, 2009。見積(6/29)

 『トランスフォーマー リベンジ』が週末3日間だけで1億1,200万ドルを叩き出す猛烈なスタートダッシュを見せた。6,062万ドルを売り上げた初日の水曜日からの累計は、驚愕の2億124万ドル。製作費2億ドルを僅か5日間で回収してしまった。知名度が利用できる続編の理想と言える興行パフォーマンスで、具体的な数字で前作と比較すると、初日売り上げは同じく水曜封切だった前作が2,907万ドル、本作は6,062万ドル、週末3日間の売り上げは前作が7,050万ドル、本作が1億1,200万ドル、公開5日間の売り上げは前作が1億5,540万ドル、本作が2億124万ドルである。この勢いに業界内では4億ドルを射程圏内に捉えたとする分析が大半になっていて、今年のBox Officeの覇者になる可能性も高いだろう。出口調査では女性の割合が46%と、前作より上昇していて客層が広がっている。満足度でも「good」或いは「前作より面白い」としたものが91%を超えると言う。海外でも既に1億8,610万ドルを売り上げている。当然第3弾の製作もスムーズに行われるはず。シャイア・ラブーフミーガン・フォックスはさらにスターパワーを上昇させること確実。なお、本作の叩き出した記録をまとめると次のようになる。

 オープニングウィークエンド歴代第7位…1億1,200万ドル(1位 「ダークナイト」1億5,841万ドル)
 2009年オープニングウィークエンド第1位…1億1,200万ドル(2位 「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」8,505万ドル)
 水曜日売り上げ歴代第1位…6,062万ドル(2位 「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」4,423万ドル)
 木曜日売り上げ歴代第4位…2,861万ドル(1位 「スター・ウォーズ エピソード3」5,001万ドル)
 金曜日売り上げ歴代第10位…3,680万ドル(1位 「ダークナイト」6,716万ドル)
 土曜日売り上げ歴代第8位…4,060万ドル(1位 「スパイダーマン3」5,133万ドル)
 日曜日売り上げ歴代第6位…3,460万ドル(1位 「ダークナイト」4,359万ドル)
 オープニング3日間売り上げ歴代第3位…1億2,604万ドル(1位 「ダークナイト」1億5,841万ドル)
 オープニング4日間売り上げ歴代第2位…1億6,664万ドル(1位 「ダークナイト」1億8,290万ドル)
 オープニング5日間売り上げ歴代第2位…2億124万ドル(1位 「ダークナイト」2億377万ドル)
 6月オープニングウィークエンド歴代第1位…1億1,200万ドル(2位 「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」9,368万ドル)
 1億ドル到達スピード歴代第5位…3日間(1位 「ダークナイト」2日間 1億1,481万ドル)
 2億ドル到達スピード歴代第2位…5日間(1位 「ダークナイト」5日間 2億377万ドル)

 キャメロン・ディアス『私の中のあなた』は1,203万ドルで5位。これは業界の予測とほぼ同じ出足。特別派手な出足ではないが、題材を考えると妥当なところかもしれない。ただし、土日の落ち込みが激しく、持久力は期待できないだろう。なお、出口調査によると80%以上が女性で、この手の映画は平日が強いとのこと。

 限定封切作では、批評家絶賛の『The Hurt Locker』が4館でアヴェレージ36,000ドルとハイスコアをマーク。戦争映画ゆえ拡大公開にはさほど期待が持てないだろうが、まずは批評がそのまま数字となって表れた格好。ミシェル・ファイファー『Cheri』は76館でアヴェレージ5,368ドルと不発。今後の伸びは難しいだろう。その他『The Stoning of Soraya M.』が27館でアヴェレージ4,333ドル、『Quiet Chaos』が1館でアヴェレージ3,670ドルと、やはり苦しい出足になっている。

 前週トップの『あなたは私の婿になる』は45.1%ダウンを喫したが、累計は6,905万ドルに到達。1億ドルを射程圏内に捉えたと言って良い。『Year One』は70.4%ダウンと急降下。累計は3,220万ドルに留まっており、製作費6,000万ドルの回収は絶望的となった。『カールじいさんの空飛ぶ家』は2億5,000万ドルを通過。着地点は3億ドル前後だろう。『Away We Go』は一気に495館公開になり、10位に食い込んだが、アヴェレージは3,390ドルといたって平凡なものになった。製作費1,700万ドルの回収は厳しいのではないか。




Oscar Potential June 26, 2009
Cheri 主演女優賞:ミシェル・ファイファー
助演女優賞:キャシー・ベイツ
撮影賞、美術賞衣装デザイン賞、作曲賞
The Hurt Locker 作品賞
監督賞:キャサリン・ビグロー
主演男優賞:ジェレミー・レナー

助演男優賞:アンソニー・マッキー、ブライアン・ゲラティ
脚本賞撮影賞編集賞、美術賞、
視覚効果賞、録音賞音響効果賞
私の中のあなた 主演女優賞:キャメロン・ディアス
助演女優賞:アビゲイル・ブレスリン、ソフィア・ヴァジリーヴァ
The Stoning of Soraya M. 主演女優賞:ショーレ・アグダシュルー
Surveillance None
トランスフォーマー リベンジ 視覚効果賞録音賞音響効果賞、主題歌賞








My Movie Rating July 06, 2009
ウィッチマウンテン 地図から消された山
★★★ 画面作りは雑だし、設定が活かされていない部分も目立つが、(おそらく意識的ではない)チープ感が良い味に。血は似合わないが子どもが似合う主演男優も伸び伸び。
それでも恋するバルセロナ
★★★★ 恋愛が備えている可笑しさや苦味が情熱的なバルセロナの空気と愉快なケミストリーを見せる。人間の本能的な部分を喚起する技が楽しく、そのコクを堪能。
アパルーサの決闘 [DVD]
★★★ 小細工一切なし、直球勝負の西部の風景に主演男優ふたりが見事に映えている。尻軽にしか見えない女のせいで(演出ミス)「男のロマン」が陳腐に見えるのが難。
トランスフォーマー リベンジ
見かけはますます派手になっているが、演出・ストーリーはますます空虚に。戦闘場面の乱暴さが酷く、特にエジプトを破壊する山場に米国の嫌な体質を見た気分。
愛を読むひと
★★★ 「文芸ドラマ」として観て欲しいようだが、むしろ「メロドラマ」的楽しさがたっぷり。序盤の瑞々しさ、女が隠し通す「真実」の哀しみと青年が下す決断と苦悩に味わいあり。








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