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陽だまりのお布団
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陽だまりに お布団干して
ほっとするうた まどろんで |
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春 |
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「なごみ」 木枯らしで 月をみがいた ススキの穂も やがて ときを ゆるし やわらかく 染まる 春浅い あかねぞら 2004/02/20 「通学路」 ガサガサ 落ち葉を 踏んだ ジョグジョグ 雪を 踏んだ パリパリ 氷を 踏んだ サクサク 霜柱を 踏んで 歩いた ふと気が付くと 下ばかり見て 歩いていた 見上げると けやきの木が みんな 並んで まるで 電線で あやとりを しているみたいだ 低い木の上では 鳥が くわえて来た 春風の糸を しっかりと 括り付けている 忙しそうだった 2004/ 2/20 「はるのうた」 並んで咲いた チューリップ 横に五本の線引けば どんな お歌になるでしょう 白いちょうちょが やってきて ひらひら リズムをとりながら 赤や 黄色や ひとつずつ 覗いて そっとならしては ふわふわ 歌っていたけれど ちょうちょの声は 聞こえない 誰も知らない 春の歌 だけどみんなが 歌ってる 聞こえないけど ほんとだよ 「目覚」 あの花 咲いた この花 咲いた 枯れてた 枝に 色が 目覚めた わたしの 目の中に 光、一粒 増えた 2004/ 3/21 「春の雨」 木や 地面や そこいらじゅうで 木枯らしに吹かれ 固まった 色たちを 春の雨は 少しずつ 溶いていった いろんな 緑が、 息を吹き返して いろんな 花が、 生まれて たくさんの色が揃った。 「春支度」 風は樹に吹き 樹は雨を呼ぶ 細かな枝先で 流れる雲を絡め取り 雨粒を集めて太らせ 水を大地へ招きよせる 草や花たちに おめざの お白湯を やるために 2004/ 3/30 「パッチ・ワーク haru」 春の午後は 気だるく 花びらの 渦 くるくると 踊るように 追いかける 少女 ふわりと 消えそうな 浮かんだ 綿毛 流れる 先に ここで 終わりと 緑 萌ゆる木 「桜吹雪」 かぜ おどる 散り降る 桜 巻き上げて 行き惑う ひと いとおしい かたち もてあそぶ 影 花の渦 暮ゆく時を 押し留め 春のなきがら 抱けど 毀れぬ 2004/ 4/ |
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| 夏 |
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「笑う家族」
深緑の青空に 腹を抱えて 身を捩って みんなで 延々と 笑い転げる 鯉のぼり 2004/04/23 「夏」 空の どこかに 海が ありそで 両手 広げて 遠くまで 行ける 1時間目の プール ドキドキ ひんやり 丘の 上には かげろう ゆらゆら 日盛りの 畑 渡りゆく 風 夏より 速く 駆け下りるんだ ぼくの 髪は 風になってく 入道雲 低く 雨の においが 焼けた アスファルト 濡らす おおつぶ 野リスになって すべり台の 下 雨宿り してた 夏は あのまま 終わらないんだ 「夏の空へ」 おっきな 雲と わざとらしく青い空と 他所から吹いてきた風が 「旅に出ようと」 口笛吹いた だから、急いでシーツを洗う 物干し竿に 帆を張って ベランダ号は 漕ぎ出した 「ゆうぐれ」 ひぐらしの声は 遠い夏に 帰れる扉が 開いている音 とどかないところに。 2003/ 7/ 2 「 大きな樹」 すってはいて 空気を 抱いて しとしと雨を 受けて 抱いて いろんな息吹を 森ごと 抱いて ゆらゆら 根っこの 苔の上で 座って一人で いる私にも 少しずつ ほろほろ 光をこぼして くれている。 2003/ 6/20 「電車に乗って」 晴れた日には 電車の先頭に乗ろう ぴかぴかな 線路には あんなに細いところなのに 空の青 雲の白が ちゃんと 映ってる がたごと 楽しそうに 踊りながら 着いて来る くねくね カーブの形に 踊る空は 楽しい 2003/ 7/17 「青い朝」 雨上がりの 晴れ渡る朝 かっ と青い空が まだ濡れた コンクリートに どこまでも どこまでも 映り込んでいる 大きな鏡のように はねた光は 空気のなかに 青い色を 振り撒いて そこは 海になっていた 私は あぶくを吐きながら トビウオに なりながら いつもの道を急ぎます 2003/ 7/28 「ネジバナ」 シンデレラのちょうちょたち 飛び立った後の芝生には くるりと振ったステッキの 螺旋の跡が残ってます かわいいピンクの呪文 空に向かっていくすじも 2004/ 7/ 2 「梅雨の頃」 梅畑は 照る日にほだされて 樹についたまんま 梅の実が 酒になってくようでした。 いいにおいです。 うっえへっへ・・・ 酔っ払ってしまいそう。 2004/06/23 |
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| 秋 |
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「秋」
