1/16 MACHINE GUNNER(GREATCORT) TAMIYA
制作
今回初めて1/16のフィギュアを作ってみたわけですが、いかがでしょうか?大きなフィギュアということで、制作に当たってのポイントとなった部分を紹介しましょう。
まず顔。基本的に塗装方法は1/35と同じですが、今回は目を入れます。目の塗り分けについてもモールドされているので、そんなに難しくはなかったんですが、わたしの行った方法を一応紹介します。
ラッカー系の白で白目を塗ります。この時、意識して上下両まぶたからハミ出すようにしました。次に黒目を入れます。一応ドイツ人なので、黒ではなくジャーマングレー(アクリル系)にしてみました。これも少々ハミ出しても良いかと思います。ただし、目の焦点はキチンと決まるように注意します。
その後、ラッカー系のフレッシュを使って、まぶたを塗装して顔全体を塗装しました。この状態までくると人形の顔らしくなります。続いて、目の輪郭を入れます。エナメル系の黒を墨入れする要領でまず白目とまぶたの隙間に流し、少し上下まぶたが黒くなるようにします。これで目の書込みは完了。
続いて顔全体を仕上げるため、眉を入れます。眉はモールドされている部分だけ色が付くように、アクリル系のハルレッドでドライブラシしました。ちょっと薄いくらいにしておくと良いでしょう。それから、大きなフィギュアなので顎を髭っぽく少し青くします。これはラッカー系フレッシュ(顔を塗装した色)に極少量の青(インディブルーを使用)を混ぜて、リターダーで薄めて塗装しました。この時点では多少わざとらしくても良いと思います。
最後の仕上げで顔全体の表情を塗装します。基本的には皺を出せば良いんですが、一緒に影になる部分を暗くすることも狙ってみました。エナメル系のレッドブラウンをウオッシングできる程度に薄めて、目を避けて全体を2回くらいナデます。この時点で皺や影になる部分を認識できます。ある程度乾燥してから、色を濃くしたい部分を中心にリタッチしていきます。ちょっと暗いなと感じるくらいが良いでしょう。乾燥したら多少明るくなりますからね。この作業を納得するまで続けて、最終的にアクリル溶剤を綿棒に含ませて、頬と鼻の頭を軽く拭いて完成です。
次に全体を組み立てます。説明書を見て、組み立てる前に塗装する部分とそーでない部分を決めます。今回は、両腕は後にすることとしました。それと、コートの下になるズボンを先に塗装します。ここは完成後には見えなくなるので、良い練習になります。
さて、その塗装ですが、全体はアクリル系フィールドグレーですね。各モールドにはエナメル系フラットブラックを流し込んでいます。当然衣服にも濃淡を付けるんですが、今回は大きいので「淡」の部分だけ塗装しました。これも顎髭の時と同じように、ベースとなった色に少量のデッキタンを混ぜて、薄目にしてドライブラシしました。薄くするのは、ブラシしてる間に滲んで良い案配になるからです。その後、装備品などを丁寧に塗り分け、個別にドライブラシで汚します。この時に特にこだわったのは、各装備品の質感ですね。皮製品、木製品、布製品、金属製品です。皮製品の場合はハルレッド、布製品の場合はバフ、金属の場合はシルバーで軽くドライブラシします。木製品(この作例では折り畳み式スコップ)の場合、ベースにアクリル系デザートイエロー、木目を出すためにエナメル系レッドブラウンで適当に斜めに色を乗せ、最後にエナメル溶剤で軽くなぞっています。
人形の担いでいるMG42ですが、驚きの超ディテールっ(笑)です。どんな塗装しても格好良く見えるでしょうね。1/35では黒に銀のブラシとかしますが、今回は思い切って銀色になるように心がけました。ベース色は、アクリル系フラットブラックで、強引ですがラッカー系焼鉄色でハードにドライブラシ、最後にアクリルマーカーのシルバーを塗料皿に出してハードにドライブラシしてあります。
最後に全体的にまとめですが、ここまで書いてきた手法だと下地まで出てしまいそうな塗装方法なんですが、わたしはそれを防ぐために、ベース色を厚く塗装(いかにも筆塗りって感じ)しています。それからアクリル系塗料をコートの塗装で使用したため、手で触ってるとテカテカになってしまいました。失敗。後からトップコートで艶を消しましたが顔の艶も無くなってしまいました。この辺りは次回作に期待ですね(笑)。