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あった、名鉄3800形のプラキット

 昨日は品切れと言われた名鉄3800形のプラキットを諦め切れずに、今日は別の模型店へ行ってみた。そうしたらあった、あった。白い厚紙の箱で8箱くらい積んであった。こういうものだったのか。

 然もその模型店では、キットの中身をダンボール製の特製ボードに貼り付けて見本展示してあった。まさしく僕が求めていた様な構成ではないか。鉄道模型のプラスチックキットの老舗、グリーンマックス社のカスタムキットを髣髴とさせる充実の内容だった。

 しかし、高い。いや少量生産品としては比較的安い方だ。寧ろ非常に安い部類だ。が、二両セット、パンタグラフと台車は別売りで2500円強は、僕には高い。

 その2500円でプラキットを買ったとして、じゃあ君のそのバクハツヘアーはどうする積もりだい。散髪代に回した方が良くはないかね。
 まさにその通り、しかし・・・。
 少なくとも四度は箱の前で立ち止まり、三度は見本をしげしげ眺め、最後にとうとう一箱手にとって―元に戻した。やっぱり今は駄目だ。買っちゃいけない。

 不思議な事に、一度手に取ると、もう惜しくなかった。棚に戻してもへいちゃらだった。傍から見れば敗者だが、自分の中では買った気分に、いや勝った気分になった。

 という訳で結果としては今日も手ぶらで帰ってきたが、もう充分満喫した。堪能した。

(Tsusei, 30 July 2005)

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裏白