Angel Student Grant

アニメーションを用いた
環境問題への意識向上プログラムの製作

(工学部 地球総合工学科 環境工学科目) 藤原和也
E-mail:bpaso702@tcct.zaq.ne.jp



2004.01.21 Update

1.はじめに 最近、アニメーションによるサイエンスコンテンツの製作が注目されています。非常に複雑な事象(たとえば、立体的取り扱いが必要な系)に対して、その教育的効果は計り知れないものがあります。
しかし、アニメーションを用いたサイエンスコンテンツはそれほど多くありません。
この理由として、

@アニメーションの製作には特殊な技術が要求されるということ、

Aアニメーションとサイエンスが文化として遠いこと、が考えられます。


@に関しては、習得に時間のかからないソフトウェア(FlashやPREMIER等)が販売されており、バリアは下がったと思われます。しかし、アニメーションとサイエンスとの間には未だに大きな隔たりがあります。サイエンスに携わる研究者の中で、アニメーションを製作する能力を併せ持っている人はあまり多くありません。このため研究者はアニメーションの効果を知りながら、アニメーションを活用できないでいるのです。正しいサイエンスの見識を備えた研究者が、アニメーションを用いてサイエンスコンテンツを製作し発信することができるようになれば、その効果は非常に大きいと予想されます。

2.ASGでの課題

@ アニメーション製作能力を有する人材の育成プログラムを開発する
A 環境アニメーションを製作する
B 製作したアニメーションが環境問題に対する意識向上に有用かどうかのアンケートを行う


3.実施方法

アニメーションを製作するには、描画ソフトやアニメーション製作ソフトを使用する技術が必要とされます。高い描画技術やアニメーション技術を有し、自分のイメージした通りに表現ができる技術者を育成するのは、極めて難しいと思われます。
これまでにVBL5FフロアでIllustrator講習会を数回行いました。


図1 受講生が作成した絵



図2 講習会のアドバイザーが作成した絵


この講習会により、短期間で高レベルの技術を有する人材を育成することに成功しています。このときに培った技術者育成のプログラムやアドバイザーとしての経験を生かせば、アニメーションの技術を有する人材も育成することができると考えています。そこでIllustratorとFlashの講習会を行い、アニメーション技術者の育成に取り組みます。Flashの参考書を購入して使用方法の勉強を行うなど、講習会の準備をすでに進めています。講習会は毎月1回行うことを予定しています。1回の講習で数名のアニメーション技術者を育成し、来年5月までに30名程度の育成を目指します。また基本技術だけでなく応用技術も習得するために、講習会参加者を中心としてアニメーション製作の合宿などを行います。 環境アニメーションの製作には、アニメーション技術だけでなく環境に対する見識も必要であると考えています。アニメーション技術者の育成だけでなく環境に関する勉強会を行い、環境の見識を養います。勉強会は毎週1回行うことを予定しています。本年10月から12月頃までを第1段階、来年1月から4月頃までを第2段階として進めていきます。第1段階では「環境をどのように捉えるか」といった基本的な内容を扱います。第2段階では特定の環境問題をテーマに選び、議論を発展させていきます。勉強会は環境に関連する書籍を用いて進めていきます。 その後、育成した技術者と共に環境アニメーションを製作し、大阪大学の生協などで公開します。さらに製作したアニメーションが環境問題に対する意識向上に有用かどうかのアンケートを行います。

4.プレゼンテーション用資料

発表資料(Power Point)