↓まだ海の色がコバルトの時代


これは先日私が古本屋で発見した「パソコンパラダイス」創刊号、1991年8月号です。右は最近の号。
何を血迷ったのか、この一冊をもとに「あの頃」を振り返るページを作成します。
(最新号の表紙はオフィシャルですらこれより小さくしか載っていないので遠慮して最新号よりちょっと古い号の表紙です。)
おことわり
私は正直、エロゲーのことは全然分かりません。やったことがないわけではないのですが20年のパソコン暦でも
リビドーの2本を含まなくても4本(X68000版ドラゴンナイト2,SEEK2、Kanon,機械仕掛けの館)しか手をつけたことがなく、最後までプレイしたのはドラゴンナイト2だけ、有名なToHeartも未だに実機での画面を見たことが無いというていたらくです。別にエロが嫌いなわけじゃないです。単に時間がかかりすぎるゲームが苦手なんです。まあ確かにかつてはエロゲーを嫌っていたのは認めますが若気の至りということで見逃してくださいお代官様 だから「お前エロゲーのことわかっちゃいねえよ、だいたいなあ・・・」とか思われるかもしれませんがご勘弁。(間違いの指摘はどしどしお願いします)
第一回:当時のパソコン、どんなのがあったかな。
今からごらんいただくのは、最新号と創刊号におけるソフトの仕様表示です。
2004年6月号「ライク・ライフ」の商品仕様表示
1991年8月号(創刊号)作品紹介第一弾「ELLE」商品仕様表示
こうして比較してみると、表示が全く異なることがわかります。
現在の表示にはパソコンそのものの指定はなく、対応OSや必要スペック表示であるのに対し、創刊号においてはパソコンの種類そのものが指定されています。
ここで、1991年当時のパソコン事情を解説いたします。
当時、日本国内では、パソコンの規格はメーカー各社が独自に作っているのがまだ普通であり、基本的に互換性はありませんでした。
よって、ソフトもメーカーごとに違うパソコンそれぞれ用につくるのが普通でした。
(「MSX」は例外で、アスキーが提唱した共通規格による安価なホビーパソコン。各社が作っていた)
つまり創刊号での表示は、今で言えば家庭用ゲーム機の機種表示のようなものと考えられるでしょう。
そんな時代の中で圧倒的シェアを誇っていたのはNECのPC-9801です。その他にマニア向けホビーパソコンX68000とFM-TOWNS、安価なホビーパソコンMSX,PC9801の前身であるPC-8801,今でも使われているAppleのMacintosh、などがシェアを分け合っており、もちろんお互いに同じソフトは動きません。しかし1995年、あのWindows95の登場により状況は一変します。
ソフトの開発は、パソコンそのものにあわせて作るのではなくWindowsにあわせてつくるようにすればいいということになりました。各電機メーカーも「Windowsの動くパソコン」をつくるようになり、「メーカー独自のパソコン」というのは殆ど消えてなくなってしまい、かつて覇権を取っていたPC98すら消滅してしまいました。
で、現在のパソコンは、Windowsさえ搭載していれば、クロック数、メモリ容量、画面表示性能などのスペックに着目し、目的にあわせた性能の製品を選ぶのが一般的です。車と一緒ですね。 基本的に我々消費者は「メーカー」は意識せずに(してもいいけど)パソコンを自由に選ぶことができます。(稀に相性問題があるのは困ったもんだが)
ところで、ここでは窺い知る事はできない、1991年当時のパソコンのスペックとは、現在のそれと比較してどの程度だったのでしょうか。
大まかに数字であらわすと、
100分の1程度です。現在(2004年5月)のパソコンの平均的なスペックといえば、
クロック2GHz以上、メモリーは256MBでも少ないくらい、HDDは内臓型が80GBのものが10、000円しません。しかし当時は
クロックは20MHz前後、メモリーは2MBあればかなり上等、HDDは内蔵型40MBのものが80、000円もしたので搭載していないパソコンもありました。ていうかそれが普通でした。恐るべきは技術の進歩。
特に凄いのはなんといってもハードディスク。数字だけで比較しますと、容量は1/2000、値段は8倍だから
16000分の1(ドッゲエッ)!
でも、青少年の健全な夢と健全なリビドーは今も昔も変わりません。ああ、若人に未来あれ。
参考資料:
パソコンパラダイス1991年8月号(創刊号)
パソコンパラダイス2004年6月号
Oh!X1991年8月号
あちこちのサイト