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モーツァルトのソナタ15番K545、その後

 去年2006年の9月11日にピアノを再開して、これまでモーツァルトとドビュッシーとショパンにも挑戦してきた訳だが、今年の4月になって年度が変わったのを契機としてまたモーツァルトに戻って、そのピアノソナタの中でも最も平易とされる15番K545に取り組み始めて早ひと月半になった。状況は、悪化の一途である。
 丁度ひと月前の記事で「順調」と書いたのは実感だったのだが、如何にそれが甘かったか、その後の30日間で嫌と言う程思い知らされている。

 一番の問題は基礎的な指先の技術が無い事だ。これは十数年前の中断前と変わらないと言って良い。元々無いものをこれから積み上げようということであり、従って難儀するのは当然だったのだ。それが曲を聞き覚えていたお陰で何となく最初の方がすらっと弾けてしまったから、大いなる勘違いを起こしてしまった。
 とに角指が回らないのだ。そして直ぐへたる。左手の活躍する部分なんかはもう散々である。

 これを要するに数ヶ月という様な単位で解決する問題ではない。だからこの曲は今月末で一旦終わらせる積もりである。全部弾ければ万々歳だが、そこまではとても辿り着かないだろう。辛うじて形になるかどうか。せめてその辺まではもっていきたい。
 ただこの曲を弾いていて他の曲へ与える影響はあった様に思う。何といっても同じ作曲家のソナタ11番K331が相当の改善を見た。ソナタ15番K545そのものが練習曲の様な役割を果たしてくれている。となると続けて弾きたい気持ちにもなるのだが、中途半端に形になって満足するのが怖いから寧ろ未完のまま寝かす方が良い様な気がするのである。

(Tsusei, 17 May 2007)

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裏白