畏敬の声 (啼き声)

 深い森から響いてくる重低音。その声には自然を敬い畏れさせる力があります。夜行性のシマフクロウが存在をアピールする唯一の方法が啼き声といえるでしょう。
 夜の闇から届く声には、オスとメスの違い、大人と子どもの違いなどの情報が含まれています。外敵への脅しや結婚相手を誘い込むときにも声を発します。また、なわばり宣言にも使われます。そして子育ての始まりは、オスとメスの啼き交わしからです。
 典型的な声は、「ヴーヴー、ヴォー」と、1羽の鳥が啼いているように聞こえます。最初の二声がオス、後の一声がメス。オスとメスが啼き交わす声なのです。  
      「啼き交わし」をするメス


ちょこっと知識(よく鳴く季節)
 シマフクロウの声は、条件がよければ、2〜3km先まで届きます。静かに耳を澄ましていると、夜の様々な音に紛れ、野太いシマフクロウの声を聞くことがあります。
 オスとメスの啼き交わしは、一年を通して聞くことができます。しかし、季節でその頻度は変わります。子育ての時期に当たる2月から6月にかけてが多いようです。その後少なくなります。それでも個体差があるようで、よく啼くカップルもいます


 
    NPO法人 シマフクロウ・エイド
北海道厚岸郡浜中町茶内若葉2−36
TEL&FAX 0153-65-2183
since 2008