Windows XP『回復コンソール』導入方法

WindowsXPに付属している機能で『回復コンソール』というものがある。

 『回復コンソール』はWindowsXPが起動しない時に、トラブルシューティングやファイルの救出を行う最終手段とも言うべき起動モードだ。
「コマンドプロンプト」と操作体系は似ているが、使用可能なコマンド(命令文)の数が違う。
『回復コンソール』には、ファイルの操作やディスクの管理に必要な最低限のコマンドしか用意されていないため、実行可能な操作が限定されている。

『回復コンソール』で実行可能な操作
HDD内のファイルやフォルダの削除やコピー、名前の変更
システム・サービスやドライバ・ソフトの有効/無効の設定
HDDのマスターブートレコードやブートセレクタの修復
HDDを複数のドライブに分割したり、ドライブを削除するなどのパーティション操作設定
「チェックディスク」によるHDDの検査

つまり、緊急用起動モードというわけである。。
『回復コンソール』の起動方法は、HDDから起動する方法と、起動用FDやWindowsXpセットアップCD−ROMから起動する方法がある。
不測の事態に陥る前に導入しておいても問題は無いだろう。

『回復コンソール』をHDDに導入する手順は以下の通りである。
作業はインターネットに接続した状態で実行するのが望ましい。

『回復コンソール』導入手順
WindowsXPセットアップCD−ROMをドライブにセットし、
『スタート』メニュー→『ファイル名を指定して実行』を選択する。
「名前」欄に半角で
d:\i386\winnt32.exe(半角スペース)/cmdcons(「d:」はCD−ROMドライブ名)と入力する。
「OK」をクリックする。
「Windowsセットアップ」ダイアログが表示されるので、
「はい(Y)」ボタンをクリックする。
この時、インターネットに接続していれば、更新ファイルの検索・ダウンロードが行われた後にセットアップが実行される。
「正しくインストールされました」と表示されたら、「OK」ボタンをクリックする。
これで、セットアップ完了となる。

『回復コンソール』をHDDに導入すると、起動ドライブ(通常は「C:」)のルートディレクトリに「cmdcons」というフォルダが作成される。この中に『回復コンソール』の起動に必要なドライバソフト等が保存されている。


次に『回復コンソール』でパソコンを起動する方法を説明しておくとしよう。

『回復コンソール』がHDDにインストールされた環境では、パソコンの起動時に「オペレーティングシステムの選択」画面(起動メニュー)が表示される。
ここで、「Microsoft Windows XP 回復コンソール」の項目を[↑][↓]のキーを使って選択し、「Enter」キーを押す。
続いて、キーボードの種類を特定する。
メッセージに従い、該当するキーを押す。
たいていは106/109キーの日本語キーボードを使用しているので「半角/全角」キーを押せばいい。
特定されたキーボードの種類を確認し、間違いがなければ[Y]キーを押す。
ログオンするシステム項目を選択する。
「Microsoft Windows XP(TM) 回復コンソール」の画面が表示されたら、「1:C:\WINDOWS」に表示されるシステム項目の中から目的のもの(通常は「C:\Wi\WINDOWS」と表示されているもの)に対応するキーを押す。
次に、「Administratorのパスワードを入力してください:」のすぐ横にAdministratorアカウントに設定したパスワードを半角で入力して[Enter]キーを押す。
C:\WINDOWS>」という文字列が表示されれば、起動プロセスは完了である。
『回復コンソール』を終了するには、コマンド入力画面で半角で「exit」と入力(「C:\WINDOWS>exit_」という状態にする)、[Enter]キーを押せば、『回復コンソール』が終了すると同時にパソコンが再起動される。

※『回復コンソール』における基本操作

『回復コンソール』では、コマンドと呼ばれる文字列を使用して各種操作を行う。
そのため。使用できるコマンドが限られているので、以下に記しておく。左側がそのコマンド、右側がその説明だ。

