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クルト・ザンデルリンク

 9月11日にクルト・ザンデルリンク指揮バイエルン放送交響楽団演奏のブルックナー「ロマンティック交響曲」のCDが発売される事になって、いよいよザンデルリンクを始めて聴く事になりそうだ。

 まず録音が1994年と新しいのが良い。実況録音らしいがバイエルン放送の録ったものだそうだから安心だ。それからオーケストラが良い。バイエルン放送交響楽団は潤沢な予算を放送局から得て極めて高い質を維持している管弦楽団なのである。

 そこへ指揮者のクルト・ザンデルリンクだ。
 祖国ドイツをナチスに追われてソ連に亡命し、戦後はレニングラード・フィルハーモニーから東独を中心に活躍したザンデルリンクは、ドイツ音楽の保守本流と看做されている。
 僕はずっとこの指揮者を聴いてみたいと思っていたが、それはこの指揮者の令名が殆どドレスデン時代に吹き込んだブラームスの交響曲全集によって築かれたものではないか、と思われる位ブラームスの評判が良いからである。

 ブラームスではなくブルックナーからこの指揮者を知る事になりそうだが、それでも特段過不足あるまいと思っている。

(Tsusei, 23 August 2005)

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