ゆく秋が 寂しい 金木犀は 甘い 欅が やがて 空を 掃いても 寄り添う 冬が 心 深める しまい忘れた ものの 色は 眠る 雪に 抱かれ また廻る 日まで 2003/10/ 2 「こはるび」 こはるびの 蜜の光に 布団干す 寝るのは ほかほか トーストの上 おいしい 夢 見られるかな? 2003/10/23 「ふぉうる・だんす」 小さな木の実や 落ち葉たちは、 くるくる踊って 降りてくる 小春日の中 楽しそうに それは何の喜びか 積もった落ち葉の 暖かさ 次の命をはぐくむ為に そこに新たに 芽生える為に 2003/10/24 「銀のホルン」 月の夜 銀のホルンを 吹きました 外では 秋の虫の声 くるんと丸い 銀のホルン まあるい銀の 月の音 月と 虫と 銀のホルン 秋の夜の歌 謡います 2004/09/03 「残刻」 水着の肌に 太陽の烙印 シャツ越しの背中で 陽射しに応えて 私を呼ぶのは 旅立っていく夏 時打つ心 君が遠い 台風が 夏を破いていく だから台風の後ろを ついて来るのは 千切れた 夏のカケラ 台風が連れて帰る夏よ、さようなら 秋の空は 高い 2004/09/19 |
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| 冬 |
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「雪」
匂い 心 音さえも 白く覆ってしまう 雪の白さ その下に眠るものを 守る優しさ 冷たく、 あるいは 暖かい 2003/11/20 「雪」 広い海に 降る雪は 青い水面に 吸い込まれて 降っても 降っても 白い世界は 創れない 深い山に 降る雪は ・・・・・其処はもう、 音さえ白い 誰も見なくも 雪は降る 何のために 積もるのかな 積もった雪のその下で 根や 芽は 動き始めてる 雪は きっと 春のステージを 準備する時の 白い幕なんだ 2003/12/20 「群れすずめ」 冬には冬のたのしみが あると気づいた晴れた ごご 枯れ野 ひだまり 語らう ぬくもり ふわふわ ぽよぽよ 群れすずめ 2003/12/21 「包」 冬枯れの 大木 高い梢に 残る大きな鳥の巣 丸く包み込む かたち 一枝 一枝 咥えて来て 造り上げられ 大切な物が 抱かれ 守られた 暖かな記憶が 冷たい風の中に 誇っている 2004/ 2/13 「本当の冬」 君と落ち葉降る秋に歩いた路 低い街路樹に 見つけた 小さな鳥の巣 本物の冬が来た日 木枯らしに千切れた お古の鳥の巣 君と見つけた鳥の巣が 崩れて無くなってしまったよ ああ あの枯木立 小鳥たちの ささやかな暮らし あったかい思い出を 無くしてしまった 2006/01/09 |
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「やくそく」
「こんどは、あたしが、おかあさんになるね」 何のことか聞いてみれば、小さな娘は、いつか 母である私の、「おかあさん」に なってくれるそうだ。 「今度は、おかあさんが あんたの おなかに はいるの?」 「うん」 それなら、二人とも天使になったら ずっと こうやって、手をつないでいようね。 はぐれないように。 いっぱい空を 飛ぼうね。 天使になれるように、二人とも いい子でいなくちゃね。 手をつないで 歩きながら 約束した。 2003/ 4/ 4 「飛翔」 目を閉じて 音を塞いで この世界から 飛び出そう 髪を 解いて 隠してた 角を シャツの背中に 小さく畳んでた 重たい翼を この風に預けよう 誰にも見えては いないんだ さざ波の 生まれる場所を 北風の 終わる場所を 知っていたはず 体は 千々になって 様々な息吹と 交じり合い 呼吸の意味すら 無くなって・・・ 飛び出そう みんな 置いて 「ゆめごころ」 シャボン玉を膨らます時 吹き込むのは 心なんだと思う 小さかった私は いつも虹色で 大きなシャボン玉を 吹いた 理屈っぽい K君は 幾ら大きく吹けても 色の無いやつ ばっかりで 悔しがっていたんだから あれはきっと ゆめごころ 今はどんなに 心を込めてみても 虹色には 膨らまない 沢山の ゆめごころ 私の胸で 眠ったまんま 空は 飛べなくなったみたい ・・・シャボンの泡は 汚れを捕まえ 弾けながら 洗濯物を 綺麗にしていく 大人になった 私の心も こうやって 弾けていったのかな 弾けた心の 少しでも 誰かに伝わって いて欲しい 2004/1/21 「パズル」 一つ除いて ぐちゃぐちゃな絵を かたかたずらして 並び替える 絵合わせパズルを 知っている? 最後の所のやりかたを? そう、そう、 最後になればなるほど、 それまでの絵を 一瞬 壊して進まなければ できないの。 どんどん壊れていくように 感じているかも知れないね ダイジョウブ。 できるんです。 きっと、あなたの笑った顔。 (悩める友へ) 2003/ 9/ 2 「オーロラ」 オーロラは、北の空に出る時、 ずっと南の空にも 必ず一緒に 出るって 聞いた 地球で一番 離れているのに。 一人ぼっちじゃ ないんだね。 私の心の オーロラも きっと何処かで 歌っている 遠い 見たこともない 知らない所で 同じ時に 2003/ 9/21 「両目でウインク」 投げキッスと ウィンクと 「そうだよ」と 「いいんだよ」と 「ありがとう」と むぎゅう と みんな混ぜたぐらいの 気持ち 入ってる 不器用だから 伝わらなくって いいんだ 笑ってくれれば 2003/10/28 「月」 「えび満月」を 食べながら ふと 夜の空 目をやった ほんとは 月に棲む って 海老かもね・・・・・ ははは・・・ お月さん 目を細めて 笑われた 今夜の月は 三日月だ 2003/10/31 「クレマチス」 よじ登り 這い上がり 空を鷲掴みにしようと クレマチスの蕾は 開くのです だから 垣根のそこかしこ 千切れた空が 咲いている 2004/5/4 |

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