attrib ファイル/ディレクトリ(フォルダ)の属性を変更する
batch ファイル内にテキスト文書形式で記述されているコマンドを実行する
bootcfg 「boot.ini」の修復を行う
cd(chdir) カレントディレクトリ(現在のフォルダ)を移動する
chkdsk 「チェックディスク」を実行してHDDのエラーを検出・修復する
cls 画面の表示をクリアする
copy ファイルをコピーする
del(delete) ファイルを削除する
dir カレントディレクトリ(現在のフォルダ)にあるファイル/ディレクトリを一覧表示する
disable 有効になっているシステムサービスやドライバソフトを無効にする
diskpart HDDのボリュームの作成・削除を行う
enable 無効になっているシステムサービスやドライバソフトを有効にする
exit 『回復コンソール』を終了してパソコンを再起動する
expand セットアップファイル(拡張子「.cab」)の中からファイルを抽出する
fixboot ブートレコードをブートパーティションに書き込む
fixmbr マスターブートレコードを修復する
format HDDをフォーマットする
help 『回復コンソール』で使用可能なコマンドの一覧を表示する
listsvc システムに登録されているサービスやドライバソフトを一覧を表示する
logon ログオン可能なシステム項目を検出し、そのシステムにログオンする
map 各種ドライブの容量など他の情報を表示する
md(mkdir) ディレクトリを作成する
more 画面にテキスト(文字)情報を表示する
net ネットワーク上の共有ディレクトリをドライブ化して参照可能にする
rd(rmdir) ディレクトリを削除する
ren(rename) ファイル/ディレクトリの名前を変更する
systemroot WindowsXpを導入したディレクトリをカレントディレクトリにする
type 画面にテキスト(文字)情報を表示する
set 環境変数オプションを有効にする

以上が使用可能なコマンドとその説明だ。


※「カレントディレクトリ」とは何か?

 『回復コンソール』でパソコンを起動してシステムにログオンすると、「C:\WINDOWS>」のなどのように表示される。
これを「プロンプト」と呼び、「>」に続けて半角でコマンドの文字列を入力し、[Enter]キーを押して操作する
プロンプトの「>」の左側に表示されるのが現在のディレクトリという意味で「カレントディレクトリ」と呼ばれるのだ。
つまり、C:\WINDOWSが「カレントディレクトリ」なのである。
「カレントディレクトリ」内のファイル/ディレクトリについてはそのまま参照可能だが、「カレントディレクトリ」以外の場所(ディレクトリ)にあるファイル/ディレクトリについては、フルパス名を指定しなければ、原則として参照不可能である。


1.「カレントディレクトリ」を移動するコマンドについて


「カレントディレクトリ」を移動する場合は、「プロンプト」に続けて半角で「cd(半角スペース)」と入力し、さらに移動先のディレクトリ名を入力して[Enter]キーを押す。

「カレントディレクトリ」の下層にあるディレクトリについてはそのまま入力すればよいが、そうでないディレクトリに関してはドライブ名を含むフルパス名で指定する必要がある。
(例)C:\WINDOWS>cd sysytem32(この場合はsysytem32に移動する事を命令している)

・そのほか、「cd(半角スペース)\」や「cd(半角スペース)..」といった指定も可能である。

尚、この場合はファイル/ディレクトリ名の前後を半角の「”」で囲まなければエラーとなる。
(例)C:\WINDOWS>cd ..(一つ上の階層のディレクトリに移動)
(例)C:\WINDOWS>cd \(ドライブのルートディレクトリに移動)

2.ドライブを移動する方法

ドライブを移動する場合は、「プロンプト」に続けて半角で「a:」などと入力し、[Enter]キーを押す。
つまり、目的のドライブ名(コロン付き)を半角で入力し、[Enter]キーを押すのである。

3.「カレントディレクトリ」内のファイル/ディレクトリを参照する方法

「カレントディレクトリ」内のファイル/ディレクトリを参照する場合は、「プロンプト」に続けて半角で「dir」と入力し、[Enter]キーを押す。
すると、「カレントディレクトリ」内に含まれるファイル/ディレクトリが一覧で表示される。
[Enter]キーを押すと1行ずつスクロールでき、[スペース]キーを押すと1画面ずつスクロールできる。
[ESC]キーを押すと処理が終了する。

4.コマンドのヘルプを参照する方法

『回復コンソール』で使用できるコマンドの一覧(上記)は、「プロンプト」に続けて半角で「help」と入力し、[Enter]キーを押すと確認できる。
(例)C:\WINDOWS>help

また、特定のコマンドに続けて半角で「(半角スペース)/?」と入力して[Enter]キーを押すと、そのコマンドの機能や使用可能なオプションスイッチの情報を確認できる。
(例)C:\WINDOWS>dir /?

