|
チェルニー:30番練習曲 ピアノを弾くには物理的に指が動かなければならなくて、それは基本的にスポーツと同じに日々のトレーニングに依っている。こればかりは洋の東西、時代の古今を問わず同じなので、練習曲という分野に沢山の作品が供給される事になるのである。
僕も指の鍛錬のため、昔まだピアノのレッスンに通っていた頃に使っていた練習曲を引っ張り出してきて、再開後にまた始めからやり直している。それがチェルニーの30番練習曲だ。 当時どれ程この練習曲に苦しんだか、今でもそれは先生の書き込みという形で譜面に生々しく刻まれている。そして30曲中半分手前辺りで僕はレッスンを止め、残りは放棄され真っ更なままである。
そして今、また苦しんでいる。だって、ちゃんと弾けないから。まず全部の音符を音にするのに一苦労である。どうやら全部の音符が鳴っても強弱だのスタッカートだのレガートだのは置き去りである。そしてテンポが遅過ぎる。楽譜に指定の速度と比べると特急と各停くらいの差がある。 (Tsusei, 28 April 2007)
|