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ピアノを弾く
ピアノを時々弾いている。演奏までいかない、音符が形になる程度で、実際はそれすらも危うい水準ではあるが、弾いているという自覚とプライドにとっては十分な栄養だ。
大捕り物になったソナタの次に挑戦したのは、ドビュッシーだ。6曲組の組曲「子供の領分」の中の第6曲で、比較的易しいとされる「ゴリウォーグのケークウォーク」という曲だ。これも選択の基準は聞き覚えていたから。短い曲なのも重要なポイントだった。プロだったら3分強で弾いてしまうし、楽譜も5ページだからいけると思った。
こうなるとすっかり一端気取りで、折角だからショパンでも弾いてやろう等と邪念を起こし、実行してしまった。「子犬のワルツ」として知られるワルツ第6番作品64の1である。難しくはないらしいし知らなくもない曲だから思い切って弾いてみた。楽譜も全部で4ページだからそれ程長くない。これなら何とかなりそうな気はした。 ショパンと並行して弾いたドビュッシーとは、「子供の領分」第5曲の「小さな羊飼い」である。簡素でゆっくりで2ページしかない作品だが実に美しい曲だ。然も先に弾いた曲と併せて組曲の後半三曲が纏まるというおまけ付きだ。この曲も十分な位聞き覚えていたからそれ程時間も掛からず形になった。
今はモーツァルトの別のソナタを練習している。作曲者自身が「初心者のための」と銘打ったという15番K545だ。11番K331の泥沼にいた頃今弾くべきはこっちだと思って実際少し手を着けてもみた。が、知らない曲を読譜から仕上げられる程上手くない訳で、結局知っていることを優先して11番K311に戻ってしまった。その後15番K545のCDを買ってきて聴き込んだので、満を持して取り掛かったということにしておこう。 (Tsusei, 15 April 2007)
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