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ベテラン力士 この間大相撲の中継を見ていて「おっ」と思ったのは若の里と魁皇、二人のベテラン力士である。若の里はまだ30を少し越えたところだから魁皇と並べてベテラン力士と括るにはかわいそうな所だが、しかしこの二人は仕切りの時の基本動作に目を見張るものがあったのである。 先ず若の里は股割りが素晴らしかった。左右の膝が殆ど水平になる程に開いて蹲踞から立ち上がる姿勢が美しい。それから魁皇は四股である。上げた片足を一度静止させてから踏み込むメリハリの利いた力強い四股は、最強の横綱朝青龍や新横綱白鵬でも必ずしもしないところである。
というか若の里や魁皇は、そうした相撲の基礎運動の中に基本の美しさを本能的に感じているのではないかと思う。この二人の力士に相撲の強固な「型」を見る気がするのである。 怪我が多くても長く続けているのには基本という裏付けがあったからとも言える。幕内にはもう一人、北桜という関取がいてこちらは魁皇より更に一つ年長だ。北桜の仕切りは気迫溢れるものでそれに圧されて基本動作の形まで良く見ていなかったが、長く相撲を取れているということは若の里や魁皇と同じ辺りに良さがあるのかも知れない。今度良く見ておきたいと思う。 (Tsusei, 20 July 2007)
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