音楽夜話

バイロイト音楽祭2008 その1




バイロイト祝祭劇場
  バイロイト祝祭劇場の正面

 3年ぶりにドイツ・バイエルン州バイロイトにワーグナー・フェスティヴァルを見に出かけた。前回は2005年で、その時のことは、このHPの「音楽夜話」に7回にわたって書いた。初めてバイロイトに行ったのは2003年である。この時のことも書いてある。
 今回は独りで出かけたが、現地で同好の士と出会い、楽しい旅となった。ただ今回は、「トリスタンとイゾルデ」を除いて、他の演目は私には初めて見る演出だったので、それなりに興味深く、また考えることも多かった。

8月7日(木)
 私はそれほど多く海外旅行をしているわけではない。基本的にはパックツアーはあまり利用しない。しかし、いつも誰かと一緒であるか、現地で知り合いと一緒になる場合が多い。全く独りでの旅となると、今回が初めてかもしれない。まずは成田のANAカウンターでチェックイン。以前はチェックインの前にスーツケースの検査があったのだが、それがない。ANAカウンターの前で並んで待つだけだ。eチケットなので機械で自動的にチェックインしようとしたが、できない。「伝えることがある」と画面に出た。カウンターの女性にそのことを告げると、私が搭乗を予定しているNT209便はオーバーブッキンギしているので、エールフランスでパリに行き、パリでニュルンベルク行きに乗り継いでくれないかと言う。これだとニュルンベルク到着は約50分遅れになるそうだ。私はフランクフルトで飛行機を乗り継いでニュルンベルクに行き、ニュルンベルク中央駅に出て、DB(ドイツ鉄道)に乗り継いでバイロイトへ行くので遅れるのは困る。そう伝えたら、元のNT209に乗れるように手配してくれた。
 スーツケースの重量は23キロで制限重量を3キロオーバーしていたが、何も言われなかった。ドコモのカウンターで持っている携帯電話がドイツでもそのまま使えるかどうか調べてもらったら、大丈夫とのこと。搭乗ゲートのそばの電気店にiPOD用の小型スピーカーがあり購入。単4電池4本なので、大きな音はしないし、スピーカーも小さいので持ち運びには手軽だ。ホテルの部屋で聴くのだ。

 離陸は正午ごろ。飛行時間は約10時間。機内では、横山秀夫原作の映画「半落ち」と外国映画1本を見たほかは、ヨハン・ニコラウス・フォルケルの「バッハの生涯と芸術」(柴田治三郎訳、1988年、岩波文庫)を読む。
 フランクフルト着は現地時間午後5時近く。夏時間で時差は7時間。日本時間で夜中の零時である。入国審査を済ませる。ニュルンベルク行きはB10ゲート。案内表示に従って行くと、手荷物検査所の所で表示が消えている。名札を下げた女性に訊くと、ここで検査を済ませて、B10ヘ行くのだという。待合所には日本人が7、8人いる。この時期にニュルンベルク便に乗る日本人は、おそらくバイロイトへ行くのだろう。ゲートがB19に変更になったとのアナウンスがあり、移動すると、出発時間も当初の17:55から16:30に変更になっている。フランクフルトは結構暑い。半袖でも汗ばんでくる。出発の前日、インターネットではミュンヘンは気温が低い時で17度、暑くなれば30度を超えるが、大体25,6度とあった。寒いかもしれないと、荷物にフリースのセーターや長袖の登山用上着を加えておいた。

 ニュルンベルク着は19:50。前回までは2人だったので、空港からバイロイトまでタクシーを利用したが、今回は1人なので空港からUバーンでニュルンベルク中央駅に出て、DBでバイロイトに行くことにした。だが、空港のUバーン乗り場は地下だ。そこでタクシーに乗った。16EURO、日本円で2000円ほどである。中央駅では切符売り場がわからず、カウンターに並んでいる人に訊くと、そこは乗車券売り場ではないという。その人が指差した方に売り場があり、そちらに回ると、かなり並んでいる。バイロイト行きは20:50。チケットはやはり16EURO。16番線。ホームにはやはり空港で顔を見かけた日本人がいた。ニュルンベルクからバイロイトまでは1時間ほどだから、21:50には着くと思ったが、途中で2度長い停車があり、着いたのは22:30ぐらいだ。駅前からタクシーでアルベナ・コングレスホテルへ。チェックインは23時に近かった。荷物を整理して午前1時過ぎに就寝。 (続きへ)

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Last Update:2008/08/21
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