寥川亭随筆
年賀状あれこれ
元日には年賀状が来る。年頭の句や歌を記している人が多くなった。そこで、無断で申し訳ないが、紹介する。皆さん、うまい。
今少し先まで行かむ初暦 笠原淳
鈴つけしましろき犬や恵方道 詩朗
浜に出て五尺四寸初日浴ぶ 古田哲弥
元旦や洟水すゝる老いた妻 車谷長吉
鷺一羽中洲にたつや草もみじ 並木貢
宵山を夫の手をとり泳ぎけり 千葉保子
尼寺の結界ここより石蕗の花 千葉裕
尾を立てて猫の散歩の雪晴れ間 千葉裕
寄るばかり引くことのない年の波 武玉川
波を忘れて鱚(きす)を釣る夏 こうじ
新しき年を迎へる喜びもいつしか淡く酒盃重ねつ 持田鋼一郎
み空より傘寿のひかりふりそそぎつゆ瑠璃光となりにけるかも 前登志夫
郷里で長年、コウノトリの世話をしてきた松島興治郎さんからの賀状も沁みた。
「昨年九月漸く野生復帰に向けて試験放鳥が行われました。あんなに多くの人たちの眼差しに見守られて見事に飛び立つことができました。飼育下を離れたコウノトリたちは今元気に飛躍し、これから大いなる期待を膨らませてくれています。名鳥の復活は故郷を元気にしてくれるでしょう。新しい年の始まりがコウノトリの回帰の年となることを祈念して、この日まで支えていただいた皆様とともに新年を祝福したいと存じます。」 (2006/01/01)
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Last Update:2006/01/01
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