5.ファイルをコピーする方法

ファイルをコピーする場合は、「copy」コマンドを使用する。その書式は下の通りである。
copy c:\windows\test.txt a:\
この書式を左から順に説明すると、コマンド本体、半角スペース、コピーするファイルのフルパス名、半角スペース、コピー先のディレクトリまたはドライブのフルパス名となる。

6.『回復コンソール』への自動ログオンを可能にする方法

『回復コンソール』モードでパソコンを起動するには、「Administrator」ユーザーのパスワードを入力してWindowsXPのシステムにログオンしなければならない。
だが、レジストリの設定を変更すると、パスワードを入力せずにログオンすることが可能になる(しかし、この設定はセキュリティ的には問題がある)。

レジストリの設定を変更する為に、「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択する。
「名前」欄に半角で「regedit」と入力する。
[OK]ボタンをクリックすることで、レジストリエディタが起動する。
レジストリエディタの左ウィンドウでHKEY_LOCAL_MACHINE→SOFTWARE→Microsoft→Windows NT→CurrentVersion→Setup→RecoveryConsoleキー(フォルダ)をたどって開き、選択する。
右ウィンドウにある「SecurityLevel」アイコンをダブルクリックする。
表示されたダイアログの「16進数」にチェックを入れる。
「値のデータ」欄に半角で「」を入力する。
「OK」ボタンをクリックする。
右ウィンドウにある「SetCommand」アイコンをダブルクリックする。
10 表示されたダイアログの「16進数」にチェックを入れる。
11 「値のデータ」欄に半角で「」を入力する。
12 「OK」ボタンをクリックする。
13 最後にウィンドウ右上の[×]ボタンを押してレジストリエディタを終了すれば、設定は完了である。

WindowsXP Professionalであれば、「ローカルセキュリティ設定」で、上記の@〜Lと同様の設定を行う事が可能である。

「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し、「名前」欄に半角で「secpol.msc」と入力して「OK」ボタンをクリックして「ローカルセキュリティ設定」を起動させる。
「ローカルセキュリティ設定」の左ウィンドウで「セキュリティの設定」→「ローカルポリシー」→「セキュリティオプション」と階層をたどり選択する。
「回復コンソール:自動管理ログオンを許可する」をダブルクリックする。
表示されたダイアログの「有効」にチェックを入れる。
「OK」ボタンをクリックする。
「回復コンソール:すべてのドライブとフォルダに、フロッピーのコピーとアクセスを許可する」をダブルクリックする。
表示されたダイアログの「有効」にチェックを入れる。
「OK」ボタンをクリックする。
ウィンドウ右上の[×]ボタンを押して閉じれば、レジストリの内容が変更され、自動ログオンが可能になる。

次に説明するのは、実際に『回復コンソール』を使用する場合の操作だ。
それを順に説明しておこう。

1.HDD内のファイルをFDにバックアップできるようにする方法
初期状態の『回復コンソール』では、いくつかの機能が制限されている。
つまり、特定のディレクトリしか参照できず、HDD内のファイルをFDにコピーできないのである。
C:\>copy test.txt a:
アクセスが拒否されました。
と、左のように表示される。
だが、レジストリの設定を変更する事で制限を解除し、さらに「set」コマンドで環境変数オプションを適用すれば、各種操作が可能になる。
これを行うには、先に述べたレジストリエディタを使用しての設定で「SetCommand」アイコンの「値のデータ」欄に半角で「1」を入力していることが前提だ。

HDD内のファイルをFDにバックアップするには?
先に述べた方法で『回復コンソール』を起動する。
コマンドが入力できる状態になったら、半角で「set(半角スペース)AllowAllPaths(半角スペース)=(半角スペース)true」と入力し、[Enter]キーを押して実行する。
ちゃんと入力していれば「C:\>set AllowAllPaths = true」と画面に表示される。
以上でHDD内のすべてのディレクトリ(フォルダ)やファイルにアクセス可能になる。
続いて半角で「set(半角スペース)AllowRemovableMedia(半角スペース))=(半角スペース)true」と入力し、[Enter]キーを押して実行する。
ちゃんと入力していれば「C:\>set AllowRemovableMedia = true」と画面に表示される。
これでHDD内のファイルをFDにコピー可能になる。
C:\>copy test.txt a:
1 ファイルをコピーしました。
」などと画面に表示される

