1/35 Sd.Kfz.2 Kleines Kettenkraftrad TAMIYA (参考文献:PANZER 90/7号)
ケッテンクラートとは正式名称「クライネ・ケッテンクラフト・ラート(小型履帯オートバイ)」の略称で、正式配備の前には「クライナー・ケッテンクラフト・ヴァーゲン(小型履帯車両)」と言われていました。1941年から1944年まで8345輌生産されたそうです。
外観上の特徴は、前部がオートバイ、後部がキャタピラ(履帯)となっているところで、車輌分類としても最小のハーフトラックに位置付けられます。ステアリングはフロントフォークを平行四辺形のスイングアームで支える、実際のオートバイとは違った仕組みです。履帯部は、一連の戦車/ハーフトラックと同様に複合転輪を採用して接地圧を均一にし、サスペンションは当時としては高級なトーションバー方式。ドイツのハーフトラックではステアリングと履帯による連動(ステアリングブレーキ)を採用していまして、ケッテンクラートにも受け継がれています。
キットはタミヤの再販でストレートに組み立て、フロントタイヤのフェンダーの支柱を0.45ミリの針金で、ハンドル上のカバーをアルミホイルで、右グリップから出ているワイヤーを真鍮メッシュをほぐした物で追加工作しています。右の実車写真ですが、ボービントン戦車博物館に展示されているものです。運転席がカバーされていて見えないのが残念ですが、他のAFVとの大きさの対比が面白いですね。(写真提供:くまさん 無断転載禁止)