1/35 兵隊さんのフィギュアを作ろうっ

作例:組長

  0.まずはウンチクですかっ

 ミリタリーのプラモデルの世界は面白い世界で、右の写真のように兵隊さんだけのセットが売られてますね。これは多分、ジオラマなどの情景作品を作るために用意されているんでしょう。動きのあるポーズが再現されていて、1つ1つがとても見ごたえがある模型だと思います。
 そこで「フィギュアを作ろう」と題して、いつも脇役になりがちな兵隊さんの作り方をドドーーーンと公開しちゃう企画です。(言う程のもんではないけど(笑))
 一応、初心者さん向けということで(笑)

 今回は右写真「タミヤ MM192 アメリカ歩兵攻撃セット」をチョイス。中でも矢印の「副分隊長さん」を作ることにします。

 だれから教わったのかは覚えてないんですが、フィギュアは基本的に組み立ててから塗装するそうです。フィギュアのポーズによって筆が届かなくて塗れない部分が出てくるんですが、そーいうところは完成しても見えませんので気にしない(笑)。
 車輌に乗せるフィギュアなんかだと、ハンドルとかも最初にフィギュアとして組立てたりしますが、それぞれのフィギュアのポーズとか持っている物とかいろいろ考えて、応用するのが良いと思います。

 それでは、作例をご覧ください。

  1.パーツの確認

 左の写真は、中のランナーに付いている状態の副分隊長さん。
 下半身、上半身、腕、頭というように分かれています。だいたいどのキットでもこんな感じに分かれています。
 パーツを切り離す時は、パーツギリギリで切るのではなく、右写真のように少し湯口(ランナーと繋がっている部分)を残すように切り離します。
 写真ではニッパーの刃がパーツ側に向いてますが、一般的には刃の向きは反対にすると良いといわれています。
 この切り離しについては、どんなプラモデルでも共通しているやり方ですので、覚えておくと便利ですね。

  2.パーツの整形

 切り離したパーツを綺麗に整形しないといけません。上の2枚は、左側に切り離したパーツ、右側に整形が必要な部分を示しています。比較して見てください。
 赤丸で囲っている部分が切り離しの時にわざと残した湯口。赤線でトレースしている部分がパーティングライン。パーティングラインというのは、メーカーさんの金型の合わせ目の跡です。当然ですが、写真で写っていない反対側にもあります。
 これらはカッターナイフで処理します。湯口はそのままパーツぎりぎりで切断すればOKです。ニッパーとカッターでは切断面が違いますから、このように2段階の作業をするわけです。
 パーティングラインは、カッターの刃を立てて擦り取ります。ガリガリと擦ればそのうちパーツの面と同じになります。

 そーして整形したパーツが左の写真です。多少パーティングラインの跡が見えますが、このくらいまで削れば、あとは好みでペーパーなどを使って整形すれば良いと思います。

  3.組立て

 各パーツを2の作業を繰り返して、右写真のように組み立ててしまいます。
 組み立てると言っても、フィギュアの場合は接着剤で貼り固める訳ですが、必ず接着面がピタッと合うとは限りません。接着する前に各パーツの角度などをよく確認してから組み立てるようにします。

 それから、接着した部分(特に肩など)に隙間が開かないよう、意識して接着剤をハミ出させるのが、わたしのやり方(笑)。ハミ出た分は、乾く前にテロンって拭き取ると、隙間なく組立てできます。
 しかし頭パーツは、首周りが狭いのでそーはいきませんから、流し込み式の接着剤で半乾きの時になぞるようにして埋めていくようにしています。

  4.塗装(顔)

 フィギユアの塗装は「内側から順番に塗る」のが定番です。従って、肌から塗装します。
 左の写真のように肌色を塗ります。肌色は後から色が落ちないようにラッカー系塗料を使っています。写真では首周りがハミ出てますが、あまりハミ出さないように塗るのが良いと思います。
 乾燥したら、エナメル塗料のレッドブラウンで肌色の部分をウォッシング(*1)します。ウォッシングが乾燥したら、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で凸部を拭き取ると、右写真のように表情だけが残ります。(*1)墨入れと同じように塗料を薄めて、全体に塗装します。
 

  5.塗装(全体1)

 さて、顔が出来たら髪の毛なんですが、これが迷うっ(笑)。今回は金髪さんを作ることにして、ベース色をカーキ、レッドブラウンで墨入れしてみました(笑)どんなもんでっしゃろか(笑)。
 あとは、全体を指定されている色で塗装します。身に付けている衣服1つ1つを意識して丁寧に塗装するところがポイントになります。
 このフィギュアの場合は自立するので、乾燥の間も立てておけば良いんですが、自立しないフィギュアの場合だと、完成後に見えなくなる部分に穴を開けて、支柱(針金)を入れて何かで固定しましょう。

  6.塗装(全体2)

 5のままだとノペっとしているので、凸凹を塗装します。先ずは左写真のように凹に黒で墨入れします。ここでのポイントは、影がハッキリしている部分はわかり易いように濃い目にすること。写真の例では襟元や吊りベルトのところ。衣類として違うパーツというのを強調します。
 続いて凸を明るい色、今回はタンでドライブラシします。右写真のように少し襟元のディテールがハッキリするのがわかると思います。
 ドライブラシで墨入れ部分が弱くなった場合は、再度墨入れをして、各ディテールを強調しましょう。

  7.完成

 最後に、装備品を付けて完成です。装備品については、それぞれの素材の質感が出るように塗装します。
 例えば左写真のガンホルダーは皮製だとか、銃のもち手の部分は木製だとか、そーいうのを考えて塗装するだけで、随分違いが出ると思います。

 このままだと、ちょっと全体にテカテカしていますので、つや消しのスプレーなどを全体に吹き付けると良いと思います。今回は割愛(笑)、あと5体あるからね(笑)全部作ってからやりますっ(笑)

 完成したフィギュアは、右下写真のように戦車などの横に並べるだけで、臨場感が出ます。さすが副分隊長っ。ただの机の上だけど、めっちゃ緊迫してますね(笑)

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