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個と組織 サッカーW杯ドイツ大会に送り込まれた日本代表は日本史上最強チームと謳われた。選手個々の実力がこれまでになく充実しており、また監督がその個を尊重して型にはめ込む様な戦術を採らないとされたからである。従って本大会では組織に捉われない選手の個性が存分に発揮されることが期待されていた。 しかし、実際のところ「組織に捉われない」ということが多くの局面で誤解されていたのではないかと思う。
それは日本以外の国の代表がどの様なサッカーをしていたか、随分見た後だからそう思う。「組織に捉われない」ということは非常に問題のある表現で、寧ろ求めるべきは「組織を踏まえて」ということだったのではないか。 そして、個と組織の問題は或いは今日本の社会に起こりつつあることの様な気がした。日本という括りで出場したサッカーのエリート集団に見えたことはその儘日本社会に拡大灯影出来るか。だとしたら、サッカーで起こった結末は日本の社会にも待っているのか。 そうした中、昨8月9日に新しい監督を迎えた日本代表が実戦デビューした。サッカーには光明が見えた。日本社会はどうだ。 (Tsusei, 10 August 2006)
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