2003年 観閲式での陸上自衛隊

写真提供・解説 「組長」
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  「くにさき」は輸送艦です。

 2003/10/20〜25、海上自衛隊の観閲式のため、艦船の事前一般公開がありました。
 その中で「くにさき」という大型輸送艦の公開がありまして、陸上自衛隊の災害派遣展示を併せて実施していました。
 思いがけず初めて見た車輌があったので、このページを作成することにしました。

 さて、陸好きな人たちには馴染みの少ない船舶の話になりますが、ご覧のように空母のような作りになっていて、甲板や内部の格納庫にかなりのスペースがあり、そこに様々な車輌などを積むことができる、まさに「陸自のための輸送艦」と言っても良いのが、この「くにさき」であります。
 略式名も「LST(Landing Ship Tank)」と、戦車を揚陸するための艦であることが嬉しいですね。
 実際に揚陸させるには、埠頭などに接岸する必要がありますが、ホバークラフト型のエアクッション艇が2隻搭載されているので、90式戦車なら1輌、その他車輌なら4輌まで揚陸させることができます。
と言うことは、60tを積めるホバークラフトなのかっ、スゴイぞっ、海自っっ

  92式浮橋 参考資料:PANZER誌'02/01


 「くにさき」内部の格納庫で展示されていた(というか格納されてた)92式浮橋です。
 浮橋というくらいですから、浮きます(笑)。いわゆる流水のある河川で、戦車をはじめとする車輌を迅速に渡河させるための「イカダ」みたいなもので、いくつかのパーツを数台の車輌に搭載しています。
 写真は動力ボートを積んだ車輌です。

  81式自走架柱柱 参考資料:PANZER誌'02/01


 これも「くにさき」内部の格納庫で展示されていました。81式自走架柱橋です。浮きません(笑)(笑)(笑)
 柱を立てながら橋を架ける装置で、比較的浅い河で活躍すると思われます。
 各師団に随伴していて、6輌が標準的に配備されているようです。全長60mの橋を架けることができます。

  野外炊具1号


 ここからは、甲板に展示されていた車輌を紹介します。

 一応、車輌でしょう。現代版「フィールド・キッチン」ですね(笑)。
 よく知らないので、側にあった案内をそのまま掲載しますと、

 「重量2t 200人分の炊事を約45分以内に実施可能。焼き物を除くあらゆる調理が可能。道路上を走りながら炊事することができる。」

 とのことです。なかなか頼れるヤツですね。

  96式装輪装甲車


 これは和光の広報センターでも展示されていた96式装輪装甲車です。
 実際に運用されている車輌ですので、部隊略称が書かれていますね。よくわかりませんが、隊員とのお話では練馬から来ている部隊ということなので、第1普通科連隊の車輌ではないかと思います。
 10名の乗車が可能だそうです。車体側面に小さい窓がありますが、カーテンが引かれていて中は見えません。不思議と窓はあってもガンポートがありません。

  82式化学防護車


 おそらく第1化学防護隊の車輌です。
 この車輌は、後で紹介する82式指揮通信車を改良して、空気や泥などから汚染物質の分析を行う装置を搭載した車輌です。
 外観での見分けがなかなか難しいんですが、車体後部側面にネットが取り付けられているところで判断しましょう。

  82式指揮通信車 参考文献:PANZER誌'02/01


 82式指揮通信車です。おそらく司令部付隊の車輌です。
 「中は撮るな」と言われましたが、案外撮れていて良かったですね。
 国産初の装輪装甲車でして、先にご覧頂いた96式装輪装甲車などと違って、特殊部隊の指揮や射撃管制用のコマンドポストとして専用設計/開発されたようです。
 運転席には、前輪のフェンダー部分の足掛けから車体上面のハッチを利用して乗り込むそうです。
 普通、この手の車輌は装甲車のベース車輌にするんですが、車体が小さいため、上で解説した82式化学防護車と87式偵察警戒車のみのバリエーションとなっているそうです。

  軽装甲機動車


 これも和光で見た車輌ですね。
 やっぱり「中を撮るな」と言われました(笑)。(もっとやんわりとですが)
 ま、見るには見れたので良いです。指揮通信車と違ってガランとしていたので、そんなに興味深い内部ではなかった記憶です。
 しかし、天井に丸いハッチがありまして、ただのハッチなのにクルクル回転していました。むむむっ、さては後から小さい砲塔を乗せようと思っているなっ(笑)。

おしまい



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