batch」コマンドを使用して環境変数の処理を簡略化する方法
『回復コンソール』で使用可能なコマンドの一つに「batch」がある。
これはテキスト形式のファイル内に記述されたコマンドをまとめて実行するためのものである。
この機能を使用すれば、「set」コマンドを使った環境変数オプションの登録が楽になる。
その手順は以下の通りである。
「スタート」メニュー→「ファイル名を指定して実行」を選択し、「名前」欄に半角で「notepad(半角スペース)c:\windows\set.txt」と入力し、「OK」ボタンをクリックする。
確認ダイアログで「はい(Y)」を押して「メモ帳」を起動する。
「メモ帳」の編集ウィンドウに以下のコマンド(文字列はすべて半角で、各文字列の最後に[Enter]キーを押して改行すること)を記述する。
set AllowWildCards = true
set AllowAllPaths = true
set AllowRemovableMedia = true
set NoCopyPrompt = true
上記コマンドの記述が済んだら、ウィンドウ右上の[×]ボタンをクリックし、保存の確認ダイアログで「はい(Y)」を押す。
これで、「C:¥WINDOWS」フォルダ内に「set.txt」というファイルが作成される。

「bath」コマンドでファイル内のコマンドを実行する操作
『回復コンソール』を起動し、半角で「batch(半角スペース)c:\windows\set.txt」と入力して、[Enter]キーを押す。
C:\WINDOWS>bath c:\windows\set.txt」と画面に表示されるはずだ。
この場合の「c:\windows\set.txt」は、上記@〜Eの操作で作成されたファイルのフルパス名である。
これで、「set.txt」内のコマンドが実行され、HDDからFDへのファイルコピーをはじめ、各種機能が有効になる。
これを確認するには、半角で「set」と入力(「C:\WINDOWS>set」と画面に表示)し、[Enter]キーを押してみるといい。
「=」の右辺すべて「TRUE」と表示されていれば、適切に処理が実行されている。

トラブルの解消方法

1.キーボード&マウスが使用不可能というトラブルを解消する方法
システム自体は起動するが、マウスもキーボードも使用不可能というトラブルが、PS/2タイプのマウスやキーボードのドライバソフトを導入した際に発生する事がある。
これを解消するには、以下の通りに作業を進めるといい。
『回復コンソール』でパソコンを起動する。
「プロンプト」に続けて半角で「listsvc」と入力し(「C:\WINDOWS>listsvc」の画面表示になる)、[Enter]キーを押す。
システムサービスやドライバソフトが一覧で表示されるので、[Enter]キーなどを押してスクロールし、「i8042prt」という項目を探す。
その時、右側に「無効」と表示されている場合はPS/2ポートのドライバソフトが無効になっているのである。
i8042prt」ポートのドライバソフトが無効になっていた場合、半角で「enable(半角スペース)i8042prt(半角スペース)service_sysytem_start」と入力し、[Enter]キーを押す。
その際の画面表示は「C:\WINDOWS>enable i8042prt service_sysytem_start」となる。
これで、PS/2ポートのドライバソフトが有効になる。
半角で「exit」と入力し(「C:\WINDOWS>exit_」の画面表示になる)、[Enter]キーを押して、パソコンを再起動すれば、トラブルが解消される。

