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下野竜也指揮読響
下野竜也は金聖響と並ぶ若手指揮者の実力者で、読売日本交響楽団(読響)の実質的な常任指揮者の立場にある。下野さんは一遍聴いてみたかったのだが、演目が僕には難しいものが多くて及び腰になっていた。今回は比較的親しみ易い曲が並んだので、これを逃すまいと席を押さえた。
前日の第104回東京芸術劇場マチネーシリーズと同一プログラム。インターネットで切符を買ってみたが届いてみるとクラシックの切符には似つかわしくない券面でがっかりしてしまった。読響は本当に久し振りで7年振り位だ。当日は6〜7割程度の入りでやや空席が目立つ。
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みなとみらいホリデー名曲コンサート・シリーズ
R.ホーネック・モーツァルト協奏曲シリーズIII
ラヴェル:「古風なメヌエット」
モーツァルト:バイオリン協奏曲第一番
(休憩)
モーツァルト:バイオリン協奏曲第五番
ラヴェル:「ダフニスとクロエ」第二組曲
ライナー・ホーネック(バイオリン)
下野竜也(しものたつや、指揮)
読売日本交響楽団
横浜みなとみらいホール大ホール
2008(平成20)年10月13日月曜日(祝)14時開演
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一曲目からしてきちっとした合奏と筋の通った音ですっかり聴き入ってしまった。モーツァルトでは更に引き締まって合奏芸術の粋を堪能出来た。
モーツァルトでソロをとったライナー・ホーネックはウィーン・フィルのコンサートマスターということだったが、こうした独奏者としての演奏は殆ど余興といった風であり、余りやかましく言うのは憚れる様に思った。丁度ウィーンのオペラが来日していて、如何にもその合間を縫っての出演だったからと気遣われる様な、覚悟していた通りのそういう出来であった。
メインの「ダフニスとクロエ」第二組曲は予習の為にCDで始めて聴いてすっかり気に入ってしまった。それだけに実演で聴けることに相当の期待を持って臨んで、それがすっかり上塗りされて改めて曲に惚れ直してしまった。
手許のCDでは儚さと華麗さとが前面に出ていたと思うが、今回演奏会で聴いたものはもっと力強さと手応えがあって、元々バレエ組曲だったという出自を強く感じさせた。トメとハネ、メリとハリが利いた颯爽とした演奏だった。
曲の端々まで神経が通った様な演奏を聴き大変に満足したが、その手柄は指揮者に帰したいと思う。この指揮者を常任的な扱いで迎えているオーケストラが上手いのは当然というべきかも知れない。機会があったら是非また聴きたい。
(Tsusei, 17 June 2009)
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裏白
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