2.「ファイルの破損で起動不可能!?」という問題を解消する方法
WindowsXpの起動時に「NTLDR is missing」と表示されて起動不可能になったり、ロゴ画面が表示されずに再起動が繰り返されたりする場合がある。
この場合、起動に必要なファイルが破損している可能性がある。
これを修復するには、以下の通りに作業を進める。
NTLDR is missing」と表示されて起動不可能な場合のトラブル解消方法
『回復コンソール』を起動し、ドライブにWindowsXpのセットアップCD−ROMをセットする。
半角で「d:」(CD−ROMをセットしたドライブ名)と入力して(「C:\WINDOWS>d:」の画面表示)、[Enter]キーを押す。
続いて半角で「cd(半角スペース)i386」と入力(「D:\>cd i386」の画面表示)して[Enter]キーを押す。
さらに続いて半角で「copy(半角スペース)ntldr(半角スペース)c:」と入力(「D:\i386>copy ntldr c:」の画面表示)して[Enter]キーを押す。
「ntldrを上書きしますか?(Yes/No/All):」の確認が画面に表示されるので、[Y]キーを押す。
「ntldr」が上書きされる。
最後に半角で「exit」と入力(「D:\i386>exit_」の画面表示)し、[Enter]キーを押し、パソコンを再起動すれば、トラブルが解消される。
「ロゴ画面が表示されずに再起動が繰り返されたりする」場合のトラブル解消方法
この場合は「ntdetect.com」というファイルが破損している可能性が高い。
その解消方法は以下の通りである。
『回復コンソール』を起動し、ドライブにWindowsXpのセットアップCD−ROMをセットする。
カレントディレクトリを「D:\i386」(「D:」はセットアップCD−ROMをセットしたドライブ名)にする。
半角で「copy(半角スペース)ntdetct.com(半角スペース)c:」と入力して[Enter]キーを押す。
「D:\i386>copy ntdetct.com c:」の画面表示の下に、
ntdetct.com を上書きしますか?(Yes/No/All):」という確認メッセージが表示されるので、[Y]キーを押す。
最後に半角で「exit」と入力(「D:\i386>exit_」の画面表示)し、[Enter]キーを押し、パソコンを再起動すれば、トラブルが解消される。

3.HDDのエラーを総合的にチェック&修復する方法
『回復コンソール』には、起動に関わる重要な部分を修復する機能がある。
また、ディスク内のファイルの状態をチェックし、問題が見つかった場合に復元してくれる「chkdsk」コマンドも実行可能だ。
「ブートセクタ」を修復する方法
『回復コンソール』を起動し、プロンプトに続けて半角で「fixboot」と入力し、[Enter]キーを押す。
画面表示は「C:\WINDOWS>fixboot」となる。
すると、この下に
「ターゲットパーティションは、C: です。
新しいブートセクタをパーティション C: に書き込みますか?」と確認メッセージが表示されるので、[Y]キーを押し、[Enter]キーを押せば、ブートセクタが書き換えられる。
その後、半角で「exit」と入力し、パソコンを再起動すれば、トラブルが解消される。
「マスターブートレコード」を修復する方法
HDDのパーティション情報などを格納している「マスターブートレコード」が破損すると、システムが起動不能に陥る。
これを修復するには次のように作業を進める。
『回復コンソール』を起動し、プロンプトに続けて半角で「fixmbr」と入力し、[Enter]キーを押す。
画面表示は「C:\WINDOWS>fixmbr」となる。
警告文に続いてその下に、「新しいMBRを書き込みますか?」というと確認メッセージが表示されるので、[Y]キーを押し、[Enter]キーを押せばいい。
その後、半角で「exit」と入力し、パソコンを再起動すれば、トラブルが解消される。
「chkdsk」コマンドでHDDのチェックと回復を実行する方法
HDD内のファイル/フォルダの整合性確認や問題箇所の修復には、「chkdsk」を使用する。
『回復コンソール』を起動し、プロンプトに続けて半角で「chkdsk(半角スペース)/r(半角スペース)c:」と入力(
画面表示は「C:\WINDOWS>chkdsk /r c:」となる)し、[Enter]キーを押す。
「C」ドライブのチェックがスタートする。
問題箇所が見つかった場合、可能であれば修復が試みられる。
その後、半角で「exit」と入力し、パソコンを再起動すれば、トラブルが解消される。

 『回復コンソール』は、万が一のトラブルに見舞われた時には便利な機能だが、操作を間違えない事が重要だ。

 WindowsXPはNTFSという特殊な形式でファイルディレクトリの管理を行っているために、HDDに異常が発生した場合は起動すら出来ない。
 WindowsXPのNTFSには、そういう弱点があるのだ。
ゆえに、市販されている各種バックアップ・ソフトやシステムユーティリティ・ソフトをインストールし、トラブルの予防をする事が重要なのである。

 WindowsMeまでのFAT32という形式ならば、HDDに異常が発生した場合においてもMS−DOSで起動して、データを救出する事が可能だった。

 市販されている各種バックアップ・ソフトやシステムユーティリティ・ソフトをインストールしているなら、『回復コンソール』は必要ないだろう。